化学変化と熱
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 1 分野 (4) 化学変化と原子・分子 ア (イ)「化学変化」㋒。
0. どういう論点か
化学変化には熱の出入りが必ず伴います。向きは 2 つしかありません。
| 何が起こるか | まわりの温度 | |
|---|---|---|
| 発熱反応 | 熱を出す | 上がる |
| 吸熱反応 | 熱を吸収する | 下がる |
身の回りの反応はほとんどが発熱反応で、吸熱反応は数が少ないので、
吸熱反応の例のほうを覚えるほうが早いです。
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 温度が上がる=発熱反応(「熱を吸収した」ではない)
- 吸熱反応でも化学変化は起きている(温度が下がるのは変化が進んでいる証拠)
- アンモニアが発生する反応は刺激臭がある(吸熱反応の実験では換気する)
1. 発熱反応
根拠: 学習指導要領 1-(4)-イ-㋒
発熱反応とは何か。まわりの温度はどうなるか?
熱を発生する化学変化。まわりの温度は上がる
鉄粉と活性炭に食塩水を加えると、温度はどうなるか。何に使われているか?
上がる(発熱反応)。使い捨てかいろに使われている
鉄が空気中の酸素と結び付く(酸化する)ときに熱が出る。
うすい塩酸に鉄やマグネシウムを入れると、温度はどうなるか?
上がる(発熱反応)
同時に水素が発生する。
物が燃えるとき、温度が上がるのはなぜか?
燃焼が発熱反応だから
酸素と結び付くときに熱と光が出ている。
発熱反応の例をほかに 2 つ挙げよ。
酸化カルシウムに水を加える(加熱式の弁当に使われる)
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜる(中和)
2. 吸熱反応
根拠: 学習指導要領 1-(4)-イ-㋒
吸熱反応とは何か。まわりの温度はどうなるか?
まわりから熱を吸収する化学変化。まわりの温度は下がる
塩化アンモニウムと水酸化バリウムを混ぜると、何が起こるか?
温度が下がり、アンモニアが発生する(吸熱反応)
中学で出てくる吸熱反応の代表例。
上の実験で気をつけることは?
発生するアンモニアの刺激臭を吸わないよう、換気し、においは手であおいでかぐ
ぬれたろ紙などでふたをして、アンモニアが広がらないようにする。
炭酸水素ナトリウムとクエン酸を水に混ぜると、温度はどうなるか?
下がる(吸熱反応)
冷却パックに利用されている。
吸熱反応で温度が下がるのは、化学変化が起きていない証拠か?
違う。むしろ変化が進んでいる証拠
まわりから熱を奪って変化が進んでいるので、温度が下がる。