みならいノート

世界史探究 2027年度版

絶対王政と重商主義

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領「世界史探究」C (3) ア (イ) の「宗教改革とヨーロッパ諸国の抗争」などを基に、主権国家体制の形成を理解する事項です。
思考の側で求められる主権国家の特徴と経済活動との関連を、絶対王政と重商主義を通して見ていきます。

0. 何を押さえるか

16〜18 世紀のヨーロッパの主権国家の多くは、国王が官僚制と常備軍を持って強い権力をふるう絶対王政をとりました。
その費用をまかなうため、国家が貿易や産業に介入して富を蓄える重商主義の政策がとられます。
一方イギリスでは、2 つの革命を経て、議会が王権を抑える立憲王政ができました。

国 代表的な君主 主なできごと
スペイン フェリペ 2 世 1571 年レパントの海戦で勝つ、1580 年ポルトガル併合、1588 年無敵艦隊の敗北
イギリス エリザベス 1 世 1559 年統一法、1588 年無敵艦隊を破る、1600 年東インド会社
フランス ルイ 14 世 財務総監コルベールの重商主義、1685 年ナントの王令廃止、スペイン継承戦争
プロイセン フリードリヒ 2 世 オーストリア継承戦争・七年戦争でシュレジエンを得て守る
ロシア ピョートル 1 世 西欧化、北方戦争でスウェーデンを破る、ペテルブルク建設

取り違えやすい分かれ目は次の 3 つ。

1. 絶対王政と重商主義のしくみ

根拠: 学習指導要領 世界史探究-C-(3)-ア-(イ)

絶対王政の国王は、貴族や教会をおさえ、官僚と常備軍を支えに国を治めました。国王の権力は神から授けられたものだと説かれました。

国王の権力は神から授けられたもので、人民は逆らえないとする考え方は?

王権神授説

フランスのボシュエなどが唱え、絶対王政を支える理論となった。

絶対王政を支えた 2 つの柱は?

官僚制と常備軍

どちらにも莫大な費用がかかったため、国王は商工業者と結び、財源の確保に努めた。

重商主義のうち、輸出を増やし輸入を抑えて、その差額で国を富ませようとする考え方は?

貿易差額主義

国内の産業を育て、植民地を原料の供給地・製品の市場とした。金銀そのものを集める重金主義と区別する。

2. スペインとフランス

根拠: 学習指導要領 世界史探究-C-(3)-ア-(イ)

16 世紀にはアメリカ大陸の銀を得たスペインが最も栄え、17 世紀にはフランスがヨーロッパ随一の強国になりました。

1588 年、イギリスとの戦いで無敵艦隊(アルマダ)が敗れ、スペインが衰えに向かうきっかけをつくった国王は?

フェリペ 2 世

1580 年にポルトガルを併合して「太陽の沈まぬ国」を築いたが、無敵艦隊の敗北のあと、しだいに国力は衰えた。

1598 年、アンリ 4 世がユグノー戦争を終わらせるために出した王令は?

ナントの王令

ユグノー(カルヴァン派)にも信仰の自由をほぼ認めた。アンリ 4 世はブルボン朝を開いた。

ルイ 14 世の財務総監として、東インド会社の再建など重商主義の政策を進めた人物は?

コルベール

国内の産業を保護し、輸出を増やして国庫を豊かにしようとした。

1685 年、ルイ 14 世がナントの王令を廃止したことで、フランスに生じた損失は?

多くのユグノーの商工業者が国外に亡命し、産業が打撃を受けた

カトリックによる国内の統一を優先した結果、フランスの経済力は損なわれた。

3. イギリスの 2 つの革命

根拠: 学習指導要領 世界史探究-C-(3)-ア-(イ)

イギリスでは、17 世紀に国王と議会の対立が深まり、ピューリタン革命と名誉革命を経て、議会が主導する政治が確立しました。

1628 年、議会がチャールズ 1 世に、議会の同意のない課税や不当な逮捕をしないよう求めた文書は?

権利の請願

国王はこれを受け入れたが、翌年議会を解散し、その後長く議会を開かなかった。

ピューリタン革命で議会派を率い、1649 年に国王を処刑して共和政を始めた人物は?

クロムウェル

1651 年には航海法を定めてオランダの中継貿易に打撃を与え、英蘭戦争を招いた。のちに護国卿となり独裁を行った。

1688 年、ジェームズ 2 世を追放し、オランダからウィリアム 3 世とメアリ 2 世を迎えた革命は?

名誉革命

血を流さずに王が替わったため「名誉」革命と呼ばれる。

名誉革命の翌年(1689 年)に定められ、議会の同意のない課税や法律の停止を禁じた法は?

権利の章典

議会の権利が国王に優先することが確かめられ、立憲王政の基礎となった。

4. プロイセンとロシア

根拠: 学習指導要領 世界史探究-C-(3)-ア-(イ)

エルベ川より東では、農奴制のもとで領主の力が強く、国王が軍隊と官僚を整えて、上から国を強くしようとしました。

プロイセンの国家を支えた、農場を経営し将校や官僚にもなった地主貴族は?

ユンカー

エルベ川以東で、農奴を使う大農場(グーツヘルシャフト)を経営した。

ピョートル 1 世が北方戦争でスウェーデンを破り、バルト海沿岸に建てた新しい都は?

ペテルブルク

西欧の技術や制度を取り入れて近代化を進め、「西欧への窓」とした。

このノートの 13 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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