簿記 3 級 2027年度版
商工会議所簿記検定試験 3 級の出題区分表に沿って、簿記の基本原理から諸取引の処理・決算・株式会社会計まで。区分表の項目はどれかのノートが必ず扱います。
登録しなくても、このページからすべてのノートを読めます。みならいノート(無料)に取り込むと、ノートに書かれた問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
商工会議所簿記検定試験 3 級に向けたノート集です。
1 ノート = 1 論点、「本試験で取り違えやすい分かれ目」ごとに 1 枚のカードで作ってあります。
このパックが担うこと・担わないこと
先に書いておきます。このパックだけでは 3 級には受かりません。
3 級の配点は次のようになっています。
| 内容 | 配点 | このパックの守備範囲 | |
|---|---|---|---|
| 第 1 問 | 仕訳 15 問 | 45 点 | ここに直撃します |
| 第 2 問 | 帳簿・勘定記入・補助簿 | 20 点 | 補助簿の選択・伝票・勘定の締切はカードにしてあります |
| 第 3 問 | 決算・精算表・財務諸表の作成 | 35 点 | 決算整理仕訳と表の埋め方は入っています。集計の段取りは別に要ります |
第 1 問は「この取引をどう仕訳するか」を 15 回聞かれるだけなので、
1 問 = 1 枚のカードにそのまま対応します。ここは反復で確実に固まります。
第 2 問・第 3 問は手を動かして表を埋める問題です。ただし、中身をほどけば
知識で決まる部分がかなりあります。第 3 問の決算問題は決算整理仕訳が 5〜8 本
並んでいるだけですし、第 2 問の「どの補助簿に記入されるか」「次期繰越はどちら側か」は
一問一答そのものです。そこはこのパックでカードにしてあります。
このパックで埋まらないのは、20〜30 分かけて数字を積み上げる段取りと速度です。
どこに何を書くかを知っていても、集計の手際は解いた回数でしか身につきません。
仕訳と規則を固めたうえで、過去問や予想問題集で作成問題を解いてください。
順番としては先にこのパックで仕訳を潰すのが効率的です。
仕訳が出てこないうちに決算問題を解き始めると、「何を書けばいいか分からない」で止まります。
入っているもの
出題区分表の大区分ごとにフォルダを分けてあります。
フォルダを開くと、その科目の README(この形の案内)が出ます。
出題区分表の全 4 科目が入っています。
| フォルダ | 出題区分表 | 内容 | 論点 |
|---|---|---|---|
| 1 簿記の基本原理 | 第一 | 資産負債資本・取引の 8 要素・勘定記入法則・帳簿・伝票 | 5 |
| 2 諸取引の処理 | 第二 | 現金預金・売掛買掛・その他の債権債務・貸倒引当金・商品売買・固定資産・税金 | 15 |
| 3 決算 | 第三 | 試算表・決算整理・精算表・損益振替・帳簿の締切・財務諸表 | 10 |
| 4 株式会社会計 | 第四 | 設立と増資・利益剰余金・剰余金の配当 | 3 |
区分表に載っている項目はすべてどこかの論点で扱っています。
「範囲なのに載っていない」が無いことは、機械が区分表と突き合わせて確かめています
(書いた本人には、無いものは目に入らないためです)。
どの順で進めるか
フォルダの頭の番号が、そのまま進める順です。
1 簿記の基本原理は短いので先に通してください。
借方・貸方のどちらに何が来るかの規則(勘定記入法則)が入っていないと、
以降の仕訳がすべて丸暗記になります。ここだけは理屈で押さえる場所です。
そのうえで2 諸取引の処理が本体です。第 1 問の仕訳 15 問はほぼここから出ます。
分量も一番多いので、時間の大半はここに使うことになります。
3 決算は 2 が終わってから入ってください。決算整理は
「期中に処理しきれなかったぶんを期末に直す」作業なので、期中の処理(= 2)が
分かっていないと何を直しているのか分かりません。
4 株式会社会計は分量が少なく、2・3 と独立しています。いつ入っても構いません。
復習のペースをどう決めるか
このパックには試験日が入っていません。簿記は統一試験が年 3 回あり、
ネット試験は随時受けられるので、受験日はあなたが決めるものだからです。
みならいノートの学習ページで、自分の受験日から逆算した 1 日の枚数を設定してください。
仕訳カードは 1 枚あたり数秒で答えられるので、1 日 40〜60 枚でも現実的な負荷に収まります。
使い方
このフォルダはみならいノートの vault そのものです。解凍したフォルダをそのまま vault として
開いてください。中身はただの Markdown なので、Obsidian など他のツールでも同じように読めます。
カードは本文の中に ```card として埋まっています。みならいノートで開けば復習カードとして
出題され、他のツールで開けばコードブロックとして本文の中にそのまま見えます。
ノートの型
冒頭に出題区分表のどこかを示し、## 0. どういう処理か(何を記録しようとしているのか)→
論点ごとの節、の順です。各節は「なぜその勘定を使うのか」のリード文を置いてから、
その場で問うカードを並べています。
節の頭にある > 根拠: 出題区分表 二-7-イ は、その節が試験範囲のどこに当たるかの表示です。二-7-イ は商工会議所簿記検定試験出題区分表の座標そのもので、
大区分「第二 諸取引の処理」→ 中項目 7「商品の売買」→ 小項目イ、を指します。
仕訳は暗記するものではなく、導くものです。 どの勘定が増えて何が減ったのかを
言葉にできれば、借方・貸方は勘定記入法則から自動的に決まります。
カードの答えには仕訳だけでなく「なぜその勘定になるか」を添えてあるので、
仕訳の形だけを覚えないでください。
年度版であること
簿記検定はその年度の 4 月 1 日時点で施行されている会計基準および法令に準拠して出題されます。
このパックは 2027 年度(2027 年 4 月 1 日以降に実施される試験)向けです。
2027 年度は範囲が大きく変わった年で、3 級では次のようになりました。
- 手形(約束手形の振出・受取)と債権の譲渡が、3 級の範囲から削除されました。
紙の手形・小切手が廃止される流れを受けたものです。 - 2 級から 「販売のつど売上原価勘定に振り替える方法」(売上原価対立法)が降りてきました。
- 2 級から 有形固定資産の「除却・廃棄」と、減価償却の定率法が降りてきました。
- 売掛金にキャッシュレス決済が明記され、預金は複数口座の管理を含む形になりました。
2026 年度までの教材で勉強すると、手形をやらされたうえに売上原価対立法と定率法が抜けます。
2027 年度以降を受験するなら、範囲が新しくなっていることを必ず確かめてください。
収録しているノート
1 簿記の基本原理
2 諸取引の処理
- 現金と現金過不足
- 預金
- 小口現金
- 売掛金と買掛金
- 電子記録債権とクレジット売掛金
- その他の債権と債務
- 貸倒引当金
- 三分法と返品
- 売上原価対立法
- 仕入帳と売上帳
- 商品有高帳
- 有形固定資産の取得と売却
- 減価償却と除却・廃棄
- 収益と費用の勘定科目
- 税金