動詞の活用
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
0. どういうまとまりか
動詞は、後に続く語によって形が変わります。これを活用といい、変わった一つ一つの形を活用形といいます。
活用形は 6 つあり、どの活用形かは、後に続く語で決まります。
| 活用形 | 主に後に続く語 | 「書く」の例 |
|---|---|---|
| 未然形 | ない・う・よう・れる・られる・せる・させる | 書か(ない)・書こ(う) |
| 連用形 | ます・た(だ)・て(で)・用言、「、」で止める | 書き(ます)・書い(た) |
| 終止形 | 「。」で言い切る | 書く。 |
| 連体形 | 体言(とき・こと など)・ので・のに | 書く(とき) |
| 仮定形 | ば | 書け(ば) |
| 命令形 | 命令して言い切る | 書け。 |
分かれ目は次の 3 つ。
- 活用形は、形ではなく後ろの語で見分ける。「書く」は終止形と連体形が同じ形なので、後ろが「。」か体言かで決まる。
- 形の変わらない部分が語幹、変わる部分が活用語尾。「見る」「来る」「する」は語幹と活用語尾の区別がない。
- 連用形が「た」「て」に続くとき、音が変わることがある(音便)。書いた・読んだ・走った。
1. 活用と語幹・活用語尾
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
活用するのは、動詞・形容詞・形容動詞(用言)と助動詞です。
活用しても変わらない部分を語幹、変わる部分を活用語尾といいます。
「活用」とは何か?
後に続く語によって、単語の形が規則的に変わること。
(例)書かない・書きます・書く。・書けば
活用する品詞を全部挙げると?
動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の 4 つ。
自立語のうち活用するのは用言の 3 つ、付属語のうち活用するのは助動詞。
「語幹」と「活用語尾」とは何か? 「読む」ではどこか?
活用しても変わらない部分が語幹、変わる部分が活用語尾。
「読む」の語幹は読、活用語尾はま・も・み・ん・む・め。
「見る」「来る」「する」の語幹は?
語幹と活用語尾の区別がない。
「見る」は見(ない)・見(ます)、「来る」は来(こ)・来(き)、「する」はし・せ・さ と、語全体が変わる。
2. 6 つの活用形
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
活用形は未然形から命令形まで 6 つ。後に続く語とセットで覚えます。
動詞の活用形 6 つを、順番どおりに言うと?
未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形。
「書こう」の「書こ」は何形か?
未然形。後ろに「う」が続いている。
未然形は、ない・う・よう・れる・せる などに続く形で、五段活用では「書か(ない)」「書こ(う)」の 2 つの形がある。
「本を読み、字を書く。」の「読み」は何形か?
連用形。「、」で文をいったん止める使い方(中止法)は連用形。
連用形は、ます・た(だ)・て(で)や用言に続く形でもある(読みます、読んだ)。
連体形に続く主な語は?
体言(とき・こと・人 など)、ので・のに。
(例)書くとき、書くので
「本を読めばわかる。」の「読め」の活用形は?
仮定形。後に「ば」が続いている。
命令形の「読め。」と形は同じなので、後ろの語で見分ける。
「駅に来る人を待つ。」の「来る」の活用形は?
連体形。後に体言「人」が続いている。
終止形と同じ形なので、後ろが「。」か体言かで見分ける。
3. 音便
根拠: 学習指導要領 国2-(1)-オ
五段活用の動詞の連用形は、「た」「て」に続くとき、発音しやすいように音が変わります。これを音便といいます。
動詞の音便を 3 種類挙げ、それぞれの例を言うと?
イ音便(書き+た → 書いた)、撥音便(読み+だ → 読んだ)、促音便(走り+た → 走った)。
「川で泳いだ。」の「泳い」の活用形と、音便の種類は?
連用形のイ音便。「泳ぎ+だ」の「ぎ」が「い」に変わった。
「鳥が空を飛んだ。」の「飛ん」の活用形と、音便の種類は?
連用形の撥音便。「飛び+だ」の「び」が「ん」に変わった。