みならいノート

地理探究 2027年度版

貿易と経済圏

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領「地理探究」A (3) ア (ア) の「交通・通信網と物流や人の移動に関する運輸,観光などに関わる諸事象」。
内容の取扱いは、交通機関や通信手段を介した貿易や情報通信ネットワークなどの結び付きを取り上げるとしています。
このノートは、国と国がどんな物をやり取りしているか(貿易の型)と、貿易のルール、国どうしが手を組む地域経済統合を扱います。

0. 何を押さえるか

貿易は「何と何を交換しているか」で型が分かれ、その型が国の豊かさの違いと結び付いています。

型 何と何を交換するか 主な組み合わせ
垂直貿易 工業製品 ⇔ 原料・燃料・農産物(一次産品) 先進国と発展途上国
水平貿易 工業製品 ⇔ 工業製品 先進国どうし、工業化の進んだ新興国との間
加工貿易 原料を輸入し、加工した製品を輸出 かつての日本
中継貿易 輸入した物をそのまま、または少し手を加えて再輸出 シンガポール、香港

輸出品の順位や貿易額は毎年動くので、このノートでは扱いません。教科書・地図帳の最新の統計で確かめてください。

取り違えやすい分かれ目は次の 3 つ。

1. 貿易の型

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(3)-ア-(ア)

どの国が何を売り、何を買うかは、資源や工業化の程度によって決まってきました。

先進国が工業製品を輸出し、発展途上国が原料・燃料や農産物を輸出する貿易を何というか?

垂直貿易

植民地の時代に形づくられた型。一次産品は工業製品より値上がりしにくいとされ、途上国に不利になりやすい。

先進国どうしが、互いに工業製品を輸出し合う貿易を何というか?

水平貿易

自動車や機械など、同じ種類の工業製品を互いに売り買いすることも多い。

国の輸出や生産が、少数の農産物や鉱産資源に大きく頼っている経済を何というか? その弱みは何か?

モノカルチャー経済。国際価格や天候の変動で、国の収入が大きく揺れる

コーヒー・カカオ・銅などに頼るアフリカや中南アメリカの国に多い。

外国から輸入した物を、そのまま、または少し手を加えて別の国へ再び輸出する貿易を何というか?

中継貿易

交通の要所にある港で発達する。シンガポールや香港が代表例。

2. 自由貿易と保護貿易

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(3)-ア-(ア)

関税などの壁を低くして取引を広げるか、壁を設けて自国の産業を守るかは、時代と国の事情で揺れ動いてきました。

自国の産業を守るため、関税や輸入の数量制限で輸入を抑える貿易の方針を何というか?

保護貿易

反対に、国が貿易に制限を設けず自由に取引させる方針を自由貿易という。

GATT を引き継いで 1995 年に発足した、貿易のルールを定め各国の争いを処理する国際機関は?

WTO(世界貿易機関)

加盟国の間で関税を下げ、貿易上の差別をなくすことを原則にしている。

発展途上国の生産者から、適正な価格で継続的に買い取り、生活と自立を支える取り組みを何というか?

フェアトレード

コーヒー・カカオ・バナナなどで広がっている。安く買いたたかれやすい一次産品の生産者を守るねらいがある。

3. 地域経済統合

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(3)-ア-(ア)

近くの国どうしや、利害の一致する国どうしが関税をなくし、1 つの大きな市場を作る動きが世界中で進んでいます。

FTA(自由貿易協定)と EPA(経済連携協定)の違いは?

FTA は主に物の関税などをなくす協定、EPA はそれに加えて投資・人の移動・知的財産などのルールも含む

日本は FTA より範囲の広い EPA を中心に結んできた。

加盟国の間の関税をなくすだけでなく、域外の国からの輸入には共通の関税をかける仕組みを何というか?

関税同盟

EU や、南アメリカの MERCOSUR(南米南部共同市場)がこの仕組みを持つ。

1993 年のマーストリヒト条約で発足し、人・物・お金・サービスが自由に行き来する市場を作った地域統合は?

EU(ヨーロッパ連合)

1999 年に単一通貨ユーロが導入された。ただし EU の加盟国すべてがユーロを使っているわけではない。

NAFTA(北米自由貿易協定)に代わって 2020 年に発効した、アメリカ合衆国・メキシコ・カナダの協定は?

USMCA

3 か国の間で部品が国境を越えて行き来し、メキシコに自動車などの組み立て工場が集まった。

1967 年に発足した、東南アジアの国々の地域協力の組織は?

ASEAN(東南アジア諸国連合)

域内の関税を下げる AFTA(ASEAN 自由貿易地域)を進め、日本や中国などとも経済連携を結んでいる。

アジア太平洋の国と地域が、経済協力を話し合うため 1989 年に始めた枠組みは?

APEC(アジア太平洋経済協力)

関税同盟のような強い統合ではなく、ゆるやかな協力の場。日本・アメリカ合衆国・中国なども参加している。

このノートの 13 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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