前置詞
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 高等学校 エ(イ)f。
0. どういうまとまりか
中学では at / in / on などの基本の使い分けと、定型句の中の前置詞を扱いました。
解説は、高校で加わるところをこう書いています。
高等学校では、時間・場所を表すためにより多くの種類の前置詞を使うほか、
「名詞化した動詞+前置詞」や「前置詞+動名詞や関係詞」などの多様な表現を用いる…
また、「動詞+前置詞」の形で、get over、go through などのように連語として…
in addition、at least などの、前置詞を含む様々な慣用表現を活用することも大切である。
つまり高校では、前置詞を単独で選ぶのではなく、語と組にして覚える段階に入ります。
| 組み方 | 例 |
|---|---|
| 形容詞 + 前置詞 | be good at / be afraid of / be satisfied with |
| 動詞 + 前置詞(群動詞) | get over / go through / look for |
| 前置詞を含む慣用表現 | in addition / at least / in spite of |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 前置詞の後ろは名詞か動名詞(× be good at swim)
- 組み合わせは意味から推測できないものが多い——組ごと覚える
- 群動詞は受け身にしても前置詞を残す(be laughed at)
1. 形容詞 + 前置詞
根拠: 学習指導要領 高-エ-(イ)-f
I am afraid ____ dogs.
私は犬が怖いです。
私は犬が怖いです。
of
be good at(得意だ)/ be afraid of(恐れる)/ be satisfied with(満足している)/ be different from(違う)。どれも形容詞と前置詞が組で決まっている。前置詞の後ろは名詞か動名詞にする。
She is good ____ playing the violin.
彼女はバイオリンを弾くのが得意だ。
彼女はバイオリンを弾くのが得意だ。
at
at は前置詞なので後ろは動名詞。
I am satisfied ____ the result.
私はその結果に満足している。
私はその結果に満足している。
with
be satisfied with で 1 つの組。
He is known ____ everyone in this town.
彼はこの町のみんなに知られています。
彼はこの町のみんなに知られています。
to
状態を表す決まった組だから。動作の受け身ではなく、状態を表す形容詞に近い使われ方をする。前置詞は組ごと決まっているので、by で置き換えられない。
2. 動詞 + 前置詞(群動詞)
根拠: 学習指導要領 高-エ-(イ)-f
I am looking ____ my keys.
私はかぎを探しています。
私はかぎを探しています。
for
群動詞は動詞と前置詞・副詞がひとかたまりで 1 つの意味を持つもの。get over(乗り越える)/ go through(経験する)/ look for(探す)。受け身にするときは前置詞を残す(He was laughed at.)。
It took him a long time to get ____ the shock.
彼がその衝撃から立ち直るには長い時間がかかった。
彼がその衝撃から立ち直るには長い時間がかかった。
over
get over で「乗り越える・立ち直る」。
She went ____ a lot of difficulties.
彼女は多くの困難を経験した。
彼女は多くの困難を経験した。
through
go through で「経験する・通り抜ける」。
3. 前置詞 + 動名詞
根拠: 学習指導要領 高-エ-(イ)-f
Wash your hands before ____.
食べる前に手を洗いなさい。
食べる前に手を洗いなさい。
eating
前置詞の後ろは必ず動名詞(~ing)。before leaving / without saying / instead of going。「前置詞 + to 不定詞」の形は作れない。例外は be used to ~ing(〜に慣れている)のように、to が前置詞の場合。
He left ____ goodbye.
彼はさよならも言わずに去った。
彼はさよならも言わずに去った。
without saying
without は前置詞なので後ろは動名詞。
I am used to ____ up early.
私は早起きに慣れている。
私は早起きに慣れている。
getting
この to は前置詞なので後ろは動名詞(× to get up)。
used to do(かつて〜した)とは別の形。
4. 前置詞を含む慣用表現
根拠: 学習指導要領 高-エ-(イ)-f
____ ten people were waiting outside.
少なくとも 10 人が外で待っていました。
少なくとも 10 人が外で待っていました。
At least
in addition(加えて)/ at least(少なくとも)/ in spite of(〜にもかかわらず)。論理をつなぐ表現として、読解でも英作文でも使う。in spite of の後ろは名詞(although の後ろは節)。
____ the rain, the game was held.
雨にもかかわらず、試合は行われた。
雨にもかかわらず、試合は行われた。
In spite of
後ろは名詞。節を続けるなら although を使う(→ 接続詞)。
He finished the work ____ his own tasks.
彼は自分の仕事に加えて、その作業も終えた。
彼は自分の仕事に加えて、その作業も終えた。
in addition to
in addition to の後ろは名詞か動名詞。