みならいノート

IT パスポート 2027年度版

技術的セキュリティ対策

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

シラバス案 Ver.0.1 の小分類 6-25-1「技術的セキュリティ対策」(大分類 6:セキュリティ/中分類 25:情報セキュリティ対策)。
2026-09-26 にシラバス本文と突合済み。

この小分類は用語例が 45 個と多いので、ノートを 2 つに分けています。
このノートはマルウェア対策・脆弱性対策・ネットワークの守り、
暗号・公開鍵基盤・認証は 暗号・認証 で扱います。

0. 何を押さえるか

守りの製品はどこで、何を見張るかで見分けてください。

製品・サービス どこで守るか 何を見るか
マルウェア対策ソフト 端末 ファイルがマルウェアかどうか(入口で止める)
EDR 端末 端末の振る舞い(入られた後に気づいて対処する)
ファイアウォール ネットワークの境目 通信のあて先・送信元・ポート(通してよい通信か)
WAF Web サーバの手前 Web アプリへの要求の中身(SQL インジェクションなど)
IDS ネットワーク 不正な通信を検知して知らせる
IPS ネットワーク 不正な通信を検知して遮断する

IDS は知らせるだけ、IPS は止めるところまで。 ここがいちばん問われます。

もう 1 つの軸はマルウェアの見つけ方です。

検出手法 何を見るか 新種に強いか
パターンマッチング法 既知のマルウェアの特徴(定義ファイル)と照合 弱い
ビヘイビア法(振る舞い検知) 実際に動かしたときの動き 強い
ヒューリスティック法 プログラムの構造や命令から怪しさを推定 強い

1. マルウェア対策

根拠: シラバス 6-25-1

マルウェア・不正プログラム対策の基本は?

  • マルウェア対策ソフトの導入
  • マルウェア定義ファイルの更新(新しいマルウェアの特徴を取り込む)
  • OS やソフトウェアを最新にする
  • 添付ファイルや不審なリンクを安易に開かない

定義ファイルが古いと、新しいマルウェアを見逃す——
ソフトを入れただけでは不十分で、更新し続けることが要る。

マルウェア検出手法 3 つの違いは?

手法 何を手がかりにするか
パターンマッチング法 既知のマルウェアの特徴(マルウェア定義ファイル)と照合する
ビヘイビア法(振る舞い検知) 実際に動かしたときの動き(勝手に大量の暗号化を始めるなど)を見る
ヒューリスティック法 プログラムの構造や命令の組合せから、怪しさを推定する

パターンマッチング法は既知のものに強く、未知のもの(新種・亜種)に弱い。
残りの 2 つが、その弱点を補う。

ランサムウェア対策としてのバックアップで、何に気をつけるか?

データのバックアップをとるだけでは足りない。
バックアップごと暗号化されたら意味がないので、次の工夫をする。

何をするか
バックアップ分離 バックアップをネットワークから切り離して保管する(オフライン)
イミュータブルバックアップ 一定期間、書き換えも削除もできない形で保管する

どちらも、攻撃者にバックアップまで手を出させないための工夫。

2. ネットワークセキュリティ

根拠: シラバス 6-25-1

URL フィルタリング(Web フィルタリング)とは?

閲覧してよくない Web サイトへのアクセスを制限する仕組み

方式 どう判断するか
ブラックリスト方式 禁止したサイトの一覧に載っているものだけ止める
ホワイトリスト方式 許可したサイトの一覧に載っているものだけ通す

危険なサイトへの接続を事前に断つことで、
マルウェアの感染やフィッシングの被害を防ぐ。
業務と関係のないサイトの閲覧制限にも使われる。

3. 脆弱性対策・プラットフォームセキュリティ

根拠: シラバス 6-25-1

脆弱性管理とは? 中心となる作業は?

使っている OS やソフトウェアの脆弱性を把握し、塞ぎ続けること

中心は、OS アップデートや脆弱性修正プログラム(セキュリティパッチ)の適用。

更新しないまま使い続けると、公表済みの穴を突かれる。
攻撃者は、公表された脆弱性を狙う攻撃をすぐに作る。

脆弱性情報の取得と脆弱性検査の違いは?

何をするか
脆弱性情報の取得 開発元や IPA・JVN などが公表する脆弱性の情報を集める(自分の使う製品に関係するか確かめる)
脆弱性検査 自分のシステムを実際に調べて、脆弱性が残っていないかを確かめる

外から情報を得るか、自分で調べるか。
情報を得て修正プログラムを適用し、検査で塞がったことを確かめる——
この 3 つで脆弱性管理が回る。

4. セキュリティ対策のソリューション・サービス

根拠: シラバス 6-25-1

マルウェア対策ソフトと EDR の違いは?

何をするか
マルウェア対策ソフト マルウェアを入口で見つけて止める(感染を防ぐ)
EDR(Endpoint Detection and Response) 端末(エンドポイント)の動きを記録・監視し、侵入された後に不審な動きを検知して、隔離などの対処を助ける

「入れない」がマルウェア対策ソフト、「入られても早く気づいて止める」が EDR。
ファイルを残さないマルウェアのように、入口をすり抜ける攻撃に備える。

ファイアウォールと WAF の違いは?

何を見て判断するか
ファイアウォール 通信のあて先・送信元の IP アドレスやポート番号を見て、通してよい通信かを判断する
WAF(Web Application Firewall) Web アプリへの要求の中身を見て、SQL インジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの攻撃を防ぐ

ファイアウォールは正規のポートを通る攻撃(Web サイトへの攻撃)を止められない。
そこを守るのが WAF。

侵入検知システム(IDS)と侵入防止システム(IPS)の違いは?

不正な通信を見つけたら
侵入検知システム(IDS) 検知して管理者に知らせる(通信そのものは止めない)
侵入防止システム(IPS) 検知して、その通信を遮断する

IDS は Detection(検知)、IPS は Prevention(防止)——
名前の頭文字の違いがそのまま役割の違い。

このノートの 9 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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