みならいノート

数学Ⅱ 2027年度版

指数関数

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領 数学Ⅱ (3) 指数関数・対数関数 ア (イ)「指数関数の値の変化やグラフの特徴について理解すること」。

0. どういうまとまりか

、 のとき、 を を底とする指数関数といいます。
指数の拡張と指数法則 で指数を有理数まで広げました。無理数の指数も同じように定められる(高校では直観的に認める)ので、 はどんな実数でもとれます。
グラフの形は、底 が 1 より大きいか小さいかの 2 通りしかありません。

増減 増加( が大きいほど も大きい) 減少( が大きいほど は小さい)
共通 点 を通る・値域は ・x 軸が漸近線 同左
大小

分かれ目は次の 3 つ。

1. 指数関数のグラフ

根拠: 学習指導要領 数学Ⅱ-(3)-ア-(イ)

は が 1 増えるごとに が 2 倍になり、 は 倍になります。どちらも が 0 や負になることはありません。

指数関数 の底 の条件は?

かつ

だと で一定になり、指数関数とは呼ばない。 では がすべての実数 で定まらない。

指数関数 のグラフが、底 によらず必ず通る点は?

点

だから。さらに点 も通る。

指数関数 の値域と、グラフの漸近線は?

値域は (正の実数全体)。漸近線は x 軸

なら を小さくするほど、 なら を大きくするほど、グラフは x 軸に限りなく近づくが、x 軸とは交わらない。

は、 と で増減がどう違うか?

なら増加関数、 なら減少関数

は右上がり、 は右下がり。

と のグラフは、どんな位置関係にあるか?

y 軸に関して対称

なので、 の を に取りかえた式になっている。

2. 大小比較

根拠: 学習指導要領 数学Ⅱ-(3)-ア-(イ)

底をそろえてしまえば、あとは指数の大小を比べるだけです。底が 1 より大きいか小さいかで向きが決まります。

のとき、 と の大小と、 と の大小の関係は? のときは?

なら (同じ向き)。 なら (逆向き)

では増加関数、 では減少関数だから。

、、 の大小はどう比べるか?

底を 2 にそろえて 、、 とし、指数を比べる

で底 2 は 1 より大きいので、。

3. 指数方程式・指数不等式

根拠: 学習指導要領 数学Ⅱ-(3)-ア-(イ)

指数関数は増加か減少のどちらかなので、 なら です。不等式では、底が 1 より小さいと不等号の向きが変わります。

指数方程式 は、どう解くか?

底を 2 にそろえて とし、指数を比べて 、

を使う。

指数不等式 を解くとき、何に注意するか?

底 は 1 より小さいので、指数を比べるときに不等号の向きが変わる

なので から 。底を 3 にそろえて 、 としても同じ。

のような方程式は、どう解くか?

と置くと なので、 の二次方程式 になる。 に注意して解く

で、 より 。 から 。

と置きかえたとき、 にはどんな条件がつくか?

はつねに正。 の範囲が決まっていれば、 の範囲もそこから決める( なら )。

練習問題

問 1 、、 を小さい順に並べよ。

方針 3 つとも 3 の累乗で書けるので、底を 3 にそろえて指数を比べる。底 3 は 1 より大きいから、指数が大きいほど値も大きい。

  1. なので、
  2. なので、
  3. 3 つの指数は 、、。分母を 4 にそろえると 、、 なので、
  4. 底 3 は 1 より大きいので、指数の大小がそのまま値の大小になり、
  5. もとの形に戻して、

問 2 方程式 を解け。

方針 8 も も 2 の累乗で書ける。両辺の底を 2 にそろえれば、 で指数どうしの一次方程式になる。

  1. 左辺は なので、
  2. 右辺は なので、
  3. 方程式は になる。指数を比べて、
  4. 両辺を 3 で割って、

問 3 不等式 を解け。

方針 右辺も底 の累乗で書いて、指数どうしを比べる。底 は 1 より小さい(減少関数)ので、指数を比べるときに不等号の向きが変わる。

  1. なので、
  2. 不等式は になる
  3. 底 は 1 より小さいので、不等号の向きを変えて指数を比べる。
  4. を移項して、

ここで間違えやすい 向きをそのままにして としないこと。底を 2 にそろえて としても解ける。このときは の両辺に を掛けるところで向きが変わり、同じ になる。

問 4 方程式 を解け。

方針  なので、式全体が の二次式になっている。 と置いて の二次方程式を解き、 から に戻す。 はつねに正なので、 の解だけを使う。

  1. なので、
  2. ()と置くと、方程式は
  3. 因数分解して、 から
  4. どちらも を満たすので、両方とも使える
  5. のとき、。 なので、
  6. のとき、。 なので、

問 5 不等式 を解け。

方針 、 なので、式全体が の二次式になっている。 と置いて の二次不等式を解き、 でしぼってから に戻す。

  1. なので、。また
  2. ()と置くと、不等式は
  3. 左辺を因数分解して、
  4. なので 。積が正になるのは のときなので、
  5. を戻すと 。 なので、
  6. 底 2 は 1 より大きいので、不等号の向きはそのままで

ここで間違えやすい  だけを解くと 、 の 2 つが出る。 は に合わないので捨てる( が負になることはない)。

問 6  のとき、関数 の最大値と最小値を求めよ。

最大値 5( のとき)、最小値 1( のとき)

方針 、 なので、 と置くと は の二次関数になる。 の範囲を の範囲に直してから、平方完成して頂点と両端の値を比べる。

  1. と置く。、 なので、
  2. の範囲を求める。底 2 は 1 より大きいので、 から 、つまり
  3. 平方完成する。
  4. 軸 は範囲 に入っているので、 で最小値 1 をとる。このとき から
  5. 最大値は両端のどちらかでとる。 のとき
  6. のとき
  7. なので、 で最大値 5 をとる。このとき から

ここで間違えやすい  の範囲 をそのまま の範囲にしないこと。置きかえたら、範囲も のものに直す。

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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