前線と天気の変化
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 2 分野 (4) 気象とその変化 ア (イ)「天気の変化」㋑。
0. どういう論点か
性質の違う空気のかたまり(気団)がぶつかると、境目に前線ができます。
前線には 2 つの型があり、どちらの空気がどう動くかで天気が決まります。
| 寒冷前線 | 温暖前線 | |
|---|---|---|
| 空気の動き | 寒気が暖気の下にもぐりこみ、暖気を急に押し上げる | 暖気が寒気の上をゆるやかにはい上がる |
| できる雲 | 積乱雲 | 乱層雲など層状の雲 |
| 雨 | せまい範囲に、短時間の強い雨 | 広い範囲に、長時間のおだやかな雨 |
| 通過後の気温 | 下がる | 上がる |
| 通過後の風向 | 北寄り(北西)に変わる | 南寄りに変わる |
また、風は気圧の高い所から低い所へ吹きます。
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 寒冷前線が通過すると気温は下がる、温暖前線は上がる
- 北半球の低気圧は反時計回りに吹きこむ、高気圧は時計回りに吹き出す
- 等圧線の間隔がせまいほど、風が強い
1. 気団と前線
根拠: 学習指導要領 2-(4)-イ-㋑
気団とは何か?
気温や湿度がほぼ一様な、大きな空気のかたまり
前線とは何か?
性質の違う気団の境目(前線面)が、地表と交わる線
寒冷前線では、空気はどう動き、どんな雲ができるか?
寒気が暖気の下にもぐりこみ、暖気を急に押し上げる。積乱雲ができる
寒冷前線が通過するときの天気と、通過後の気温・風向の変化は?
せまい範囲に短時間の強い雨(雷や突風をともなうことがある)
通過後は気温が急に下がり、風向が北寄りに変わる。
温暖前線では、空気はどう動き、どんな雲ができるか?
暖気が寒気の上をゆるやかにはい上がる。乱層雲などの層状の雲ができる
温暖前線が通過するときの天気と、通過後の気温・風向の変化は?
広い範囲に長時間のおだやかな雨
通過後は気温が上がり、風向が南寄りに変わる。
停滞前線とは何か。例を挙げよ。
寒気と暖気の勢力がほぼつり合って、ほとんど動かない前線
例: 梅雨前線・秋雨前線。
閉そく前線とは何か?
寒冷前線が温暖前線に追いついてできる前線
2. 高気圧と低気圧
根拠: 学習指導要領 2-(4)-イ-㋑
北半球の低気圧のまわりでは、風はどう吹くか。天気はどうなりやすいか?
反時計回りに中心へ吹きこみ、中心に上昇気流が起こる
雲ができやすく、くもりや雨になりやすい。
北半球の高気圧のまわりでは、風はどう吹くか。天気はどうなりやすいか?
時計回りに中心から吹き出し、中心に下降気流が起こる
雲ができにくく、晴れになりやすい。
日本付近の温帯低気圧で、寒冷前線と温暖前線はそれぞれどちら側にのびるか?
南西側に寒冷前線、南東側に温暖前線がのびる
3. 等圧線と風
根拠: 学習指導要領 2-(4)-イ-㋑
等圧線とは何か。天気図ではふつう何 hPa ごとに引かれているか?
気圧の等しい地点を結んだ線。4 hPa ごと(20 hPa ごとに太い線)
風は、気圧とどんな関係で吹くか?
気圧の高い所から、低い所へ向かって吹く
天気図で、等圧線の間隔がせまい所ほど、風はどうなっているか?
強い
短い距離で気圧が大きく変わるため。