みならいノート

地学 2027年度版

太陽の表面と活動

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学」の内容 (4) ア (ア) ㋒「太陽の活動」。
内容の取扱いは「『太陽表面の現象』については、スペクトルも扱うこと」
「『太陽の活動』については、太陽の活動周期と地球への影響も扱うこと」を求めている。

0. どういう論点か

太陽の外側は、外へ行くほど高温という直感に反する構造をしています。
層の名前・温度・何が見えるかを対で覚えます。

層 温度 見えるもの
光球(表面) 約 6000 K 黒点、粒状斑
彩層 約 1 万 K プロミネンス(紅炎)、フレア
コロナ 100 万 K 以上 皆既日食のときの淡い光、太陽風の源

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 光球と黒点

根拠: 学習指導要領 地学-(4)-ア-(ア)-㋒

光球とは?温度は?

私たちが見ている太陽の表面。約 6000 K

その外側に彩層・コロナがある。

粒状斑とは?何を示している?

光球に見える細かい模様。内部の対流(対流層のガスの上昇・下降)を示す

1 つの大きさは約 1000 km。

黒点はなぜ暗く見える?

周囲より温度が低いから(約 4000 K)

磁場が強く、対流による熱の運び込みが妨げられている。

黒点の観測から分かる太陽の性質を 2 つ挙げると?

自転していること、緯度によって自転周期が違うこと(差動回転)

赤道で約 25 日、高緯度で約 30 日。

太陽の縁のほうが暗く見える現象を何という?なぜ?

周縁減光。斜めに見るため、より外側(低温)の層しか見えないから

中心ほど深く高温の層が見える。

黒点は磁場とどう関係している?

強い磁場が集まっており、多くは N 極と S 極が対になって現れる

磁力線が光球を貫いている。

2. 彩層・コロナと爆発現象

根拠: 学習指導要領 地学-(4)-ア-(ア)-㋒

彩層とは?いつ見える?

光球の外側の薄い層(約 1 万 K)。皆既日食のときに赤く見える

Hα 線で観測できる。

プロミネンス(紅炎)とは?

彩層から吹き上がり、磁力線に沿って浮かぶガスの構造

日食のとき縁に炎のように見える。

コロナとは?温度は?

太陽の最も外側の非常に薄い大気。100 万 K 以上

皆既日食のときに真珠色に見える。

コロナが光球より高温であることは、なぜ不思議?

熱は高温から低温へ流れるので、外側が高温になる仕組みが別に必要だから

磁場のエネルギーによる加熱が考えられている。

フレアとは?

彩層やコロナで起こる爆発現象(磁場のエネルギーが解放される)

X 線や高エネルギー粒子が放出される。

フレアが地球に及ぼす影響を 3 つ挙げると?

磁気嵐、デリンジャー現象(短波通信の障害)、オーロラの活発化

人工衛星の故障や送電網への影響もある。

太陽風はどこから吹き出している?

コロナ(高温のため粒子が重力を振り切って流れ出す)

秒速 数百 km で太陽系に広がる。

3. スペクトルと活動周期

根拠: 学習指導要領 地学-(4)-ア-(ア)-㋒

太陽のスペクトルには暗い線が見える。この線を何という?

吸収線(フラウンホーファー線)

光球の外側の低温のガスが特定の波長を吸収してできる。

太陽のスペクトルから何が分かる?

太陽大気の元素の種類と量、温度、磁場の強さ、視線方向の運動

ヘリウムは太陽のスペクトルから発見された。

太陽の組成は?

水素が約 9 割(原子数比)、ヘリウムが約 1 割、ほかはごく少量

質量比では水素 約 74 %、ヘリウム 約 25 %。

連続スペクトルと輝線・吸収線は、それぞれどんな場合に見える?

高温の固体や濃いガスは連続スペクトル、薄い高温ガスは輝線、連続スペクトルを低温のガスが通ると吸収線

太陽は連続スペクトル+吸収線。

太陽の活動周期はどれくらい?何の数で測る?

約 11 年。黒点の数で測る

黒点が多い時期を極大期という。

黒点の出現緯度は、周期の中でどう変わる?

周期の初めは高緯度に現れ、進むにつれて低緯度へ移る(蝶形図)

規則性があることが磁場の周期と結びつく。

太陽活動が弱かった時期に、地球の気候はどうだったと考えられている?

寒冷だった(17 世紀のマウンダー極小期と小氷期が重なる)

活動と気候の関係は研究が続いている。

太陽の活動が強まると、地球の磁気圏ではどんなことが増える?

磁気嵐やオーロラが増える(太陽風とフレアが強まるため)

→ 地磁気と磁気圏

このノートの 21 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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