みならいノート

IT パスポート 2027年度版

社会変化の動向

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

シラバス案 Ver.0.1 の小分類 1-1-1「社会変化の動向」(大分類 1:ビジネス変革/中分類 1:ビジネス変革の方法論)。
2026-09-26 にシラバス本文と突合済み。

0. 何を押さえるか

「なぜいま企業は変わらなければならないのか」の背景です。シラバスはこれを 3 つの変化に分けています。

何が変わったか 代表的な用語
社会が変わった データ駆動型社会・DX・AX・SDGs・カーボンニュートラル・フロンティア AI の影響
顧客が変わった 顧客行動の変化・体験価値の重視・顧客体験(CX)・購買行動の変化
競争が変わった デジタル技術の活用による競争環境の変化・デジタルディスラプション

取り違えやすい分かれ目は次の 3 つです。

1. 社会の変化

根拠: シラバス 1-1-1

センサーやスマートフォンから大量のデータが集まり、それを分析した結果で社会や企業が動くようになりました。
これをデータ駆動型社会といいます。勘や経験ではなく、データに基づいて判断する社会です。

データ駆動型社会とは?

現実世界から集めたデータを分析し、その結果を使って社会や企業の判断・行動を決めていく社会

IoT で集め → AI などで分析し → 現実世界へ返す、という循環が回る。
勘や経験に頼っていた判断を、データの裏付けで置き換えていく点が要点。

IT 化と DX(デジタルトランスフォーメーション)の違いは?

何を変えるか
IT 化(デジタル化) 今の業務のやり方を効率化する(紙を電子化する、手作業をシステムにする)
DX(Digital Transformation) デジタル技術で製品・サービス・ビジネスモデル・組織そのものを変革し、競争上の優位を作る

効率化で止まれば IT 化、価値の出し方まで変えれば DX。

AX(AI トランスフォーメーション)とは? DX との関係は?

AX(AI Transformation)= AI を業務や事業の中心に据えて、仕事の進め方やビジネスモデルを変革すること

DX が「デジタル技術全般」による変革なのに対し、AX はその中でも AI を軸にした変革。
生成 AI の普及で、AI を「一部の道具」ではなく「前提」として組み立て直す動きを指す。

SDGs とカーボンニュートラルとは?

何か
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標) 2015 年に国連で採択された、2030 年までの 17 の国際目標(貧困・教育・気候変動など)
カーボンニュートラル 温室効果ガスの排出量から吸収量・除去量を差し引いて、実質ゼロにすること

どちらも企業にとっては「守るべき制約」であると同時に、新しい事業機会にもなる。

フロンティア AI とは? その影響は?

最先端の、非常に高い能力をもつ汎用的な AI モデル(大規模な基盤モデルなど)

  • 良い影響:幅広い仕事を自動化・支援し、生産性や新しいサービスを生む
  • 懸念:誤情報の拡散、悪用、人間が制御しきれないリスク

能力が高く用途が広いぶん、恩恵とリスクの両方が大きいことが「フロンティア」と呼ばれる理由。

2. 顧客価値の変化

根拠: シラバス 1-1-1

スマートフォンと SNS の普及で、顧客は買う前に調べ、比べ、口コミを読み、買った後に発信するようになりました。
顧客が何に価値を感じるかも、モノそのものから体験へ移っています。

顧客体験(CX)とは?

CX(Customer Experience)= 顧客が商品やサービスを知ってから、買い、使い、手放すまでの
すべての接点で得る体験の総体

製品の性能だけでなく、「調べやすさ」「買いやすさ」「困ったときの対応」も含む。
体験価値の重視とは、この CX そのものを価値として磨くこと。

顧客行動・購買行動はどう変わったか?

以前 今
店頭や広告で知り、店で買う SNS・検索・口コミで調べ、比べてから買う
情報は企業から一方向 顧客が自分で発信し、他の顧客に影響する
モノを所有する 使えればよい(サブスクリプション・シェアリング)

顧客行動の変化は情報の集め方・発信の仕方、購買行動の変化は買い方・持ち方の変化として押さえる。

3. 競争環境の変化

根拠: シラバス 1-1-1

デジタル技術のおかげで、店舗も工場も持たない新しい企業が、既存の業界に短期間で入ってこられるようになりました。
これがデジタル技術の活用による競争環境の変化です。

デジタルディスラプションとは?

デジタル技術を使った新しい製品・サービス・ビジネスモデルが、既存の業界の構造を破壊的に変えてしまうこと

例:配車アプリがタクシー業界を、動画配信がレンタルビデオ店を、というように
業界の外から来た新規参入者が、既存の大手の土台を崩す。

デジタル技術の活用による競争環境の変化とは、どういうことか?

業界の垣根が低くなり、業界の外から新しい競合が現れるようになったこと

以前 今
競合は同じ業界の企業 異業種やスタートアップも競合になる
設備・店舗が参入の壁 ソフトウェアとデータで少ない資本で参入できる
変化はゆっくり 変化が速く、一気に市場を奪われる

この変化が行き着いた先がデジタルディスラプション。

このノートの 9 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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