みならいノート

中学社会 2027年度版

日本の農林水産業

みならいノートで覚える(無料)

このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領 地理的分野 C「日本の様々な地域」(2)「日本の地域的特色と地域区分」ア (ウ)「日本の資源・エネルギーと産業に関する特色」。

0. どういう論点か

日本の農業は、平地がせまいので狭い土地で手間をかけて多く収穫する形をとってきました。
そのうえで、気候の違いと大都市への近さを武器に、「いつ・どこへ出すか」を工夫して値打ちを上げています。

漁業は逆に、海が広いことが強みでしたが、各国が沿岸の海を自分のものとして囲い込んだことで
「遠くへとりに行く漁業」から「育てる漁業」へと重心が移りました。

食料自給率(カロリーベース)は 38 %(2023 年度)で、食料の多くを輸入に頼っています。

取り違えやすい組 一方 もう一方
出荷時期をずらす 促成栽培=暖かい気候で早く育てる 抑制栽培=涼しい気候で遅く育てる
育てる漁業 養殖業=出荷までいけすで育てる 栽培漁業=稚魚を放流し、育ってからとる
とる場所 沿岸=日帰り / 沖合=数日 遠洋=遠くの海で長期間

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 農業

根拠: 学習指導要領 地-C-(2)-ア-(ウ)

大都市の周辺で、野菜や花などを生産して新鮮なうちに出荷する農業を何という?

近郊農業

大消費地に近いので、輸送にかかる時間や費用が少なくてすむ。

冬でも暖かい気候を生かし、ビニールハウスなどで野菜の生育を早めて出荷する栽培方法を何という?

促成栽培

高知平野や宮崎平野で盛ん。ほかの産地の出荷が少ない冬から春に出す。

夏でも涼しい高原の気候を生かし、野菜の生育を遅らせて出荷する栽培方法を何という?

抑制栽培

長野県や群馬県の高原で、レタスやキャベツなどの高原野菜をつくる。

促成栽培や抑制栽培で、ほかの産地と出荷の時期をずらすのはなぜか?

市場に出回る量が少ない時期に出荷すると、高い値段で売れるから

輸送網の発達で、遠い産地からでも大都市へ出荷できるようになった。

米が余るようになったため、国が米の生産量を減らすよう求めた政策を何という?

減反政策(米の生産調整)

1970 年ごろから行われた。2018 年からは国が生産量の目標を割り当てることをやめた。

日本で自給率が高い農産物と、ほとんどを輸入に頼っている農産物の例は?

自給率が高い=米、輸入に頼る=小麦・大豆

日本は食料自給率が先進国の中でも低く、多くの食料を輸入している。

日本の農業が抱えている、働き手に関する課題は?

農業で働く人の高齢化と、後継者の不足

安い輸入農産物との競争も課題。ブランド化などで付加価値を高める取り組みがある。

地域で生産された農産物などを、その地域で消費することを何という?

地産地消

輸送の距離が短く、新鮮なものが手に入る。

2. 林業

根拠: 学習指導要領 地-C-(2)-ア-(ウ)

日本は国土の約 3 分の 2 が森林におおわれた、森林の多い国です。

森林が豊かなのに日本の林業が衰えたのは、なぜか?

安い輸入木材が増え、林業で働く人の高齢化や不足が進んだから

手入れされない森林が増え、森林のはたらきが弱まることも心配されている。

森林が「緑のダム」と呼ばれるのはなぜか?

降った雨を土の中にたくわえ、少しずつ川に流すから

洪水や土砂くずれを防ぐはたらきもある。

3. 漁業

根拠: 学習指導要領 地-C-(2)-ア-(ウ)

小型の船を使い、海岸近くの海で日帰りで行う漁業を何という?

沿岸漁業

とる漁業のうち、陸にいちばん近い海で行う。

中型の船を使い、日本の近海で数日がかりで行う漁業を何という?

沖合漁業

沿岸漁業より遠く、遠洋漁業より近い海で行う。

大型の船で遠くの海に出かけ、長い期間をかけて行う漁業を何という?

遠洋漁業

1970 年代から大きく衰えた。

1970 年代から遠洋漁業が衰えた大きな理由は?

各国が沿岸から 200 海里の排他的経済水域を設け、外国の漁船がとることを制限したから

石油危機で燃料の値段が上がったことも重なった。

いけすなどで、魚や貝を出荷できる大きさになるまで育てる漁業を何という?

養殖業

リアス海岸の湾など、波のおだやかな場所で盛ん。

卵からかえした稚魚や稚貝をある程度まで育ててから海や川に放流し、成長したものをとる漁業を何という?

栽培漁業

途中で海に放す点が、出荷まで育てる養殖業と違う。どちらも「育てる漁業」。

このノートの 16 問を、暗記カードで復習できます

みならいノートで覚える(無料)

答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

前 日本の資源とエネルギー
日本の工業 次

このノートは無償で公開しています。当方は内容の正確性・完全性・最新性を保証しません。学習にあたっては、法令の原文・公式の出題範囲その他の一次資料を必ずご確認ください。試験への合格その他の効果を保証するものでもありません。

本文の転載・再配布はお断りしています(利用規約)。手元に置いて使いたい方は、ストアから Markdown ファイルとして入手できます。