ソリューションビジネス
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
シラバス Ver.6.5 の小分類 20「ソリューションビジネス」(大分類 3:システム戦略/中分類 6:システム戦略)。
2026-08-05 にシラバス本文と突合済み。
0. 何を押さえるか
どこまでを自分で持ち、どこからを借りるかの話です。
ここは XaaS の 3 つ(SaaS・PaaS・IaaS)が確実に出ます。
借りる範囲が広い順に並べると覚えられます。
| 借りるもの | 自分で用意するもの | |
|---|---|---|
| SaaS | アプリケーションまで | データだけ |
| PaaS | OS・実行環境まで | アプリケーション |
| IaaS | ハードウェア・仮想サーバまで | OS からアプリまで |
| オンプレミス | 何も借りない | すべて |
SaaS が一番借りる範囲が広く、IaaS が一番狭い。 逆に自由度は IaaS が一番高い——
借りる範囲と自由度は反比例します。
1. クラウドサービスの形態
根拠: シラバス 3-6-20
SaaS・PaaS・IaaS の違いは?
| 提供されるもの | 利用者が用意するもの | |
|---|---|---|
| SaaS(Software as a Service) | 完成したアプリケーション | データ・設定 |
| PaaS(Platform as a Service) | OS・ミドルウェア・実行環境 | アプリケーション |
| IaaS(Infrastructure as a Service) | 仮想サーバ・ストレージ・ネットワーク | OS 以上すべて |
借りる範囲は SaaS > PaaS > IaaS。自由度はその逆。
DaaS とは?
DaaS(Desktop as a Service)
= デスクトップ環境そのものをクラウドから提供するサービス
手元の端末には画面だけが転送され、データは端末に残らない。
そのため紛失・盗難時の情報漏えいに強く、テレワークで使われる。
クラウドサービスの提供形態を 4 つ挙げよ。
| 形態 | 誰が使うか |
|---|---|
| パブリッククラウド | 不特定多数の利用者が共用する |
| プライベートクラウド | 特定の組織が専用で使う |
| ハイブリッドクラウド | パブリックとプライベート(やオンプレミス)を組み合わせる |
| マルチクラウド | 複数の事業者のクラウドを併用する |
ハイブリッドは種類の組合せ、マルチクラウドは事業者の複数利用——ここが取り違えやすい。
クラウドコンピューティングの利点と注意点は?
利点 … 設備を持たずに始められ、必要に応じて増減でき、運用を任せられる。
注意点 … 事業者に依存する(障害・サービス終了・値上げ)、
データの所在が国外になりうる、通信が切れると使えない。
オンプレミス(自社で設備を保有・運用する形態)との比較で問われる。
2. クラウド以前からの形態
根拠: シラバス 3-6-20
ホスティングサービスとハウジングサービスの違いは?
| 何を借りるか | |
|---|---|
| ホスティングサービス | 事業者が用意したサーバを借りる(機器は事業者のもの) |
| ハウジングサービス | 自社のサーバを置く場所を借りる(機器は自社のもの) |
機器が誰のものかが分かれ目。
ハウジングは「家(設置場所)を借りる」と覚える。
ASP と SaaS の関係は?
ASP(Application Service Provider)
= ネットワーク経由でアプリケーションを提供する事業者・形態
SaaS の前身にあたる考え方で、
ASP は利用者ごとに個別のシステムを用意する形が多かったのに対し、
SaaS は 1 つの仕組みを多数の利用者で共有する形が中心。
SI・アウトソーシング・マネージドサービスの違いは?
| 何を任せるか | |
|---|---|
| SI(System Integration) | 企画・構築・導入まで、システムを作ることを一括で任せる |
| アウトソーシング | 業務そのものを外部に委託する |
| マネージドサービス | 構築後のシステムの運用・監視を継続して任せる |
作るのが SI、回すのがマネージドサービス。