みならいノート

地学基礎 2027年度版

日本の気象と気象災害

みならいノートで覚える(無料)

このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学基礎」の内容 (2) ア (イ) ㋑「日本の自然環境」。
大気の大循環 で押さえた世界規模のしくみを、日本という場所に当てはめ、
そこで起きる気象現象と災害を扱う。

0. どういう論点か

日本の天気は、季節ごとにどの気団が強いかでほぼ決まります。
気団を覚えるのではなく、「大陸と海のどちらから来た空気か」「冷たいか暖かいか」の
2 つで組み立てると、4 つとも自分で説明できます。

気団 どこから 性質 効く季節
シベリア気団 大陸 冷たく乾燥 冬
オホーツク海気団 海(北) 冷たく湿潤 梅雨・秋雨
小笠原気団 海(南) 暖かく湿潤 夏
揚子江気団 大陸 暖かく乾燥 春・秋

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 日本の四季

根拠: 学習指導要領 地基-(2)-ア-(イ)-㋑

日本の天気が季節ごとに変わるのは、何が入れ替わるから?

日本付近を覆う気団(高気圧)が入れ替わるから

大陸生まれか海生まれか、冷たいか暖かいかで性質が決まる。

冬の日本の気圧配置を何といい、どんな風が吹く?

西高東低。北西の季節風が吹く

大陸に高気圧、太平洋に低気圧がある。

冬に日本海側で大雪になり、太平洋側が乾燥するのはなぜ?

大陸の乾いた空気が日本海で水蒸気を得て雪を降らせ、山を越えたあとは乾いた風になるから

同じ風が、山をはさんで正反対の天気をつくる。

梅雨をもたらす前線は何といい、どんな気団がぶつかっている?

梅雨前線。オホーツク海気団(冷たく湿潤)と小笠原気団(暖かく湿潤)

勢力が拮抗するため、前線が停滞して長く雨が続く。

夏の日本を覆う高気圧は? その性質は?

太平洋高気圧(小笠原気団)。暖かく湿っている

蒸し暑い晴天が続く。

春や秋に天気が周期的に変わるのはなぜ?

偏西風に流されて、移動性高気圧と低気圧が交互に通過するから

数日ごとに晴れと雨がくり返す。

台風が夏から秋にかけて日本に近づきやすいのはなぜ?

太平洋高気圧の縁に沿って北上し、偏西風に流されて日本付近を通るから

海面水温が高い時期に発達する。

2. 気象災害

根拠: 学習指導要領 地基-(2)-ア-(イ)-㋑

日本の気象災害は、四季をつくっているしくみが極端になった姿です。
「夏の湿った空気」「冬の季節風」「秋の台風」——原因は、ふだんの天気と同じところにあります。

日本で起きる主な気象災害を挙げると?

大雨(洪水・土砂災害)、台風、大雪、干ばつ、竜巻など

四季のしくみが極端になったときに起きる。

台風がもたらす災害を 3 つ挙げると?

強風、大雨による洪水や土砂災害、高潮

風・雨・海面の 3 方向から被害が出る。

高潮はなぜ起きる?

気圧が低いことで海面が吸い上げられ、さらに強風で海水が岸へ吹き寄せられるから

満潮と重なると被害が大きくなる。

線状降水帯とは何で、なぜ被害が大きくなる?

積乱雲が次々に発生して帯状に連なり、同じ場所に長い時間強い雨を降らせる現象

短時間に大量の雨が集中する。

集中豪雨で土砂災害が起きやすいのは、どんな場所?

急な斜面や、谷の出口(扇状地)など

雨水が地中にしみこんで斜面が崩れやすくなる。

都市で水害が起きやすくなっているのはなぜ?

地面が舗装されて雨水がしみこまず、一気に流れ出すから

下水や河川の処理能力を超えると浸水する(都市型水害)。

冬の大雪がもたらす災害は?

交通の途絶、雪崩、家屋の倒壊など

日本海側の山沿いで特に多い。

気象災害は、日本のどんな条件と結びついている?

中緯度にあって四季がはっきりし、海に囲まれて水蒸気が多く、山がちで斜面が急なこと

同じ雨量でも、地形が被害の出方を変える。

このノートの 15 問を、暗記カードで復習できます

みならいノートで覚える(無料)

答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

前 エルニーニョ現象
日本の地震と火山 次

このノートは無償で公開しています。当方は内容の正確性・完全性・最新性を保証しません。学習にあたっては、法令の原文・公式の出題範囲その他の一次資料を必ずご確認ください。試験への合格その他の効果を保証するものでもありません。

本文の転載・再配布はお断りしています(利用規約)。手元に置いて使いたい方は、ストアから Markdown ファイルとして入手できます。