文節どうしの関係と文の成分
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
0. どういうまとまりか
文節と文節は、決まった関係で結びついています。その関係から、文の中で文節が果たす役割(文の成分)が決まります。
| 文節どうしの関係 | 例 | 文の成分 |
|---|---|---|
| 主・述の関係 | 鳥が/飛ぶ。 | 主語・述語 |
| 修飾・被修飾の関係 | 青い/空。速く/走る。 | 修飾語(連体修飾語・連用修飾語) |
| 接続の関係 | 寒いので、/窓を閉めた。 | 接続語 |
| 独立の関係 | はい、/そうです。 | 独立語 |
| 並立の関係 | 父と/母が/来る。 | 連文節で一つの成分 |
| 補助の関係 | 読んで/いる。 | 連文節で一つの成分 |
分かれ目は次の 3 つ。
- 主語は「が」だけでなく「は」「も」「こそ」「だけ」でも示される(私も行く)。
- 修飾語は、かかる先が体言なら連体修飾語、用言なら連用修飾語。
- 並立・補助の関係にある文節は切り離さず、まとめて 1 つの成分(連文節)として扱う。
1. 主語と述語
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
述語は「どうする・どんなだ・何だ・ある(いる・ない)」にあたる文節で、多くは文の最後にきます。
主語は「何が・誰が」にあたる文節です。述語を先に見つけてから、それに対する主語を探すのが確実です。
述語とはどんな文節か?
「どうする・どんなだ・何だ・ある(いる・ない)」にあたる文節。多くは文の終わりにある。
「兄も駅まで歩いた。」の主語は?
兄も。主語は「が」だけでなく「は・も・こそ・さえ・だけ」などがついても主語になる。
「きれいだね、この花は。」の主語と述語は?
主語は花は、述語はきれいだね(「この」は「花は」を修飾する連体修飾語)。
語順が入れ替わっていても(倒置)、関係は変わらない。
主語と述語を見つけるとき、どちらを先に探すか?
述語を先に探す。述語は文末にあることが多く、そこから「何が(誰が)」を問うと主語が見つかる。
2. 修飾語と被修飾語
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
修飾語は、ほかの文節を詳しく説明する文節です。説明される側を被修飾語といいます。
かかる先の品詞で、修飾語は 2 つに分かれます。
修飾語のうち、体言(名詞)にかかるものと、用言(動詞・形容詞・形容動詞)にかかるものをそれぞれ何というか?
体言にかかるのが連体修飾語(大きな木)、用言にかかるのが連用修飾語(ゆっくり歩く)。
「小さな公園でゆっくり休んだ。」の「ゆっくり」はどの文節を修飾するか?
休んだ。「ゆっくり休んだ」とつなげて意味が通る。
修飾語は、つなげて読んで意味が通る文節を探す。
「白い花がとても美しい。」の「とても」が修飾している文節は?
美しい。「とても花が」ではなく「とても美しい」で意味が通る。
すぐ後ろの文節とは限らない。
3. 接続語と独立語
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
接続語は、前後の文や文節をつなぐ文節で、理由や条件を表すことが多い。
独立語は、ほかの文節と直接の関係を持たない文節です。
接続語とはどんな文節か?
前後の文や文節をつなぐ文節。「だから」「しかし」のような接続詞のほか、「雨が降ったので」「急げば」のように接続助詞がついた文節も接続語になる。
「春、それは出会いの季節だ。」の「春」は文の成分で何か?
独立語。ほかの文節と直接の関係を持たない。
独立語になるのは、感動(ああ)・呼びかけ(おい)・応答(はい)・提示(春、)・あいさつ(こんにちは)。
4. 並立の関係と補助の関係
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
2 つ以上の文節がまとまって 1 つの成分として働くことがあり、これを連文節といいます。
並立の関係と補助の関係はいつも連文節になります。
「並立の関係」とはどんな関係か?
2 つ以上の文節が対等に並んでいる関係。入れ替えても意味が変わらない。
(例)姉と/妹が来た。→ 妹と姉が来た。
「補助の関係」とはどんな関係か?
主な意味を表す文節に、補助的な意味を添える文節がつく関係。
(例)書いて/いる、置いて/ある、食べて/しまう、見て/みる。
後ろの文節(いる・ある・しまう・みる)は本来の意味が薄れている。
「犬と猫が走り回っている。」の主部(主語にあたる連文節)は?
犬と猫が。「犬と」「猫が」が並立の関係で、まとめて主部になる。
述部は「走り回って/いる」(補助の関係)。