みならいノート

日本史探究 2027年度版

身分制と村・町

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領「日本史探究」C (3) ア (ア) の、法や制度による支配秩序の形成と身分制などから、幕藩体制の確立と近世の社会の特色を理解する事項に当たります。
このノートは、人々が身分ごとに村や町という集団に属し、その集団を通して支配された仕組みを扱います。

0. 何を押さえるか

江戸時代の身分制では、武士・百姓・職人・町人などの身分が、住む場所と役目によって分けられていました。
幕府や藩は、一人ひとりを直接つかむのではなく、村や町という集団にまとめて治め、年貢や役を集団単位で負わせました。これが近世の支配秩序の土台です。

村 町
主に住む身分 百姓 町人(商人・職人)
運営する役人 村役人(名主・組頭・百姓代) 町役人(町名主・月行事など)
正式な構成員 検地帳に登録された本百姓 土地・家屋を持つ家持(地主・家持)
負担 年貢(本途物成)・小物成・夫役など 町人足役など(年貢にあたる地子は免除されることが多い)

取り違えやすい分かれ目は次の 3 つ。

1. 身分のしくみ

根拠: 学習指導要領 日本史探究-C-(3)-ア-(ア)

秀吉の兵農分離を引き継ぎ、江戸時代には身分ごとに住む場所や役目が定まりました。

江戸時代の社会で、支配身分として苗字・帯刀などの特権を持ったのは?

武士

将軍を頂点に、大名・旗本・御家人などが主従関係で結ばれていた。

江戸時代の被支配身分の中心で、人口の大半を占めたのは?

百姓

主に農業を営むが、林業・漁業に従事する者も含まれた。村に住み、年貢を負担した。

江戸時代の身分制で、百姓・町人の下に置かれ、差別を受けた人々は?

かわた(長吏)・非人などと呼ばれた人々

かわたは「えた」という蔑称でも呼ばれた。住む場所や職業、服装などで差別を受けた。こうした差別は近代以降も解消されずに残った。

江戸時代の家で、家の財産や地位を継ぐのはふつう誰とされたか?

長男(家督は長男が継ぐのが一般的だった)

武士の家を中心に、家長の権限が強く、女性の地位は低く置かれた。

2. 村の自治と村役人

根拠: 学習指導要領 日本史探究-C-(3)-ア-(ア)

村は百姓の生活と生産の場であると同時に、支配の単位でもありました。
村の運営は村役人を中心に、村ごとの決まりに従って行われました。

村を運営した村役人(村方三役)を 3 つ挙げよ。

名主(庄屋・肝煎)・組頭・百姓代

名主が村の長、組頭がその補佐、百姓代が本百姓の代表として名主らの仕事を見守った。

村の年貢を村全体の責任でまとめて納める仕組みを何という?

村請制

村の自治を利用して、支配者は年貢を確実に集めることができた。

百姓を数戸ずつ組ませ、年貢の納入や犯罪の防止に連帯責任を負わせた組織は?

五人組

村の中で互いを監視させ、支配を末端まで行き渡らせた。

村の決まり(村法・村掟)に背いた者に対して、村が行った制裁の例は?

村八分

交際を絶つ制裁で、村の結びつきの強さを示している。

3. 本百姓と年貢

根拠: 学習指導要領 日本史探究-C-(3)-ア-(ア)

幕府や藩の財政は百姓の年貢に支えられていました。そのため、年貢を負担する本百姓の経営を守ることが重視されました。

検地帳に登録され、田畑・屋敷を持って年貢を負担し、村の正式な構成員とされた百姓は?

本百姓

土地を持たない百姓は水呑(水呑百姓)と呼ばれ、本百姓の土地を借りて耕作するなどした。

田畑に課される年貢の本体を何といい、その割合はおおよそどのくらいか?

本途物成。石高の 4〜5 割ほど(四公六民・五公五民)

主に米で納めた。ほかに山野河海の産物などにかかる小物成もあった。

1643 年、本百姓が土地を手放して没落するのを防ぐために、幕府が出した法令は?

田畑永代売買の禁止令

田畑の売り買いを禁じ、年貢を負担する本百姓の数を保とうとした。

4. 町人と町の仕組み

根拠: 学習指導要領 日本史探究-C-(3)-ア-(ア)

城下町などの町には、商人や職人が集められて住みました。町も村と同じく、自治の単位でした。

町で正式な構成員(町人)とされ、町の運営に加われたのはどのような人か?

町に土地・家屋を持つ家持(地主・家持)

土地を借りて家を建てる地借や、家を借りる店借は、正式な町人とは扱われなかった。

町の運営を担った町役人の例は?

町名主・月行事など

町人の代表が町法(町掟)に基づいて町を運営した。

町人の負担は、百姓と比べてどのような特徴があったか?

年貢(地子)が免除されることが多く、負担は比較的軽かった

かわりに上下水道の整備や防火などの町人足役を、労働や金銭で負担した。

このノートの 14 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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