言葉の単位と文節
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
0. どういうまとまりか
言葉は、大きいほうから次の 5 つの単位に区切れます。文法の問題のほとんどは、文節と単語の 2 つで答えます。
| 単位 | どこで区切るか | 例 |
|---|---|---|
| 文章 | 一つのまとまった内容を表す全体 | 作文 1 編、手紙 1 通 |
| 段落 | 内容のまとまり。書き出しを 1 字下げる | 形式段落・意味段落 |
| 文 | 句点(。)で終わる一続き | 空が青い。 |
| 文節 | 意味を壊さず、発音して不自然にならない程度にできるだけ短く区切ったもの | 空が/青い。 |
| 単語 | 意味を持つ、それ以上分けられない最小の単位 | 空/が/青い。 |
分かれ目は次の 3 つ。
- 文節の切れ目には「ネ」「サ」「ヨ」を入れられる(空がネ/青いネ)。
- 1 つの文節には自立語が必ず 1 つだけあり、付属語はその後ろに 0 個以上つく。
- 補助の関係の語(〜ている・〜てしまう)は別の文節になる(読んで/いる)。
1. 言葉の単位
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
言葉の単位は、大きいほうから順に並べて覚えます。段落には、行を改めて 1 字下げた「形式段落」と、
内容のまとまりでいくつかの形式段落をまとめた「意味段落」があります。
言葉の単位を大きいほうから 5 つ並べると?
文章 → 段落 → 文 → 文節 → 単語
「文」の終わりはどこで見分けるか?
句点(。)。「?」「!」で終わるものも文。
行を改めて 1 字下げたところから始まる段落と、内容のまとまりでまとめた段落をそれぞれ何というか?
形式段落(1 字下げで区切る)と意味段落(内容でまとめる)。
2. 文節の区切り方
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
文節は「意味を壊さず、発音して不自然にならない程度に、できるだけ短く区切ったもの」です。
「ネ」を入れて自然に読めるところが切れ目になります。
文節の切れ目を見つける手がかりは?
「ネ」「サ」「ヨ」を入れて、自然に読めるところが切れ目。
弟がネ/公園でネ/ボールをネ/投げた。
「弟が公園でボールを投げた。」はいくつの文節に分かれるか?
4 文節。弟が/公園で/ボールを/投げた。
「白い花がきれいに咲いている。」を文節に区切ると?
白い/花が/きれいに/咲いて/いる。(5 文節)
「咲いている」は「咲いて」と「いる」の 2 文節(補助の関係)。
「〜ている」「〜てしまう」「〜てみる」は文節をどう区切るか?
「〜て」の後ろで区切る(書いて/いる、食べて/しまう、着て/みる)。
後ろの「いる」「しまう」「みる」は本来の意味が薄れて補助的に働く語だが、自立語なので別の文節になる。
「本を読むことが好きだ。」の「読むことが」はいくつの文節か?
2 文節(読む/ことが)。
「こと」は名詞(自立語)なので、そこから新しい文節が始まる。
3. 文節と単語
根拠: 学習指導要領 国1-(1)-エ
文節をさらに細かく分けたものが単語です。単語には、それだけで文節を作れるもの(自立語)と、
自立語の後ろについてしか使えないもの(付属語)があります(→ 自立語と付属語)。
1 つの文節の中に、自立語はいくつあるか?
必ず 1 つだけ。しかも文節の先頭にある。
付属語は 0 個のこともあれば、2 つ以上つくこともある。
「花が咲いた。」を単語に分けると?
花/が/咲い/た(4 単語)。
「花」「咲い」が自立語、「が」「た」が付属語。
「僕も行きたかった。」を単語に分けると?
僕/も/行き/たかっ/た(5 単語)。
「たかっ」は希望の助動詞「たい」、「た」は過去の助動詞。付属語が 2 つ続くことがある。
文節と単語、どちらの単位で数えるかを取り違えないための見分け方は?
文節は「ネ」で区切れる。単語は文節をさらに自立語と付属語に分けたもの。
「読んだ本」は文節なら 2 つ(読んだ/本)、単語なら 3 つ(読ん/だ/本)。