みならいノート

化学基礎 2027年度版

中和滴定

みならいノートで覚える(無料)

このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「化学基礎」の内容 (3) ア (イ) ㋐「酸・塩基と中和」。
酸や塩基に関する実験などを行い、中和反応に関与する物質の量的関係を理解することが
求められている部分にあたる。

0. どういう論点か

中和滴定は共通テストで実験の図として出ます。器具と指示薬の選び方が要点です。

器具 何に使うか 共洗いするか
ホールピペット 濃度の分かっていない溶液を正確にはかり取る する
ビュレット 滴下した体積を読み取る する
コニカルビーカー 反応させる しない(水でぬれていてよい)
メスフラスコ 決まった濃度の溶液をつくる しない

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 器具と操作

根拠: 学習指導要領 化基-(3)-ア-(イ)-㋐

濃度の分からない酸や塩基の濃度を、中和の量的関係から求める操作を何という?

中和滴定

濃度の分かった溶液(標準溶液)を使う。

一定体積の溶液を正確にはかり取る器具は?

ホールピペット

安全ピペッターを使って吸い上げる。口で吸ってはいけない。

滴下した体積を正確に読み取る器具は?

ビュレット

液面の最も低い位置(メニスカスの下端)を、目の高さで読む。

決まった濃度の溶液を正確につくる器具は?

メスフラスコ

溶質を入れ、標線まで水を加えて全体の体積を合わせる。

ホールピペットとビュレットを、使う溶液で洗ってから使う操作を何という?なぜ必要?

共洗い。内側に残った水で溶液が薄まるのを防ぐため

はかり取る体積が正確でも、濃度が変わってしまう。

コニカルビーカーは共洗いする必要があるか。その理由も。

必要ない。水でぬれていても、中に入れた溶質の物質量は変わらないから

中和に関係するのは物質量で、濃度ではない。

器具のうち、加熱して乾かしてはいけないものは?その理由も。

ホールピペット・ビュレット・メスフラスコ。加熱すると変形して体積が正確でなくなるから

洗ったあとは自然乾燥させるか共洗いして使う。

2. 指示薬と滴定曲線

根拠: 学習指導要領 化基-(3)-ア-(イ)-㋐

中和点を色の変化で知らせる物質を何という?

指示薬

pH によって色が変わる。

フェノールフタレインの変色域と色の変化は?

pH 約 8.0〜9.8(塩基性側)。無色 → 赤(赤紫)

塩基性側に中和点がある滴定に使う。

メチルオレンジの変色域と色の変化は?

pH 約 3.1〜4.4(酸性側)。赤 → 黄

酸性側に中和点がある滴定に使う。

強酸と強塩基の滴定では、どの指示薬が使えるか?

フェノールフタレインでもメチルオレンジでもよい

中和点が pH 7 付近で、pH が急に変化する範囲が広いため。

弱酸(酢酸)を強塩基(水酸化ナトリウム)で滴定するとき、使う指示薬は?

フェノールフタレイン

できる塩が塩基性を示すので、中和点が塩基性側にある。

弱塩基(アンモニア)を強酸(塩酸)で滴定するとき、使う指示薬は?

メチルオレンジ

できる塩が酸性を示すので、中和点が酸性側にある。

滴定曲線とは何を表したグラフ?

加えた溶液の体積(横軸)と、混合液の pH(縦軸)の関係

中和点の前後で pH が急に変化する。

滴定曲線で pH が急に変化する部分があるのはなぜ?

中和点の近くでは、わずかな滴下で H⁺(または OH⁻)の量が大きく変わるから

この範囲に変色域が入る指示薬を選ぶ。

このノートの 15 問を、暗記カードで復習できます

みならいノートで覚える(無料)

答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

前 中和反応と塩
酸化と還元 次

このノートは無償で公開しています。当方は内容の正確性・完全性・最新性を保証しません。学習にあたっては、法令の原文・公式の出題範囲その他の一次資料を必ずご確認ください。試験への合格その他の効果を保証するものでもありません。

本文の転載・再配布はお断りしています(利用規約)。手元に置いて使いたい方は、ストアから Markdown ファイルとして入手できます。