大気の動きと海洋の影響
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 2 分野 (4) 気象とその変化 ア (ウ)「日本の気象」㋑。
0. どういう論点か
日本の天気を大きなところで動かしているのは、2 つのしくみです。
- 偏西風 … 日本付近の上空を、西から東へ一年中吹いている風。だから天気は西から東へ移っていく
- 陸と海のあたたまり方の違い … 陸は海よりあたたまりやすく、冷めやすい。この差が季節風・海風・陸風を起こす
陸と海の差から、風の向きは次のように決まります。
| 陸 | 風の向き | |
|---|---|---|
| 昼(海風) | 海よりあたたかい → 上昇気流 | 海 → 陸 |
| 夜(陸風) | 海より冷たい | 陸 → 海 |
| 夏(季節風) | 大陸があたたまる | 海 → 大陸(南東) |
| 冬(季節風) | 大陸が冷える | 大陸 → 海(北西) |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 偏西風は西から東へ吹く(だから天気は西から変わる)
- 昼は海から陸へ、夜は陸から海へ(海風・陸風)
- 天気の変化が起こるのは、地表から約 10 km までのうすい層
1. 地球の大気
根拠: 学習指導要領 2-(4)-ウ-㋑
雲ができたり雨が降ったりする天気の変化が起こるのは、地表からおよそ何 km までの範囲か?
約 10 km
地球の半径(約 6400 km)に比べると、ごくうすい層にすぎない。
日本付近の上空を、一年中西から東へ吹いている風を何という?
偏西風
日本の天気が、西から東へ移り変わることが多いのはなぜか?
上空の偏西風に流されて、高気圧や低気圧が西から東へ移動するから
2. 陸と海のあたたまり方
根拠: 学習指導要領 2-(4)-ウ-㋑
陸と海では、あたたまりやすさ・冷めやすさにどんな違いがあるか?
陸は海よりあたたまりやすく、冷めやすい
海風とは何か。なぜ昼に吹くか?
昼に、海から陸へ向かって吹く風
昼は陸が海よりあたたかくなって上昇気流が起こり、陸の気圧が低くなるため。
陸風とは何か。なぜ夜に吹くか?
夜に、陸から海へ向かって吹く風
夜は陸が海より早く冷え、陸の気圧が海より高くなるため。
季節風とは何か?
季節によって向きが変わる、大陸と海洋の間を吹く風
陸と海のあたたまり方の違いによって起こる。
日本で、冬と夏の季節風はそれぞれどの向きに吹くか。理由は?
冬=北西(冷えた大陸から海洋へ)
夏=南東(海洋から、あたたまった大陸へ)
大陸の気圧が、冬は高く、夏は低くなるため。
3. 海洋の影響
根拠: 学習指導要領 2-(4)-ウ-㋑
日本の天気に海洋が大きく影響するのはなぜか?
まわりを海に囲まれていて、海の上を通る空気が多くの水蒸気をふくむから
冬の日本海側の大雪も、つゆの長雨も、海からの水蒸気がもとになっている。
海に面した土地は、内陸に比べて気温の変化がどうなりやすいか?
気温の変化が小さい(おだやか)
海は陸よりあたたまりにくく冷めにくいため。