消化と吸収
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 2 分野 (3) 生物の体のつくりと働き ア (ウ)「動物の体のつくりと働き」㋐。
0. どういう論点か
食物の養分は、そのままでは大きすぎて体に取り入れられません。
消化酵素で小さく分解し、小腸から吸収します。
| 養分 | 分解する消化液(酵素) | 最後にできるもの |
|---|---|---|
| デンプン | だ液(アミラーゼ)・すい液・小腸の壁 | ブドウ糖 |
| タンパク質 | 胃液(ペプシン)・すい液(トリプシン)・小腸の壁 | アミノ酸 |
| 脂肪 | すい液(リパーゼ)+ 胆汁 | 脂肪酸とモノグリセリド |
すい液は 3 つの養分すべてに働きます。
胆汁は消化酵素を含みませんが、脂肪の分解を助けます。
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 胆汁をつくるのは肝臓、ためておくのは胆のう(胆のうがつくるのではない)
- 脂肪酸とモノグリセリドは、柔毛で再び脂肪になってリンパ管へ入る(毛細血管ではない)
- だ液の実験は約 40 ℃ で行う(体温に近い温度で酵素がよく働く)
1. 消化
根拠: 学習指導要領 2-(3)-ウ-㋐
食物が通る管(消化管)の順番は?
口 → 食道 → 胃 → 小腸 → 大腸 → 肛門
消化酵素とは何か?
食物の養分を、体に吸収されやすい小さな物質に分解する物質
消化液に含まれている。
だ液に含まれる消化酵素と、その働きは?
アミラーゼ。デンプンを麦芽糖などに分解する
胃液に含まれる消化酵素と、その働きは?
ペプシン。タンパク質を分解する
すい液に含まれる消化酵素を 3 つ挙げよ。
アミラーゼ・トリプシン・リパーゼ
デンプン・タンパク質・脂肪のすべてを分解する。
胆汁はどこでつくられ、どんな働きをするか?
肝臓でつくられ、胆のうにたくわえられる
消化酵素は含まないが、脂肪の分解を助ける。
デンプン・タンパク質・脂肪は、最終的にそれぞれ何に分解されるか?
デンプン=ブドウ糖
タンパク質=アミノ酸
脂肪=脂肪酸とモノグリセリド
2. だ液の実験
根拠: 学習指導要領 2-(3)-ウ-㋐
デンプン溶液に、A はだ液を、B は水を加え、約 40 ℃ の湯に入れてから調べます。
上の実験を約 40 ℃ で行うのはなぜか?
体温に近い温度で、だ液の消化酵素がよく働くから
上の A と B にヨウ素液を加えると、どうなるか?
A(だ液)=変化しない
B(水)=青紫色になる
A ではデンプンが分解されて無くなっている。
上の A と B にベネジクト液を加えて加熱すると、どうなるか?
A(だ液)=赤褐色の沈殿ができる
B(水)=変化しない
A には麦芽糖などができている。
3. 吸収
根拠: 学習指導要領 2-(3)-ウ-㋐
消化された養分は、おもにどこから吸収されるか?
小腸の壁にある柔毛
小腸の内側に柔毛がたくさんあることは、吸収にどう役立つか?
表面積が大きくなり、養分を効率よく吸収できる
ブドウ糖とアミノ酸は、柔毛で吸収されたあと、どこに入るか?
毛細血管
そのあと血液によって肝臓に運ばれる。
脂肪酸とモノグリセリドは、柔毛で吸収されたあと、どうなるか?
再び脂肪になって、リンパ管に入る
毛細血管に入るブドウ糖・アミノ酸と取り違えないこと。