みならいノート

化学 2027年度版

芳香族炭化水素

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「化学」の内容 (4) ア (ア) ㋒「芳香族化合物」。
内容の取扱いは芳香族炭化水素、フェノール類、芳香族カルボン酸及び芳香族アミンを扱うことを
求めており、解説は「ベンゼン環及び官能基により性質が特徴付けられる」ことを扱うとしている。

0. どういう論点か

ベンゼン環は二重結合をもつのに付加より置換が起こります。ここが最大の分かれ目です。
6 個の炭素が対等につながり、非常に安定な構造になっているためです。

起こる反応 例
ベンゼン(ふつうの条件) 置換反応 ニトロ化・スルホン化・ハロゲン化
ベンゼン(特別な条件) 付加反応 光+塩素、触媒+水素
アルケン 付加反応 臭素水の脱色

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. ベンゼンの構造と性質

根拠: 学習指導要領 化学-(4)-ア-(ア)-㋒

ベンゼンの分子式と形は?

C₆H₆。正六角形の平面構造

12 個の原子すべてが同一平面上にある。

ベンゼンの炭素間の結合の長さは?

すべて等しい(単結合と二重結合の中間)

交互に並んでいるのではなく、電子が環全体に広がっている。

ベンゼンが付加より置換を起こしやすいのはなぜ?

環の安定な構造を保とうとするから

付加すると安定な構造が壊れてしまう。

ベンゼンに臭素水を加えるとどうなる?

脱色しない

アルケンとの区別に使える。

ベンゼンの性質は?

無色・特有のにおいの液体で、水に溶けず有機溶媒に溶ける。有毒

燃やすとすすの多い炎を出す(炭素の割合が大きい)。

2. 置換反応

根拠: 学習指導要領 化学-(4)-ア-(ア)-㋒

ベンゼンに濃硝酸と濃硫酸を加えて加熱すると何ができる?

ニトロベンゼン(ニトロ化)

淡黄色の油状の液体。

ベンゼンに濃硫酸を加えて加熱すると何ができる?

ベンゼンスルホン酸(スルホン化)

強い酸性を示す。

ベンゼンに鉄粉を触媒として塩素を作用させると何ができる?

クロロベンゼン(ハロゲン化)

触媒が無いと進まない。

ベンゼンに光を当てながら塩素を作用させるとどうなる?

付加反応が起こり、ヘキサクロロシクロヘキサンができる

条件によって置換と付加が切り替わる。

ベンゼンにニッケル触媒で水素を付加させると何ができる?

シクロヘキサン

高温・高圧が必要。

3. トルエンとその他の芳香族炭化水素

根拠: 学習指導要領 化学-(4)-ア-(ア)-㋒

トルエンの構造は?

ベンゼン環にメチル基が 1 つ結合したもの

C₆H₅CH₃。

トルエンを過マンガン酸カリウムで酸化すると何ができる?

安息香酸

側鎖のメチル基だけが酸化され、ベンゼン環は壊れない。

キシレンにはいくつの異性体がある?

3 つ(オルト・メタ・パラ)

メチル基 2 個の位置の違いによる。

ナフタレンの構造と性質は?

ベンゼン環が 2 つつながった構造。常温で昇華する白色の固体

防虫剤に使われてきた。

パラキシレンを酸化すると何ができる?

テレフタル酸

ポリエチレンテレフタラート(PET)の原料になる。

このノートの 15 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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