消費生活と経済
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 公民的分野 B 私たちと経済 (1) 市場の働きと経済 ア (ア)「身近な消費生活を中心とした経済活動の意義」。
0. どういう論点か
欲しいものはたくさんあるのに、使えるお金や時間には限りがあります。
この「足りない」(希少性)があるから、人は選ばなければならない——経済はここから始まります。
作る(生産)・届ける(流通)・使う(消費)の流れを、家計・企業・政府の 3 つが分担して回しています。
| 経済の主体 | 主な役割 | 受け取るもの・払うもの |
|---|---|---|
| 家計 | 消費 | 労働力を提供して賃金を受け取り、商品を買う |
| 企業 | 生産 | 財やサービスを作って売り、利潤を得る |
| 政府 | 財政 | 税を集め、公共サービスを提供する |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 財は形のある商品、サービスは形の無い商品(散髪・授業・電車で運んでもらうことはサービス)
- 税金や社会保険料は「消費支出」ではなく「非消費支出」
- クレジットカードは後払い(電子マネーは前もって入金して使う形が多い)
1. 経済と経済の主体
根拠: 学習指導要領 公-B-(1)-ア-(ア)
商品を生産し、流通させ、消費することで、人々の暮らしを成り立たせる活動を何という?
経済活動(経済)
生産・流通・消費がひと続きになって回っている。
家計・企業・政府をまとめて何という?
経済の三主体
家計は消費、企業は生産、政府は財政を主に担う。
家族や個人など、消費を中心に営まれる経済の単位を何という?
家計
働いて得た賃金などを収入にして、商品を買ったり貯蓄したりする。
商品のうち、食料品や衣服のように形のあるものを何という?また、散髪や授業のように形の無いものを何という?
形のある商品=財、形の無い商品=サービス
電車に乗る・病院で診てもらうのもサービスを買っていることになる。
人々の欲しいものの量に比べて、それを満たす資源(お金・もの・時間)が足りない状態を何という?
希少性
希少性があるから、何を選び、何をあきらめるかという選択が必要になる。
2. 家計の収入と支出
根拠: 学習指導要領 公-B-(1)-ア-(ア)
会社などに勤めて得る収入を何という?
給与収入(勤労所得)
ほかに、自分で商店などを営んで得る事業収入、土地や預金などから得る財産収入がある。
家計の支出のうち、食料費・住居費・光熱費など、生活に必要な商品を買う支出を何という?
消費支出
税金や社会保険料の支払いは非消費支出で、消費支出とは区別する。
収入から税金や社会保険料などを差し引いた、家計が自由に使えるお金を何という?
可処分所得
これを消費支出と貯蓄に振り分ける。
収入のうち、将来に備えて使わずに蓄えておく部分を何という?
貯蓄
銀行預金のほか、株式や保険などの形でも蓄えられる。
消費支出のうち、食料費が占める割合を何という?
エンゲル係数
生活に欠かせない食料費の割合なので、所得が低い家計ほど高くなる傾向がある。
3. 流通
根拠: 学習指導要領 公-B-(1)-ア-(ア)
商品が生産者から消費者に届くまでの流れを何という?
流通
流通を担う仕事を商業といい、卸売業と小売業に分かれる。
生産者から商品を仕入れて小売業者に売る仕事を何という?
卸売業
小売業は、消費者に直接商品を売る仕事(スーパー・コンビニなど)。
4. 貨幣とキャッシュレス
根拠: 学習指導要領 公-B-(1)-ア-(ア)
貨幣(お金)が持つ 3 つの役割は?
交換の仲立ち・価値の尺度・価値の保存(蓄える)
物々交換では欲しいものどうしが一致しないと取引できないが、貨幣があればそれが解決する。
代金を後払いにして、商品を先に受け取れるカードを何という?
クレジットカード
後で銀行口座から引き落とされる。手元にお金が無くても使えるので、使いすぎに注意が要る。
現金を使わずに、カードやスマートフォンなどで代金を支払うことを何という?
キャッシュレス決済
クレジットカード(後払い)、電子マネー(前払いが多い)、デビットカード(即時払い)などがある。