みならいノート

生物基礎 2027年度版

免疫と病気

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「生物基礎」の内容 (2) ア (イ) ㋐「免疫の働き」。
内容の取扱いが「身近な疾患の例にも触れること」を求めている部分にあたり、
解説は花粉症やエイズを例に挙げている。

0. どういう論点か

免疫は体を守る仕組みですが、強すぎても、自分に向いても、弱っても病気になります。
病気の名前より、どの方向に崩れたかで整理します。

崩れ方 何が起こるか 例
過剰(強すぎる) 無害なものにまで反応する 花粉症・食物アレルギー・アナフィラキシー
自分に向く 自分の成分を攻撃する 関節リウマチ・Ⅰ型糖尿病
低下(弱る) 異物を排除できない エイズ(HIV 感染症)・日和見感染

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 免疫が過剰にはたらく

根拠: 学習指導要領 生基-(2)-ア-(イ)-㋐

本来無害なものに対して免疫が過剰に反応し、体に不利益が生じることを何という?

アレルギー

原因となる抗原をアレルゲンという。

花粉症はどんな仕組みで起こる病気?

花粉をアレルゲンとして免疫が過剰に反応し、鼻や目の粘膜で炎症が起こる

免疫の低下ではなく過剰。

アレルギーのうち、血圧低下や呼吸困難など全身に急激な症状が出るものを何という?

アナフィラキシー(重い場合はアナフィラキシーショック)

ハチ毒や食物、薬で起こることがある。

2. 免疫が自分に向く

根拠: 学習指導要領 生基-(2)-ア-(イ)-㋐

免疫が自分の体の成分を攻撃してしまう病気を何という?

自己免疫疾患

自分の成分に反応するリンパ球が排除される仕組み(免疫寛容)が崩れて起こる。

自己免疫疾患の例を 2 つ挙げると?

関節リウマチ・Ⅰ型糖尿病(重症筋無力症など)

Ⅰ型糖尿病は、すい臓の B 細胞が免疫に攻撃されて起こる。

Ⅰ型糖尿病が免疫の単元にも出てくるのはなぜ?

すい臓のランゲルハンス島 B 細胞が自分の免疫に破壊されて起こる自己免疫疾患だから

血糖濃度の調節(単元 03)と免疫が、同じ病気でつながっている。

3. 免疫が低下する

根拠: 学習指導要領 生基-(2)-ア-(イ)-㋐

エイズ(AIDS)の原因となるウイルスは?

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

エイズは後天性免疫不全症候群の略称。

HIV はどの細胞に感染し、それによって何が起こる?

ヘルパー T 細胞に感染して破壊し、適応免疫全体がはたらかなくなる

指令役が失われるので、体液性免疫も細胞性免疫も成り立たなくなる。

免疫が低下すると、普通なら病気を起こさない病原体で発病することがある。これを何という?

日和見感染

エイズで直接の死因になるのは、多くがこうした感染症やがん。

HIV の治療にワクチンによる予防接種が使いにくいのはなぜ?

HIV が変異しやすく、しかも免疫の指令役であるヘルパー T 細胞を壊してしまうため

免疫記憶をつくる仕組み自体が攻撃される。

4. 医療と免疫

根拠: 学習指導要領 生基-(2)-ア-(イ)-㋐

臓器移植で拒絶反応が起こらないようにするには、どんな処置が必要になる?

免疫抑制剤を使って細胞性免疫のはたらきを抑える

そのぶん感染症にかかりやすくなる。

輸血のときに血液型を合わせるのは、どんな反応を避けるため?

抗原抗体反応によって赤血球が凝集する反応

血液型は赤血球表面の抗原の違い。

免疫の働きを「二面ある」と言えるのはなぜ?

体を守る一方で、過剰になればアレルギー、自分に向けば自己免疫疾患、低下すれば感染症を招くから

強いほどよい仕組みではない。

このノートの 13 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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