調達計画・実施
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
シラバス Ver.6.5 の小分類 24「調達計画・実施」(大分類 3:システム戦略/中分類 7:システム企画)。
2026-08-05 にシラバス本文と突合済み。
0. 何を押さえるか
外部にシステムを発注する手続です。ここは流れの順序がそのまま出題されます。
情報提供依頼(RFI)→ 提案依頼書(RFP)の作成・配付 → 選定基準の作成
→ 提案書・見積書の入手 → 比較評価 → 調達先の選定 → 契約締結 → 受入れ・検収
RFI が先、RFP が後です。ここが最頻出の引っかけで、
理由は「何が作れるか分からないうちは、要求を書けない」からです。
| 誰が誰に、何を求めるか | |
|---|---|
| RFI(Request For Information) | 発注側 → ベンダー。情報の提供を求める(何ができるか教えて) |
| RFP(Request For Proposal) | 発注側 → ベンダー。提案書の提出を求める(こう作ってほしい) |
1. 調達の流れ
根拠: シラバス 3-7-24
RFI と RFP の違いは? どちらが先か?
| 何を求めるか | |
|---|---|
| RFI(Request For Information:情報提供依頼) | 実現できる技術・製品・概算費用などの情報 |
| RFP(Request For Proposal:提案依頼書) | 要件を示したうえでの具体的な提案書 |
RFI が先、RFP が後。
市場に何があるか分からないまま要件を書くと、
実現できない要求や、逆に狭すぎる要求になる。
調達の流れを順に述べよ。
- RFI(情報提供依頼)
- RFP(提案依頼書)の作成と配付
- 選定基準の作成
- ベンダーからの提案書・見積書の入手
- 提案内容の比較評価
- 調達先の選定
- 契約締結
- 受入れ・検収
選定基準は提案書を受け取る前に作る。
後から作ると、特定のベンダーに有利な基準になりかねない。
受入れ・検収では何を確認するか?
発注した要件どおりのものが納品されているか。
検収に合格すると、原則として支払い義務が確定し、
以後の不具合対応は保守の扱いになる。
だから検収は形式的に済ませず、
要件定義の文書と突き合わせて確認する必要がある。
2. 調達に関わる指針
根拠: シラバス 3-7-24
グリーン調達とは?
環境への負荷が少ない製品・サービスを優先して調達すること
省エネ性能、有害物質の不使用、再生材の利用などを基準に加える。
価格と機能だけで選ばないという考え方で、
国等による環境物品等の調達の推進に関する法律(グリーン購入法)が背景にある。
AI・データの利用に関する契約ガイドラインとは?
AI やデータを扱う取引で、契約上の論点と考え方を整理した経済産業省の指針
AI 開発では、次の点が従来の受託開発と違って争いになりやすい。
- 学習データや学習済みモデルの権利が誰のものか
- 性能を事前に保証できない(やってみないと精度が分からない)
そのため、成果物の完成を約束する請負でなく、
探索的な段階を分けて進める契約の組み方が示されている。