火山と火成岩
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 2 分野 (2) 大地の成り立ちと変化 ア (ウ)「火山と地震」㋐。
0. どういう論点か
火山の形も、噴火のしかたも、溶岩の色も、マグマの粘りけひとつで決まります。
| マグマの粘りけ | 強い | 中くらい | 弱い |
|---|---|---|---|
| 火山の形 | ドーム状(盛り上がる) | 円すい形(成層火山) | 傾斜のゆるやかな形 |
| 噴火 | 激しい・爆発的 | 中くらい | おだやか(溶岩が流れ出る) |
| 溶岩の色 | 白っぽい | 灰色 | 黒っぽい |
| 例 | 昭和新山・雲仙普賢岳 | 富士山・桜島 | マウナロア(ハワイ) |
マグマが冷えて固まった岩石が火成岩で、冷え方で 2 つに分かれます。
| 冷えた場所 | 冷え方 | つくり | 例 | |
|---|---|---|---|---|
| 火山岩 | 地表や地表付近 | 急に | 斑状組織 | 流紋岩・安山岩・玄武岩 |
| 深成岩 | 地下深く | ゆっくり | 等粒状組織 | 花こう岩・せん緑岩・斑れい岩 |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 粘りけが強い=激しい噴火・白っぽい(おだやかではない)
- ゆっくり冷えると結晶が大きく育つ(深成岩の粒がそろって大きい理由)
- 白っぽい岩石は無色鉱物(石英・長石)が多い
1. マグマと火山
根拠: 学習指導要領 2-(2)-ウ-㋐
マグマとは何か?
地下の岩石が、高温でどろどろにとけたもの
マグマの粘りけが強い火山の、形・噴火・溶岩の色は?
形=ドーム状、噴火=激しく爆発的、溶岩の色=白っぽい
例: 昭和新山・雲仙普賢岳。
マグマの粘りけが弱い火山の、形・噴火・溶岩の色は?
形=傾斜のゆるやかな形、噴火=おだやか(溶岩が流れ出る)、溶岩の色=黒っぽい
例: マウナロア・キラウエア(ハワイ)。
富士山や桜島のような円すい形の火山ができるのは、マグマの粘りけがどのくらいのときか?
中くらいのとき
溶岩と火山灰などが交互に積み重なってできる(成層火山)。
火山噴出物の例を 3 つ挙げよ。
溶岩・火山灰・火山弾・軽石・火山ガスなど
2. 火成岩
根拠: 学習指導要領 2-(2)-ウ-㋐
火山岩と深成岩は、それぞれどこで、どう冷え固まった岩石か?
火山岩=地表や地表付近で、急に冷え固まった
深成岩=地下深くで、ゆっくり冷え固まった
火山岩のつくりを何という。どんなつくりか?
斑状組織。細かい粒やガラス質の部分(石基)の中に、大きな結晶(斑晶)が散らばっている
深成岩のつくりを何という。どんなつくりか?
等粒状組織。同じくらいの大きさの結晶が、すき間なく組み合わさっている
深成岩の結晶が大きいのはなぜか?
地下深くでゆっくり冷えたので、結晶が大きく育つ時間があったから
火山岩の石基が細かいのは、急に冷えて結晶が育たなかったため。
火山岩の代表的な 3 つを、白っぽい順に挙げよ。
流紋岩 → 安山岩 → 玄武岩
深成岩の代表的な 3 つを、白っぽい順に挙げよ。
花こう岩 → せん緑岩 → 斑れい岩
3. 鉱物
根拠: 学習指導要領 2-(2)-ウ-㋐
鉱物とは何か?
マグマが冷えてできた結晶の粒
火成岩は、いくつかの鉱物が集まってできている。
無色鉱物(白っぽい鉱物)を 2 つ挙げよ。
石英・長石
有色鉱物(黒っぽい鉱物)を 3 つ挙げよ。
黒雲母・角閃石・輝石・かんらん石
白っぽい火成岩と黒っぽい火成岩は、何の割合が違うのか?
無色鉱物と有色鉱物の割合
白っぽい岩石ほど、石英・長石などの無色鉱物が多い。