ストアで入手したノートに注釈を付ける

ストアで入手したノート(→ストアで入手したノートと取り直し)は書き換えられません。配っている版が正で、取り直すと手元がその版に合わせて差し替わるからです。Claude などの AI から MCP で頼んでも同じで、本文と名前は書き換えられません(削除はできます)。代わりに、本の余白に書き込むように注釈を付けられます。

場所に付ける ― なぞる

  1. 気になる文章をなぞって選ぶ
  2. 選んだ文章のそばに出る 「注釈」 を押す
  3. 右の脇に書く欄が開くので、そのまま書く

カードの中でも同じです。 問いや答えの一部をなぞれば、地の文とまったく同じように付きます(カード専用のボタンはありません)。

保存ボタンはありません。打ち終わると自動で保存されます。 本文に色が付くのは保存が終わってからなので、書いた直後に色が出なくても数秒待ってください。

ノート全体に付ける ― 何も選ばずに書く

どこか 1 か所ではなく、ノートそのものについてのメモ(「過去問で 3 回出た」「第 2 章と合わせて読む」など)は、何も選ばずに書けます。

  1. ヘッダーの 「注釈」 で脇を開く
  2. 何も選んでいなければ、脇は 「ノート全体」 の欄になっているので、そのまま書く

なぞった場所を押すとその場所の注釈に切り替わり、本文の注釈でないところを押すとノート全体に戻ります。ノート全体の注釈は特定の文章に結び付いていないので、版元が本文を直しても外れません。捨てるときは脇の 「消す」 を押します(空にしても消えます)。

付いていることの見え方

  • 地の文 — なぞった文章に色が付きます
  • カード — 右上に折り目が出ます
  • 色や折り目を押すと、その場所の注釈が脇に出ます

脇は既定で畳んであります。ヘッダーの 「注釈」 ボタンで開け閉めでき、横の数字がそのノートに付いている注釈の件数です。畳んでいる間も注釈は消えていません。

脇の幅は、本文との境目をドラッグして変えられます(ダブルクリックで元の幅に戻ります)。決めた幅は次に開いたときも残ります。

直す・消す

  • 同じ場所をもう一度選べば書き足しになります(場所ごとに 1 つ)
  • 空にしただけでは消えません。 書き直しの途中で一度全部消すことがあるので、そこで印まで失わないようにしてあります
  • 本当に捨てるときは脇の 「消す」 を押します

重なったら 1 つになる

すでに注釈のある場所に重ねて(あるいは隣に接して)なぞると、1 本にまとまります。書いてあった内容は引き継がれます。

本文の上では 1 本の色にしか見えないのに、押した場所によって別の注釈が出る——という状態を作らないためです。

カードの境目は跨げない

地の文からカードの中へ、カードから次のカードへ、とまたいで選ぶと手前で切れます。切れた手前のぶんだけが注釈になります。

カードは文章であると同時に押して開け閉めするものだからです。またいで色を乗せると、そのカードを開く手段が無くなります。段落や改行はふつうにまたげます。

書いたものはどこに残るか

注釈は入手したノートの中には書き込みません。vault の annote フォルダに、あなたのノートとして別の Markdown ファイルで残ります。

  • 取り直しても、消しても残ります(入手したノートとは別のファイルなので巻き添えになりません)
  • Obsidian など他のツールでもそのまま読めます(ノート全体の注釈は、そのファイルの先頭の地の文です)
  • annote はアプリが使う置き場なので、ノートの一覧には出しません

版元が文章を直したとき

注釈は「なぞった文章そのもの」を目印にして場所を覚えています。版元がその文章を書き直すと目印が外れ、ノートの末尾の 「行き先の無い注釈」 に集まります。

注釈が消えることはありません。 なぞったときの文章が写しとして残るので、それを手がかりに付け直せます。空白・改行の入り方や、太字などの装飾だけの変更では外れません。

自分のノートにも付けられる ― ロック

本を書き写したノートのように、自分のノートでも本文は直さずに注釈だけ書きたいことがあります。そのときはノートをロックしてください。ロックしたノートは書き換えられなくなり、入手したノートと同じ読む画面で開いて、同じ手順で注釈を付けられます。

ロックの口は、画面上部の vault 名とパスが並ぶ段の右端にあります。Web 版にも同じ場所に出ますが、ロックしているかを見せるだけで、切り替えはデスクトップ版で行います。

  • ノート … 開いているノートだけをロックする/外す(Markdown の frontmatter に locked: true が 1 行入ります)
  • vault … その vault の中のノートを全部ロックする/外す。vault をロックしているあいだは、ノートの側では外せません(vault のロックが優先されます)。vault のロックを外すと、1 枚ずつロックしていたノートのロックも全部外れます。新しいノートもフォルダも作れず、コピーの貼り付けもできません。ストアで入手したノートの vault には、ロックしていなければこの鍵は出ません(入手したノートはもともと書き換えられないため。ロック中は外せるように出ます)

ロック中は、本文だけでなく削除・名前の変更・移動・並べ替えもできません。消したり整理したりしたいときは、先にロックを外してください。印刷はできます。

Claude などの AI から MCP で頼んでも、ロックしたノートは書き換えられません(名前の変更・削除も、ロックした vault での新しいノートの作成も断られます)。ロックを外せるのはアプリだけです。

ロックしたノートは、一覧の行のアイコンが鍵になります(vault をロックしているあいだは、全部のノートが鍵になります)。ロックした vault は、vault を切り替える画面で名前の横に鍵が出ます。

ロック中でも、ヘッダーの 「ソース」 で生の Markdown を見られます(読むだけで、書き換えはできません)。「ライブ」で読む画面に戻ります。

本文を書き直したくなったらロックを外します。書き直すと、その文章に付いていた注釈は目印が外れて 「行き先の無い注釈」 に移ります(消えはしません)。

同期している vault なら、ロックはほかの端末にも届きます(ノートのロックも vault のロックも)。ロック中も、同期はふだんどおり行われます(書き終えてからロックしたノートも、注釈も、ほかの端末へ届きます)。いつも、最後に掛けた/外したほうのロックが全部の端末で効きます。

書けるのはデスクトップ版だけ

注釈を書けるのはデスクトップアプリです。教材を作る・書き込む作業は手元の端末の中で完結させる方針のためで、ノートの編集ができないのと同じ理由です(→はじめに)。