みならいノート

世界史探究 2027年度版

アメリカ大陸の文明と征服

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領「世界史探究」C (2) ア (イ) の「スペインとポルトガルの活動など」を基に、「諸地域の交易の進展とヨーロッパの進出」を理解する事項のうち、アメリカ大陸を扱います。
アメリカ大陸では、ユーラシアとは別に独自の文明が育っていました。16 世紀、スペインの征服者はそれらの国を滅ぼし、アメリカ大陸の銀と作物は世界の交易に組み込まれていきます。

0. 何を押さえるか

アメリカ大陸の文明は、メキシコ高原・ユカタン半島(メソアメリカ)と、アンデス山地の 2 つの地域で栄えました。

文明・国家 地域 押さえること 征服
マヤ文明 ユカタン半島 マヤ文字、二十進法、精密な暦、ピラミッド状の神殿 16 世紀にスペインが支配
アステカ王国 メキシコ高原 湖上の都テノチティトラン コルテスが征服(1521 年)
インカ帝国 アンデス山地 都クスコ、道路網、文字の代わりのキープ(結縄) ピサロが征服(1533 年)

取り違えやすい分かれ目は次の 3 つ。

1. マヤ・アステカ・インカ

根拠: 学習指導要領 世界史探究-C-(2)-ア-(イ)

アメリカ大陸では、トウモロコシやジャガイモの栽培を土台に、神殿を中心とする都市や国家が生まれました。

ユカタン半島を中心に栄え、独自の文字・二十進法・精密な暦を持った文明は?

マヤ文明

石造りのピラミッド状の神殿を建てた。一つの帝国にまとまることはなく、多くの都市国家が並び立った。

14 世紀にメキシコ高原に建てられ、湖上の都テノチティトランを中心に栄えた国は?

アステカ王国

テノチティトランの跡に、いまのメキシコシティがある。

15 世紀にアンデス山地に広い領域を支配し、都をクスコに置いた国は?

インカ帝国

山地に道路網を整えて広い領域を治めた。遺跡のマチュ=ピチュが知られる。

文字を持たなかったインカ帝国で、数などを記録するのに用いられたものは?

キープ(結縄)

縄の結び目の位置や数で、人口や税などの数量を記録した。

アメリカ大陸の文明がユーラシアの文明と大きく違った点は?

鉄器を持たず、馬や牛などの大型家畜がいなかった

車輪も実用には使われなかった。これらを持つスペインの征服者に対して、軍事の面で大きく不利になった。

2. スペインの征服

根拠: 学習指導要領 世界史探究-C-(2)-ア-(イ)

16 世紀前半、スペインの征服者(コンキスタドール)は、少ない兵力で大きな国を次々に滅ぼしました。

1521 年、アステカ王国を滅ぼしたスペインの征服者は?

コルテス

アステカに支配されていた周りの人々を味方につけて攻めた。

1533 年、インカ帝国を滅ぼしたスペインの征服者は?

ピサロ

インカの皇帝を捕らえて処刑し、都クスコを占領した。

スペイン国王が植民者に先住民のキリスト教化を任せる代わりに、先住民を労働力として使うことを認めた制度は?

エンコミエンダ制

キリスト教化を名目とした制度だったが、実際には先住民を酷使することにつながった。

スペインの聖職者で、先住民への残虐な扱いを告発し、その保護を訴えた人物は?

ラス=カサス

『インディアスの破壊についての簡潔な報告』を著した。

3. 先住民の激減と奴隷貿易

根拠: 学習指導要領 世界史探究-C-(2)-ア-(イ)

征服のあと、アメリカ大陸の先住民の人口は激しく減りました。減った労働力を補うため、アフリカから多くの人々が奴隷として連れてこられます。

征服後、アメリカ大陸の先住民の人口が激減した最大の原因は?

ヨーロッパ人が持ち込んだ天然痘などの感染症

先住民はこれらの病気への免疫を持たなかった。鉱山や農園での強制労働も人口の減少に拍車をかけた。減少の規模の推計には研究者の間で大きな幅がある。

先住民の減少を補うため、アメリカ大陸の農園や鉱山の労働力として連れてこられたのは?

アフリカの人々(黒人奴隷)

ブラジルやカリブ海の島々では、黒人奴隷を使うサトウキビのプランテーションが広がった。

4. 銀と作物の交換

根拠: 学習指導要領 世界史探究-C-(2)-ア-(イ)

アメリカ大陸で掘られた銀はヨーロッパとアジアへ流れ、アメリカ大陸原産の作物は世界の人々の食べ物を変えました。

1545 年に発見され、アメリカ大陸の銀の産出の中心となった、いまのボリビアにある銀山は?

ポトシ銀山

その銀は大西洋を渡ってヨーロッパへ、またメキシコからマニラを経て中国へ流れ、世界の交易を結び付けた。

アメリカ大陸原産で、大航海時代以後にヨーロッパやアジアに広まった作物の例は?

ジャガイモ・トウモロコシ・サツマイモ・トマト・トウガラシなど

ジャガイモやトウモロコシは寒冷地ややせた土地でも育ち、各地の人口を支えた。タバコやカカオも広まった。

反対に、ヨーロッパ人がアメリカ大陸に持ち込んだものの例は?

馬・牛・羊などの家畜、小麦、サトウキビ、そして感染症

作物や家畜、病気が大西洋の両側で行き来したことで、両方の世界の暮らしと環境が大きく変わった。

このノートの 14 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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