自然界のつり合い
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 2 分野 (7) 自然と人間 ア (ア)「生物と環境」㋐。
0. どういう論点か
生物は「食べる・食べられる」の関係でつながっています(食物連鎖)。
役割で見ると、生物は 3 つに分けられます。
| 役割 | 何をするか | 例 |
|---|---|---|
| 生産者 | 光合成で、無機物から有機物をつくる | 植物・植物プランクトン |
| 消費者 | ほかの生物を食べて有機物を得る | 草食動物・肉食動物 |
| 分解者 | 死がいやふんの有機物を、無機物に分解する | 菌類(カビ・キノコ)・細菌類・土壌動物 |
数で見ると、生産者がいちばん多く、食べる側ほど少なくなります(ピラミッドの形)。
ある生物が一時的に増えたり減ったりしても、やがてもとのつり合いに戻ります。
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 分解者も消費者の一種(ほかの生物がつくった有機物を取り入れている)
- ミミズやダンゴムシなどの土壌動物も、分解に関わる
- 炭素は、光合成で生物に取り込まれ、呼吸で大気に戻る
1. 食物連鎖
根拠: 学習指導要領 2-(7)-ア-㋐
食物連鎖とは何か?
生物どうしの、食べる・食べられるという関係のつながり
実際には網の目のように複雑にからみ合っていて、これを食物網という。
生産者とは何か。例を挙げよ。
光合成によって、無機物から有機物をつくり出す生物
例: 植物・植物プランクトン。
消費者とは何か?
ほかの生物を食べて、有機物を取り入れる生物
草食動物・肉食動物がこれにあたる。
食物連鎖の中で、数量がいちばん多いのはどの段階の生物か?
生産者(植物など)
食べる側の段階ほど数量は少なくなり、ピラミッドの形になる。
ある地域で草食動物が一時的に増えると、そのあとどうなるか?
植物が減り、草食動物を食べる肉食動物が増えるので、やがて草食動物は減り、もとのつり合いに戻る
2. 分解者
根拠: 学習指導要領 2-(7)-ア-㋐
分解者とは何か。例を挙げよ。
生物の死がいやふんなどの有機物を、無機物に分解する生物
例: カビ・キノコ(菌類)、乳酸菌・大腸菌(細菌類)。
土の中で、落ち葉や死がいを食べて分解に関わる動物を何という。例は?
土壌動物。例: ミミズ・ダンゴムシ・トビムシ
デンプン溶液に、そのままの土の上ずみ液と、焼いた土の上ずみ液を加えて数日置き、ヨウ素液を加えた。結果の違いと、その理由は?
そのままの土=青紫色にならない(デンプンが分解された)
焼いた土=青紫色になる(デンプンが残っている)
焼いた土では、分解者の微生物が死んでいるため。
分解者によってできた無機物は、そのあとどうなるか?
植物などの生産者に取り入れられ、再び有機物をつくる材料になる
3. 物質の循環
根拠: 学習指導要領 2-(7)-ア-㋐
炭素は、自然界をどのように循環しているか?
大気中の二酸化炭素が光合成で植物に取り込まれて有機物になり、食物連鎖で動物へ移り、呼吸や分解によって再び二酸化炭素として大気に戻る
生物の呼吸と光合成は、酸素と二酸化炭素の循環でどんな関係にあるか?
光合成は二酸化炭素を取り込んで酸素を出し、呼吸は酸素を取り込んで二酸化炭素を出す
互いに逆向きの出入りで、大気の気体のつり合いを保っている。