地層のでき方
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 2 分野 (2) 大地の成り立ちと変化 ア (ア)「身近な地形や地層,岩石の観察」㋐・(イ)「地層の重なりと過去の様子」㋐。
0. どういう論点か
地層は、岩石がくずれて運ばれ、積もったものです。流れは 4 段階です。
風化 → 侵食 → 運搬 → 堆積
運ばれる途中で、重くて大きい粒ほど早く沈みます。
だから河口の近くには大きな粒が、沖には細かい粒が積もります。
| 粒 | 大きさ | 積もる場所 | 固まってできる岩石 |
|---|---|---|---|
| れき | 2 mm 以上 | 河口に近い浅い所 | れき岩 |
| 砂 | 2 mm〜約 0.06 mm | その少し沖 | 砂岩 |
| 泥 | 約 0.06 mm 以下 | 沖の深い所 | 泥岩 |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 下にある層ほど古い(地層が逆転していない限り)
- 堆積岩の粒は丸い(流れる水で角がとれる。火山灰の粒は角ばっている)
- 石灰岩は塩酸で二酸化炭素が出る、チャートは出ない
1. 地層の観察
根拠: 学習指導要領 2-(2)-ア-㋐
地層が地表に現れて見えている所を何という?
露頭
崖や道路の切り通しなどで観察できる。
地層を観察するとき、何を記録するか?
層の厚さ・色・粒の大きさや形・化石の有無・重なり方
離れた場所の地層と比べるときの手がかりになる。
地層の重なり方を柱のような図に表したものを何という?
柱状図
離れた地点の地層のつながりを比べるのに使う。
2. 風化から堆積まで
根拠: 学習指導要領 2-(2)-イ-㋐
風化とは何か?
岩石が、気温の変化や風雨によって、表面からもろくなりくずれていくこと
侵食・運搬・堆積とは、それぞれ流れる水のどんな働きか?
侵食=岩石をけずる
運搬=土砂を運ぶ
堆積=流れがゆるやかな所で土砂を積もらせる
河口から沖に向かって、れき・砂・泥はどの順に積もるか。理由は?
河口に近い方から れき → 砂 → 泥
粒が大きく重いものほど早く沈むため。
ある地点で、下から れき → 砂 → 泥 の順に積もっていた。この場所はどう変化したと考えられるか?
しだいに深い海(河口から遠い所)になった
細かい粒ほど沖に積もるので、上へいくほど深い環境になった。
地層は、ふつう上と下のどちらが古いか?
下の層ほど古い
下から順に積み重なっていくため。
離れた地点の地層を比べるとき、目印になる層を何という。例は?
かぎ層。火山灰の層がよく使われる
火山灰は広い範囲に同時に降り積もるため。
3. 堆積岩
根拠: 学習指導要領 2-(2)-イ-㋐
堆積岩とは何か?
堆積したものが、長い年月の間に押し固められてできた岩石
れき岩・砂岩・泥岩は、何で見分けるか?
岩石をつくる粒の大きさ
2 mm 以上がれき岩、それより小さいと砂岩、さらに細かい(約 0.06 mm 以下)と泥岩。
堆積岩の粒が丸みを帯びているのはなぜか?
流れる水に運ばれる間に、角がけずられたから
石灰岩とチャートは、どうやって見分けるか?
うすい塩酸をかける
石灰岩=二酸化炭素が発生する(とける)
チャート=気体が発生しない。とてもかたく、鉄のくぎで傷がつかない
どちらも生物の殻などが積もってできる。
凝灰岩は何が固まってできた岩石か?
火山灰などの火山噴出物
粒は角ばっている。この層があれば、当時近くで火山の噴火があったと分かる。
4. 大地の変動
根拠: 学習指導要領 2-(2)-イ-㋐
断層とは何か?
地層に大きな力が加わって、地層が切れてずれたもの
しゅう曲とは何か?
地層に大きな力が加わって、地層が波打つように曲がったもの
海で堆積した地層が陸上で見られるのはなぜか?
大地が隆起したから
大地が持ち上がることを隆起、沈むことを沈降という。