みならいノート

生物 2027年度版

神経系と脳

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「生物」の内容 (4) ア (ア) ㋐「刺激の受容と反応」。
内容の取扱いは「刺激の受容から反応までの流れを扱うこと。その際、神経系に関連して記憶にも
触れること」を求めている。

0. どういう論点か

受容器と効果器をつないでいるのが神経系です。
問われるのは どこが中枢になるか——大脳を通る道と、通らない道(反射)の区別です。

ふつうの反応 反射
中枢 大脳 脊髄・延髄・中脳
速さ 遅い 速い
意識 ある 無い(意識より先に起こる)
例 見て手を伸ばす 熱いものに触れて手を引く

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 神経系のつくり

根拠: 学習指導要領 生物-(4)-ア-(ア)-㋐

脊椎動物の神経系は、大きくどう分けられる?

中枢神経系(脳・脊髄)と末梢神経系

末梢神経系は体性神経系と自律神経系に分けられる。

体性神経系と自律神経系の違いは?

体性神経系は感覚と運動(意識的)、自律神経系は内臓のはたらき(無意識的)を担う

自律神経系は交感神経と副交感神経からなる。

大脳・小脳・延髄は、それぞれ何を担当する?

大脳は思考や感覚・随意運動、小脳は体の平衡と運動の調節、延髄は呼吸や心臓の拍動

延髄は生命の維持に直結する。

間脳の視床下部は何を担当する?

体温・血糖濃度・浸透圧などの調節(自律神経系と内分泌系の中枢)

体内環境の維持の司令塔にあたる。

大脳の表面(皮質)は、灰白質と白質のどちら?

灰白質

ニューロンの細胞体が集まっている。内側の白質は軸索が集まった部分。

2. 反射

根拠: 学習指導要領 生物-(4)-ア-(ア)-㋐

大脳を経由せずに起こる、意識と無関係な反応を何という?

反射

中枢は脊髄・延髄・中脳など。

反射で興奮が伝わる経路を何という?

反射弓

受容器 → 感覚神経 → 反射中枢 → 運動神経 → 効果器。

反射がふつうの反応より速いのはなぜ?

大脳を経由しないぶん、経路が短いから

危険から身を守るのに適している。

膝蓋腱反射・屈筋反射の中枢は?

脊髄

脊髄反射と呼ばれる。

だ液の分泌やせきの中枢は? 瞳孔反射の中枢は?

だ液・せきは延髄、瞳孔反射は中脳

反射の種類ごとに中枢が違う。

熱いものに触れて手を引いたあと「熱い」と感じるのはなぜ?

反射で手を引いたあとに、興奮が大脳へ届くから

反射のほうが先に起こる。

3. 記憶

根拠: 学習指導要領 生物-(4)-ア-(ア)-㋐

数十秒から数分で失われる記憶を何という?

短期記憶

電話番号を一時的に覚えているような状態。

長く保たれる記憶を何という?

長期記憶

短期記憶のうち、繰り返されたり意味づけられたりしたものが移行する。

記憶の形成に深く関わる、大脳の内側にある部位は?

海馬

ここが損なわれると、新しい長期記憶を作れなくなる。

長期記憶が保たれているのは、脳のどこ?

大脳皮質

海馬は記憶を作るときに関わり、保管そのものは皮質が担う。

記憶が成立するとき、ニューロンのレベルでは何が変わると考えられている?

シナプスの伝達効率が変化する(シナプスの可塑性)

よく使われる経路は伝わりやすくなる。

自転車の乗り方のように、体で覚えた記憶は?

手続き記憶

言葉で説明できる記憶とは別に扱われ、小脳や大脳基底核が関わる。

このノートの 17 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

前 ニューロンと興奮の伝導
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