自立語と付属語
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
0. どういうまとまりか
単語は、文法上の性質によって 10 の品詞に分けられます。分ける順番は、
①自立語か付属語か → ②活用するかしないか → ③文の中で何になるかの 3 段です。
| 活用 | 何になるか・言い切りの形 | 品詞 | |
|---|---|---|---|
| 自立語 | する(用言) | 述語になる。言い切りがウ段 | 動詞 |
| 自立語 | する(用言) | 述語になる。言い切りが「い」 | 形容詞 |
| 自立語 | する(用言) | 述語になる。言い切りが「だ・です」 | 形容動詞 |
| 自立語 | しない | 主語になる(体言) | 名詞 |
| 自立語 | しない | 主に連用修飾語になる | 副詞 |
| 自立語 | しない | 連体修飾語だけになる | 連体詞 |
| 自立語 | しない | 接続語だけになる | 接続詞 |
| 自立語 | しない | 独立語だけになる | 感動詞 |
| 付属語 | する | 自立語の後につき、意味を添える | 助動詞 |
| 付属語 | しない | 自立語の後につき、関係を示す・意味を添える | 助詞 |
分かれ目は次の 3 つ。
- 付属語は助動詞と助詞の 2 つだけ。活用するのが助動詞、しないのが助詞。
- 活用する自立語(用言)は 3 つで、言い切りの形(ウ段・い・だ)で見分ける。
- 活用しない自立語は 5 つで、文の中で何になるか(主語・連用修飾語・連体修飾語・接続語・独立語)で見分ける。
1. 自立語と付属語
根拠: 学習指導要領 国1-(1)-エ
単語は、それだけで文節を作れるかで 2 つに分かれます。自立語は単独で文節になれますが、
付属語はいつも自立語の後ろについて使われます。
「自立語」とはどんな単語か?
それだけで文節を作ることができる単語。単独で意味がわかる。
(例)花・咲く・美しい・とても
「付属語」とはどんな単語か?
それだけでは文節を作れず、いつも自立語の後ろについて使われる単語。
(例)花が、咲いた、美しいね
付属語にあたる 2 つの品詞と、それぞれ活用するかしないかは?
助動詞(活用する) と 助詞(活用しない)。
(例)助動詞「ない」は 読まない・読まなかった と形が変わる。助詞「から」は 読むから の形のまま変わらない。
「妹が小さな声で歌った。」から付属語を全部抜き出すと?
が・で・たの 3 つ。
「妹」「小さな」「声」「歌っ」が自立語。「た」は過去の助動詞、「が」「で」は助詞。
2. 10 の品詞と、体言・用言
根拠: 学習指導要領 国1-(1)-エ
品詞とは、単語を文法上の性質(自立語か付属語か・活用するか・文の中で何になるか)で分けた種類です。
学校文法では 10 の品詞に分けます。そのうち、主語になる名詞を体言、活用して述語になる 3 つを用言と呼びます。
「品詞」とは何か? 学校文法ではいくつに分けるか?
単語を文法上の性質(働きや形)で分けた種類。10に分ける。
名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞・助動詞・助詞。
「用言」とは、どの品詞をまとめた呼び名か? 共通する性質は?
動詞・形容詞・形容動詞。
自立語で活用し、単独で述語になれる。
「体言」とは、どの品詞を指すか? その性質は?
名詞。
自立語で活用せず、「が」「は」などをつけて主語になれる。
動詞・形容詞・形容動詞は、言い切りの形でどう見分けるか?
動詞はウ段(走る・書く)、形容詞は「い」(高い)、形容動詞は「だ」「です」(静かだ)。
3. 活用しない自立語の見分け方
根拠: 学習指導要領 国1-(1)-エ
活用しない自立語は、文の中で何になるかで決まります。名詞以外の 4 つは、なれる成分がほぼ 1 つに限られます。
活用しない自立語のうち、主に連用修飾語になる品詞は?
副詞。(例)ゆっくり歩く、とても寒い
活用しない自立語のうち、連体修飾語にしかならない品詞は?
連体詞。(例)この本、大きな木、ある日
活用しない自立語のうち、接続語にしかならない品詞は?
接続詞。(例)しかし、だから、または
活用しない自立語のうち、独立語にしかならない品詞は?
感動詞。(例)ああ、おい、はい、こんにちは
ある単語の品詞を決めるときの手順は?
①自立語か付属語か → ②活用するかしないか → ③文の中で何になるか(用言なら言い切りの形)の順に見る。