みならいノート

化学 2027年度版

可逆反応と平衡定数

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「化学」の内容 (2) ア (イ) ㋑「化学平衡とその移動」。
解説は「水素とヨウ素の反応のような系を取り上げ、平衡定数を扱う」としている。

0. どういう論点か

両方向に進める反応では、やがて見かけ上の変化が止まります。
気液平衡や溶解平衡と同じで、止まったのではなく速さが等しくなった状態です。

反応の速さ 見かけ
反応の初め 正反応 > 逆反応 生成物が増える
平衡状態 正反応 = 逆反応 変化しない

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 可逆反応と平衡状態

根拠: 学習指導要領 化学-(2)-ア-(イ)-㋑

どちらの向きにも進みうる反応を何という?

可逆反応

式は ⇄ で書く。一方向にしか進まない反応は不可逆反応。

化学平衡の状態とは?

正反応と逆反応の速さが等しくなり、見かけ上変化が止まった状態

反応が止まったわけではない(動的平衡)。

平衡状態では、反応物と生成物の量は等しい?

等しいとは限らない

等しいのは「変化する速さ」であって、量ではない。

反応の初め、正反応と逆反応の速さはどうなっている?

正反応のほうが速い

生成物が増えるにつれて逆反応が速くなり、やがて等しくなる。

2. 平衡定数

根拠: 学習指導要領 化学-(2)-ア-(イ)-㋑

aA + bB ⇄ cC + dD の平衡定数 K の式は?

K = [C]ᶜ[D]ᵈ / ([A]ᵃ[B]ᵇ)

生成物を分子に、反応物を分母に置き、係数を指数にする。

平衡定数 K の値は何によって変わる?

温度だけ

濃度・圧力・触媒では変わらない。

平衡定数が非常に大きいとき、平衡はどちらに偏っている?

生成物の側(右)

分子が大きいということは、生成物が多いということ。

固体が関わる平衡で、平衡定数の式に固体を入れる?

入れない

固体の濃度は量によらず一定とみなせるため。

水溶液中の反応で、溶媒である水を平衡定数の式に入れる?

入れない

大量にあって濃度がほとんど変わらないため。

気体の反応で、濃度の代わりに分圧を使った平衡定数を何という?

圧平衡定数 K_p

濃度を使ったものは濃度平衡定数 K_c。

触媒を加えると、平衡定数はどうなる?

変わらない

平衡に達するまでの時間が短くなるだけで、到達先は変わらない。

3. 平衡の計算

根拠: 学習指導要領 化学-(2)-ア-(イ)-㋑

計算は毎回同じ形です。始めの量・変化した量・平衡時の量を 3 段に並べて、
変化した量を x と置きます。

平衡の計算で、まず表に並べる 3 つの量は?

はじめの量・変化した量・平衡時の量

変化した量は係数の比で結びつく。

H₂ + I₂ ⇄ 2HI で、H₂ が x mol 減ったとき、HI は何 mol 増える?

2x mol

係数の比 1 : 1 : 2 に従う。

平衡時の濃度を求めるとき、物質量をそのまま使ってよい?

よくない(体積で割って濃度にする)

ただし両辺の係数の和が等しい反応では、体積が約分されて消える。

反応前後で気体の分子数が変わらない反応では、平衡定数の計算で体積はどうなる?

約分されて消える

H₂ + I₂ ⇄ 2HI がその例で、物質量のまま計算できる。

このノートの 15 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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