和語・漢語・外来語
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
0. どういうまとまりか
日本語の語は、どこから来たか(語種)で 3 つに分けられます。種類の違う語が組み合わさったものを混種語といいます。
| 語種 | どんな語か | 書き方・読み方 | 例 |
|---|---|---|---|
| 和語 | 古くから日本で使われてきた語 | 平仮名、または漢字の訓読み | 宿屋、速さ、決まり |
| 漢語 | 中国から入った語と、漢字の音読みで日本で作られた語 | 漢字の音読み | 旅館、速度、規則 |
| 外来語 | 中国語以外の外国語から入った語 | 多くは片仮名 | ホテル、スピード、ルール |
| 混種語 | 種類の違う語が組み合わさった語 | 消しゴム、電子レンジ |
分かれ目は次の 3 つ。
- 漢字で書く語は読み方で分ける。 訓読みなら和語、音読みなら漢語。
- 外来語に中国語は入らない。 中国から来た語は漢語になる(ラーメンなど、近代に中国語の音のまま入った語は例外で外来語)。
- 同じ意味でも感じが違う。 和語はやわらかく、漢語はかたく改まり、外来語は新しくしゃれた感じ。
1. 三つの語種
根拠: 学習指導要領 国3-(1)-イ
和語・漢語・外来語は、語がどこから来たかによる分け方です。同じ物事を表す語が三種そろっていることも多く、場面によって使い分けます。
和語とはどんな語か?
古くから日本で使われてきた、もともとの日本の語(やまとことば)。
漢字で書くときは訓読みになる(山・川・話す)。
漢語とはどんな語か?
中国から入ってきた語と、漢字の音読みを組み合わせて日本で作られた語。
漢字の音で読む(山脈・河川・会話)。
外来語とはどんな語か? また、中国から入った語はこれに含まれるか?
中国語以外の外国語から入ってきた語。多くは片仮名で書く(パン・テレビ)。
中国から入った語は含まれない(漢語になる)。
ただし、ラーメン・ギョーザのように近代に中国語の発音のまま入った語は、外来語に数える。
混種語とはどんな語か? また、「消しゴム」は何と何の組み合わせか?
種類の違う語(和語・漢語・外来語)が組み合わさってできた語。
「消しゴム」は和語(消し)+外来語(ゴム)。
「電子レンジ」は何と何の組み合わせの混種語か?
漢語(電子)+外来語(レンジ)。
2. 見分け方
根拠: 学習指導要領 国3-(1)-イ
漢字で書かれた語が和語・漢語・外来語のどれかは、読み方で見分けます。平仮名で書かれていても外来語のことがあるので、見た目だけで決めないようにします。
漢字で書かれた語が和語か漢語かを見分けるには?
読み方を見る。訓読みなら和語、音読みなら漢語。
例: 「草原」を「くさはら」と読めば和語、「そうげん」と読めば漢語。
「生物」を「なまもの」と読む場合と「せいぶつ」と読む場合、それぞれ語種は何か?
なまもの=和語(訓読み)、せいぶつ=漢語(音読み)。
読み方が変わると、語種だけでなく意味も変わる。
「たばこ」「かるた」は和語・漢語・外来語のどれか?
外来語(どちらもポルトガル語から)。
古くに入って平仮名で書かれることが多いが、出どころは外国語。
3. 言い換えと感じの違い
根拠: 学習指導要領 国3-(1)-イ
同じ意味の語が和語・漢語・外来語でそろうとき、どれを選ぶかで文の感じが変わります。
改まった文章では漢語、やわらかく伝えたいときは和語、というように場面で使い分けます。
「宿屋」「旅館」「ホテル」を語種で分けると?
宿屋=和語、旅館=漢語、ホテル=外来語。
「速さ」「速度」「スピード」を語種で分けると?
速さ=和語、速度=漢語、スピード=外来語。
和語・漢語・外来語は、一般にそれぞれどんな感じを与えるか?
和語はやわらかく日常的、漢語はかたく改まった感じで意味を簡潔に表す、外来語は新しくしゃれた感じ。
和語の「決まり」を、漢語と外来語で言い換えると?
漢語は規則、外来語はルール。