運動の速さと向き
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 1 分野 (5) 運動とエネルギー ア (イ)「運動の規則性」㋐。
0. どういう論点か
運動を数ではかる節です。使うのは 1 つの式だけです。
速さ = 移動距離 ÷ かかった時間
そのうえで、実験では記録タイマーで速さを測ります。
テープの打点の間隔が、そのまま速さを表しています。
| 打点の間隔 | 速さ |
|---|---|
| 広い | 速い |
| 等しい | 速さが変わっていない |
| だんだん広がる | だんだん速くなっている |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 東日本のタイマーは 1 秒間に 50 打点、西日本は 60 打点(5 打点 = 0.1 秒 / 6 打点 = 0.1 秒)
- 平均の速さと瞬間の速さは違う(区間全体をならしたものか、その瞬間か)
- 作用と反作用は 2 つの物体の間の力(1 つの物体に働くつり合いとは別)
1. 速さ
根拠: 学習指導要領 1-(5)-イ-㋐
速さを求める式は?
速さ = 移動距離 ÷ 移動にかかった時間
単位は m/s(メートル毎秒)や km/h(キロメートル毎時)。
5 秒間に 12 m 進んだ物体の速さは?
2.4 m/s
12 ÷ 5 = 2.4。
平均の速さと瞬間の速さの違いは?
平均の速さ=ある区間全体をならした速さ
瞬間の速さ=その瞬間の速さ
スピードメーターが示すのは瞬間の速さ。
36 km/h は何 m/s か?
10 m/s
36 km = 36000 m、1 時間 = 3600 秒。36000 ÷ 3600 = 10。
(km/h を 3.6 で割ると m/s になる)
2. 記録タイマー
根拠: 学習指導要領 1-(5)-イ-㋐
記録タイマーは何を記録する装置か?
一定の時間ごとに、テープに打点を打つ装置
打点の間隔から、その間の速さが分かる。
1 秒間に 50 打点の記録タイマーで、5 打点分の時間は?
0.1 秒
5 ÷ 50 = 0.1。西日本の 60 打点のタイマーなら 6 打点で 0.1 秒。
打点の間隔が等しいテープは、どんな運動を表しているか?
速さが変わっていない運動(等速直線運動)
打点の間隔がだんだん広がるテープは、どんな運動か?
だんだん速くなっている運動
逆に、だんだんせまくなればだんだん遅くなっている。
0.1 秒ごとに切ったテープの長さが 3.0 cm だった。この区間の平均の速さは?
0.3 m/s
3.0 cm = 0.03 m。0.03 ÷ 0.1 = 0.3。
0.1 秒ごとに切ったテープを順に並べてグラフにすると、等速直線運動ではどんな形になるか?
同じ高さの棒が並ぶ(横ばい)
だんだん速くなる運動では、階段状に高くなる。
3. 運動の向きと、作用・反作用
根拠: 学習指導要領 1-(5)-イ-㋐
運動を表すには、速さのほかに何が必要か?
運動の向き
速さと向きの両方が決まって、はじめて運動が定まる。
作用・反作用の法則とは?
物体 A が物体 B に力を加えると、B は A に同じ大きさで逆向きの力を加え返す
必ず同時に、対になって働く。
つり合っている 2 力と、作用・反作用の 2 力は、どこが違うか?
つり合い=1 つの物体に働く 2 力
作用・反作用=2 つの物体が互いに及ぼし合う力
作用・反作用の 2 力は別々の物体に働くので、打ち消し合わない。
スケートボードに乗って壁を押すと、自分が後ろに動くのはなぜか?
壁が自分を押し返しているから(反作用)
自分が壁を押す力と、壁が自分を押す力が対になっている。