みならいノート

生物 2027年度版

ニューロンと興奮の伝導

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「生物」の内容 (4) ア (ア) ㋐「刺激の受容と反応」。
告示は「外界の刺激を受容し神経系を介して反応する仕組みを、関与する細胞の特性と関連付けて
理解すること」としている。

0. どういう論点か

信号が伝わるしくみは、1 本の中を伝わる(伝導)と、
細胞から細胞へ渡す(伝達)の 2 つに分かれます。

伝導 伝達
どこで 1 個のニューロンの中 シナプス(細胞と細胞のすき間)
何で伝わる 電気的な興奮 神経伝達物質(化学物質)
向き 両方向へ進みうる 一方向のみ

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 静止電位と活動電位

根拠: 学習指導要領 生物-(4)-ア-(ア)-㋐

神経系を構成する細胞を何という? その突起の名前は?

ニューロン(神経細胞)。長い突起を軸索、短い突起を樹状突起という

軸索が信号を送り出す側にあたる。

刺激を受けていないニューロンで、細胞内は細胞外に対して電位がどうなっている?

負(マイナス)になっている

この電位差を静止電位という。

静止電位ができるのは、何のはたらきによる?

ナトリウムポンプが Na⁺ を外へ、K⁺ を内へ運び、K⁺ が漏れ出すため

ATP を使う能動輸送が土台になっている。

刺激を受けたとき、細胞内の電位が一時的に正に逆転する変化を何という?

活動電位

Na⁺ チャネルが開いて Na⁺ が流れ込むために起こる。

活動電位のあと、電位がもとに戻るのは何が起きるから?

K⁺ チャネルが開いて K⁺ が流れ出すから

これで内部が再び負に戻る。

刺激を強くすると、1 本のニューロンの活動電位は大きくなる?

ならない。閾値を超えれば一定の大きさで生じる

これを全か無かの法則という。

それでも刺激の強弱を区別できるのはなぜ?

活動電位の発生する頻度と、興奮するニューロンの数が変わるから

大きさではなく、回数と本数で強さを表している。

2. 伝導

根拠: 学習指導要領 生物-(4)-ア-(ア)-㋐

1 本のニューロンの中を興奮が伝わっていくことを何という?

伝導

となり合った部分との間に電流が流れることで次々に伝わる。

軸索を包む、電気を通しにくいさやを何という? これをもつ神経繊維は?

髄鞘。もつものを有髄神経繊維という

無髄神経繊維には髄鞘が無い。

髄鞘の切れ目を何という?

ランビエ絞輪

ここだけで興奮が生じる。

有髄神経繊維で伝導が速いのはなぜ? この伝わり方を何という?

ランビエ絞輪だけを飛び飛びに興奮が伝わるから。これを跳躍伝導という

無髄神経繊維より格段に速い。

軸索の太さと伝導速度の関係は?

太いほど速い

イカの巨大軸索が実験に使われたのはこのため。

3. 伝達

根拠: 学習指導要領 生物-(4)-ア-(ア)-㋐

ニューロンとニューロンのつなぎ目を何という?

シナプス

わずかなすき間(シナプス間隙)があり、直接つながってはいない。

シナプスで興奮が伝わることを何という? 何によって伝わる?

伝達。神経伝達物質によって伝わる

アセチルコリンやノルアドレナリンなど。

神経伝達物質が放出されるきっかけは?

興奮が軸索の末端に達し、Ca²⁺ が流入すること

シナプス小胞が膜と融合して放出される。

シナプスでの伝達が一方向なのはなぜ?

伝達物質を出す側と、受容体をもつ側が決まっているから

軸索の末端から次の細胞へ、の向きにしか進めない。

興奮性シナプスと抑制性シナプスの違いは?

受け取った側を興奮しやすくするか、しにくくするか

受け取る側に生じる電位が、それぞれ興奮性・抑制性シナプス後電位。

1 個のニューロンが、多数のシナプスから入力を受けるとどうなる?

興奮性と抑制性の入力が足し合わされ、閾値を超えたときだけ興奮する

脳の情報処理の基本単位になっている。

このノートの 18 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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