ことわざ
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
0. どういうまとまりか
ことわざは、昔から人々の間で言い伝えられてきた、暮らしの知恵や教え、皮肉を短く言い表した言葉です。
似た意味のものどうし、反対の意味のものどうしを組にして覚えると、意味が取り違えにくくなります。
| 関係 | 組 |
|---|---|
| 反対の意味 | 急がば回れ ⇔ 善は急げ/好きこそものの上手なれ ⇔ 下手の横好き |
| 似た意味 | 猫に小判 = 豚に真珠/弘法にも筆の誤り = 猿も木から落ちる = かっぱの川流れ/のれんに腕押し = ぬかにくぎ = 豆腐にかすがい |
分かれ目は次の 3 つ。
- ことわざは一つの文で完結する。 文の一部として使う慣用句(→ 慣用句)との違い。
- たとえに使われている物を、言いたいことに置き換える。 猫や豚=価値の分からない者、小判や真珠=価値のある物。
- 字面どおりに読むと逆になるものがある。 情けは人のためならず。
1. ことわざとは
根拠: 学習指導要領 国3-(3)-イ
ことわざは、長く親しまれてきた言葉の代表です。たとえ(比喩)の形をとるものが多く、何をたとえているかをつかむと意味が分かります。
ことわざとはどんな言葉か?
昔から言い伝えられてきた、暮らしの知恵や教え・皮肉などを、短い文の形で言い表した言葉。
2. 反対の意味のことわざ
根拠: 学習指導要領 国3-(3)-イ
反対の意味のことわざがあるのは、場面によって正しい教えが違うからです。ことわざは、どちらか一方だけが正しいわけではありません。
「急がば回れ」の意味は?
急ぐときほど、危ない近道よりも、遠回りでも確実な方法をとるほうが結局は早い。
「急がば回れ」と反対の意味を持つ、「よいことはためらわずにすぐ行え」という意味のことわざは?
善は急げ。
「好きこそものの上手なれ」の意味と、それと反対の意味のことわざは?
好きなことは熱心に取り組むので上達が早い。反対の意味は下手の横好き(下手なのにそれが好きで熱心なこと)。
3. 似た意味のことわざ
根拠: 学習指導要領 国3-(3)-イ
似た意味のことわざは、たとえに使う物が違うだけで、言いたいことは同じです。
「猫に小判」の意味と、似た意味のことわざは?
価値の分からない者に貴重な物を与えても、何の役にも立たないこと。
似た意味は豚に真珠。
「弘法にも筆の誤り」の意味と、似た意味のことわざを二つ挙げると?
どんな名人でも、ときには失敗することがある。
似た意味は猿も木から落ちる・かっぱの川流れ。
「のれんに腕押し」の意味と、似た意味のことわざを二つ挙げると?
いくら働きかけても手ごたえや効き目がないこと。
似た意味はぬかにくぎ・豆腐にかすがい。
4. 意味を押さえたいことわざ
根拠: 学習指導要領 国3-(3)-イ
ことわざには、字面どおりに読むと本来と逆の意味に取り違えてしまうものがあります。
「情けは人のためならず」の本来の意味は?
人に親切にすれば、巡り巡って自分によい報いが返ってくる。
「情けをかけるとその人のためにならない」の意味で使うのは誤り(「ならず」は「〜ではない」)。
「石橋をたたいて渡る」の意味は?
用心の上にも用心を重ねて、慎重に物事を行うこと。
「転ばぬ先のつえ」の意味は?
失敗しないように、前もって用心しておくこと。
「ちりも積もれば山となる」の意味は?
ごくわずかなものでも、積み重なれば大きなものになる。
「二階から目薬」の意味は?
思うようにならず、もどかしいこと。回りくどくて効き目がないこと。