呼吸と血液の循環
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 2 分野 (3) 生物の体のつくりと働き ア (ウ)「動物の体のつくりと働き」㋐。
0. どういう論点か
肺で取り入れた酸素と、小腸で吸収した養分を、血液が全身の細胞に届けます。
逆に、細胞から出た二酸化炭素や不要物を運び出すのも血液です。
血液の通り道は 2 つの輪になっています。
| 道すじ | 役割 | |
|---|---|---|
| 肺循環 | 右心室 → 肺動脈 → 肺 → 肺静脈 → 左心房 | 二酸化炭素を出し、酸素を受け取る |
| 体循環 | 左心室 → 大動脈 → 全身 → 大静脈 → 右心房 | 全身に酸素と養分を届ける |
いちばんの引っかけは、血管の名前と、中を流れる血液の種類がずれるところです。
| 動脈血(酸素が多い) | 静脈血(二酸化炭素が多い) | |
|---|---|---|
| 流れる血管 | 肺静脈・大動脈 | 肺動脈・大静脈 |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 肺動脈には静脈血、肺静脈には動脈血が流れる(動脈・静脈は「心臓から出るか、戻るか」で決まる)
- 肺には筋肉が無い(ろっ骨の間の筋肉と横隔膜が動かす)
- 尿素をつくるのは肝臓、こし出すのは腎臓
1. 呼吸
根拠: 学習指導要領 2-(3)-ウ-㋐
肺の中で、気管支の先にある小さな袋を何という?
肺胞
まわりを毛細血管が取り巻き、ここで酸素と二酸化炭素が交換される。
肺胞がたくさんあることは、呼吸にどう役立つか?
空気にふれる表面積が大きくなり、気体の交換を効率よく行える
肺には筋肉が無い。どうやって空気を出し入れしているか?
ろっ骨の間の筋肉と横隔膜の動きで、胸の空間を広げたりせばめたりしている
2. 心臓と血管
根拠: 学習指導要領 2-(3)-ウ-㋐
動脈と静脈は、何によって区別されるか?
動脈=心臓から送り出される血液が流れる血管
静脈=心臓に戻る血液が流れる血管
流れる血液の種類(酸素が多いか)ではない。
動脈血と静脈血とは、それぞれどんな血液か?
動脈血=酸素を多く含む血液
静脈血=二酸化炭素を多く含む血液
肺動脈と肺静脈には、それぞれ動脈血と静脈血のどちらが流れているか?
肺動脈=静脈血(心臓から肺へ向かう)
肺静脈=動脈血(肺から心臓へ戻る)
肺循環とは、どんな道すじか?
右心室 → 肺動脈 → 肺 → 肺静脈 → 左心房
体循環とは、どんな道すじか?
左心室 → 大動脈 → 全身 → 大静脈 → 右心房
心臓の 4 つの部屋のうち、壁がいちばん厚いのはどこか。理由は?
左心室
全身へ血液を送り出すので、強い力が必要なため。
静脈にところどころ弁があるのはなぜか?
血液の逆流を防ぐため
静脈は壁がうすく、心臓から遠いので血液の勢いが弱い。
3. 血液の成分
根拠: 学習指導要領 2-(3)-ウ-㋐
赤血球の働きは何か。何という物質を含むか?
酸素を運ぶ。ヘモグロビンを含む
ヘモグロビンは、酸素の多い所で酸素と結び付き、少ない所で酸素をはなす。
白血球と血小板の働きは、それぞれ何か?
白血球=体内に入った細菌などを分解する
血小板=出血したときに血液を固める
血しょうの働きは何か?
養分・二酸化炭素・不要物などを溶かして運ぶ
毛細血管からしみ出したものを組織液といい、細胞との物質のやりとりをなかだちする。
4. 排出
根拠: 学習指導要領 2-(3)-ウ-㋐
タンパク質が分解されると、体に有害な何ができるか?
アンモニア
肝臓の働きを 3 つ挙げよ。
アンモニアを害の少ない尿素に変える・胆汁をつくる・ブドウ糖をグリコーゲンに変えてたくわえる
腎臓の働きは何か?
血液中から尿素などの不要な物質をこし出して、尿をつくる
尿は輸尿管を通ってぼうこうにためられ、体の外に出される。