みならいノート

中学理科 2027年度版

金属イオン

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学習指導要領 第 1 分野 (6) 化学変化とイオン ア (イ)「化学変化と電池」㋐。

0. どういう論点か

金属は、種類によって陽イオンへのなりやすさが違います。
なりやすい金属を、なりにくい金属のイオンが溶けた水溶液に入れると、
なりやすいほうが溶け出し、なりにくいほうが金属として出てきます。

中学で扱うのは次の 3 つの順番です。

マグネシウム > 亜鉛 > 銅(左ほど陽イオンになりやすい)

この順番さえ分かれば、どの組み合わせで何が起こるかはすべて決まります。

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. イオンへのなりやすさ

根拠: 学習指導要領 1-(6)-イ-㋐

マグネシウム・亜鉛・銅を、陽イオンになりやすい順に並べよ。

マグネシウム > 亜鉛 > 銅

硫酸銅水溶液に亜鉛板を入れると、どうなるか?

亜鉛板の表面に赤い銅が付き、水溶液の青色がうすくなる

亜鉛のほうが陽イオンになりやすいため、亜鉛が溶け出して銅が出てくる。

上の反応で、亜鉛と銅イオンに起きていることを、電子のやりとりで説明せよ。

亜鉛=電子を 2 個失って亜鉛イオンになり、溶け出す(Zn → Zn²⁺ + 2e⁻)
銅イオン=電子を 2 個受け取って銅原子になり、付着する(Cu²⁺ + 2e⁻ → Cu)

e⁻ は電子を表す。

硫酸銅水溶液の青色がうすくなるのはなぜか?

青色のもとである銅イオン Cu²⁺ が減っていくから

銅イオンが銅原子になって、板に付着していく。

硫酸亜鉛水溶液に銅板を入れると、どうなるか?

何も起こらない

銅は亜鉛より陽イオンになりにくいので、溶け出さない。

硫酸亜鉛水溶液にマグネシウム板を入れると、どうなるか?

マグネシウム板の表面に亜鉛が付く

マグネシウムのほうが陽イオンになりやすいため。

硫酸マグネシウム水溶液に亜鉛板を入れると、どうなるか?

何も起こらない

亜鉛はマグネシウムより陽イオンになりにくい。

2. 実験の結果の読み方

根拠: 学習指導要領 1-(6)-イ-㋐

金属 A を、金属 B のイオンを含む水溶液に入れて、A の表面に B が付いた。どちらが陽イオンになりやすいか?

A

なりやすい A が溶け出し、なりにくい B が金属として出てきた。

3 種類の金属と、それぞれのイオンを含む水溶液の組み合わせを全部試すとき、変化が起こる組み合わせは何通りあるか?

3 通り

マグネシウム → 亜鉛の水溶液、マグネシウム → 銅の水溶液、亜鉛 → 銅の水溶液。
なりやすい金属を、なりにくい金属の水溶液に入れたときだけ起こる。

硝酸銀水溶液に銅線を入れると、銅線のまわりに銀が付き、水溶液が青くなる。ここから何が分かるか?

銅は銀より陽イオンになりやすい

溶け出した銅が銅イオン Cu²⁺ になり、水溶液が青くなった。

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