文章の構成と展開
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
0. どういうまとまりか
説明文や意見文は、でたらめに書かれているのではなく、何をどの順に置くかが決まっています。
組み立ての型を知っていると、読むときは筆者の言いたいことがどこにあるかが、書くときは何から書けばよいかが分かります。
| 型 | 結論(筆者の考え)の位置 | 組み立て |
|---|---|---|
| 頭括型 | 初め | 結論 → 説明・具体例 |
| 尾括型 | 終わり | 説明・具体例 → 結論 |
| 双括型 | 初めと終わりの両方 | 結論 → 説明・具体例 → 結論(まとめ直し) |
分かれ目は次の 3 つ。
- 序論・本論・結論は、文章の大きな 3 つのまとまり。結論をどこに置くかで頭括型・尾括型・双括型に分かれる。
- 双括型は結論を 2 回述べる(初めと終わり)。
- 事実は確かめられること、意見は筆者の考え。文末(〜と思う・〜べきだ)が手がかりになる。
1. 序論・本論・結論
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
説明文や意見文の多くは、序論・本論・結論の 3 つのまとまりでできています。
序論で話題や問いを示し、本論で具体例や理由を挙げて説明し、結論で筆者の考えをまとめます。
文章の初めで、話題を示したり問題を投げかけたりする部分を何というか?
序論。
「〜だろうか。」という問いかけ(問題提起)で始まることが多い。
序論で示した話題について、具体例や理由を挙げてくわしく説明する部分を何というか?
本論。
文章のいちばん長い部分になることが多い。
文章の最後で、筆者の考えや答えをまとめる部分を何というか?
結論。
序論の問いに対する答えが、ここに置かれることが多い。
2. 頭括型・尾括型・双括型
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
文章は、結論(筆者のいちばん言いたいこと)をどこに置くかで 3 つの型に分けられます。
結論を文章の初めに述べ、その後で説明や具体例を続ける文章の型を何というか?
頭括型。
最初に言いたいことが分かるので、報告や短い意見文に向いている。
説明や具体例を先に積み重ね、結論を文章の終わりに述べる型を何というか?
尾括型。
読み手を順に納得させながら、最後に考えを示す。
結論を初めと終わりの両方に述べる文章の型を何というか?
双括型。
初めに考えを示し、説明の後でもう一度まとめ直すので、言いたいことが最も伝わりやすい。
頭括型・尾括型・双括型は、何の位置によって分けたものか?
結論(筆者の考え)の位置。
初め=頭括型、終わり=尾括型、初めと終わり=双括型。
3. 事実と意見
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
文章には、事実(実際にあったこと・確かめられること)と、意見(筆者の考え・判断)が混じっています。
読むときは区別し、書くときは事実を根拠にして意見を述べます。
「この町の人口は、十年前より二割減った。」は、事実と意見のどちらか?
事実。
数字や記録で確かめることができる。
文の終わりが「〜と思う」「〜べきだ」「〜ではないだろうか」になっている文は、事実と意見のどちらを述べていることが多いか?
意見。
筆者の考え・判断を表す文末は、意見を見分ける手がかりになる。
4. 段落の役割
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
文章の中の段落は、それぞれ役割を持っています。段落の初めのつなぎの言葉が、その役割の手がかりになります。
「例えば」で始まる段落は、文章の中でどんな役割をしていることが多いか?
具体例を挙げる役割。
前の段落で述べたことを、例を挙げて分かりやすくしている。
「このように」「つまり」で始まる段落は、文章の中でどんな役割をしていることが多いか?
前の内容をまとめる役割。
結論の段落の初めによく使われる。