みならいノート

生物 2027年度版

光合成

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「生物」の内容 (2) ア (イ) ㋑「光合成」。
内容の取扱いは「ATP 合成の仕組みを扱うこと。その際、光化学系、電子伝達系及びカルビン回路に
触れること」を求めている。

0. どういう論点か

光合成は、光のエネルギーで ATP 合成 を行い、その ATP を使って
二酸化炭素から有機物を作る同化です。

呼吸と逆向きですが、しくみはよく似ています——膜をはさんだ H⁺ の濃度差で ATP を作る点が同じです。

段階 場所 何が起きるか
光化学系Ⅱ → 電子伝達系 → 光化学系Ⅰ チラコイド膜 水の分解・O₂ 発生・ATP と NADPH の生成
カルビン回路 ストロマ CO₂ の固定と有機物の合成

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 光合成の全体像

根拠: 学習指導要領 生物-(2)-ア-(イ)-㋑

光合成の反応全体を 1 つの式で表すと?

6CO₂ + 12H₂O → C₆H₁₂O₆ + 6O₂ + 6H₂O

水が両辺にあるのは、分解される水と生成する水が別だから。

光合成で発生する酸素は、何に由来する?

水

同位体を使った実験で確かめられている。二酸化炭素由来ではない。

葉緑体の中で、光の反応と CO₂ の固定はそれぞれどこで起こる?

光の反応はチラコイド(膜)、CO₂ の固定はストロマ

チラコイドが積み重なった構造をグラナという。

光合成色素であるクロロフィルは、どの色の光をよく吸収する?

赤色光と青紫色光

緑色光は吸収されにくく反射されるため、葉は緑に見える。

光の波長ごとの吸収の度合いを表したグラフを何という? 光合成の速さを表すほうは?

吸収スペクトルと作用スペクトル

2 つがよく似た形になることが、クロロフィルが光合成を担う根拠になる。

2. チラコイドで起きること

根拠: 学習指導要領 生物-(2)-ア-(イ)-㋑

光エネルギーを吸収して電子を放出する、色素とタンパク質の複合体を何という?

光化学系

光化学系Ⅰと光化学系Ⅱの 2 種類がある。

光合成で、電子は光化学系ⅠとⅡのどちらから流れ始める?

光化学系Ⅱ

Ⅱ → 電子伝達系 → Ⅰ の順に流れる。番号の順と逆なので注意。

水が分解されるのは、どの光化学系? 何が生じる?

光化学系Ⅱ。電子・水素イオン・酸素が生じる

失った電子を補うために水を分解する。

チラコイド膜の電子伝達系では、電子のエネルギーが何に使われる?

水素イオン(H⁺)をストロマからチラコイド内腔へ運ぶことに使われる

膜をはさんだ H⁺ の濃度差ができる。

チラコイドでの ATP 合成のしくみを 1 行で言うと?

H⁺ が濃度勾配に従って ATP 合成酵素を通って戻る流れで ATP を作る

呼吸の電子伝達系とまったく同じ原理(光リン酸化)。

光化学系Ⅰから出た電子は、最終的に何を還元する?

NADP⁺ を還元して NADPH にする

この NADPH がカルビン回路で使われる。

チラコイドの反応でできる、カルビン回路に渡される 2 つのものは?

ATP と NADPH

このあと、どちらもストロマで消費される。

3. カルビン回路

根拠: 学習指導要領 生物-(2)-ア-(イ)-㋑

ストロマで二酸化炭素が固定される反応の経路を何という?

カルビン回路(カルビン・ベンソン回路)

ATP と NADPH を使って有機物を作る。

カルビン回路で二酸化炭素を受け取る物質は? できるものは?

リブロース二リン酸(RuBP)が受け取り、ホスホグリセリン酸(PGA)ができる

炭素数 5 + 1 → 炭素数 3 が 2 分子。

カルビン回路で二酸化炭素を固定する酵素は?

ルビスコ(RuBP カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ)

地球上で最も多いタンパク質といわれる。

カルビン回路は光を直接使う?

使わない

ただしチラコイドから供給される ATP と NADPH が要るので、暗所では続かない。

カルビン回路で ATP と NADPH は何に使われる?

ホスホグリセリン酸を還元して糖(グリセルアルデヒドリン酸)にするのに使われる

一部は RuBP の再生にも ATP が使われる。

光合成でできた有機物は、植物の中でどうなる?

一時的にデンプンとして葉に蓄えられ、スクロースとして各部へ運ばれる

呼吸の基質にも、体を作る材料にもなる。

このノートの 18 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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