メモリ
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
シラバス Ver.6.5 の小分類 41「メモリ」(大分類 8:コンピュータシステム/中分類 15:コンピュータ構成要素)。
2026-08-05 にシラバス本文と突合済み。
0. 何を押さえるか
電源を切ったら消えるかが最大の分かれ目です。
| 電源を切ると | 代表例 | |
|---|---|---|
| 揮発性メモリ | 消える | RAM(主記憶) |
| 不揮発性メモリ | 残る | ROM、フラッシュメモリ、SSD、USB メモリ |
RAM は消える、ROM は残る——ここを取り違えると多くの問題を落とします。
もう 1 つは速さと容量の階層です。上ほど速く小さく、下ほど遅く大きい。
キャッシュメモリ(最速・最小)
↓
主記憶(RAM)
↓
補助記憶(SSD・HDD。最も遅く最も大きい)
1. 揮発性と不揮発性
根拠: シラバス 8-15-41
RAM と ROM の違いは?
| 読み書き | 電源を切ると | |
|---|---|---|
| RAM | 読み書きできる | 消える(揮発性メモリ) |
| ROM | 基本は読み出し専用 | 残る(不揮発性メモリ) |
RAM は主記憶に使われ、ROM は起動用のプログラムなどを保持する。
書き換えられる不揮発性メモリがフラッシュメモリで、
SSD・USB メモリ・SD カードの中身はこれ。
DDR3 SDRAM・DDR4 SDRAM・DDR5 SDRAM の関係は?
主記憶に使われる RAM の規格で、数字が大きいほど新しく高速
世代が上がるごとに転送速度が上がり、消費電力が下がる。
世代が違うものは互換性がなく、挿さらない(切り欠きの位置が違う)。
DIMM と SO-DIMM の違いは?
| 何か | |
|---|---|
| DIMM | メモリを載せた基板の規格。デスクトップ PC 用 |
| SO-DIMM | それを小型化したもの。ノート PC・小型機器用 |
SO は Small Outline(小型)の意味。
2. 記憶階層
根拠: シラバス 8-15-41
キャッシュメモリとは? なぜ速くなるか?
CPU と主記憶の間に置く、小容量で非常に高速なメモリ
CPU から見ると主記憶は遅い。
よく使うデータをキャッシュに置いておけば、待ち時間が減る。
容量が小さいのは高価だから。
速いものは小さく、大きいものは遅いという関係になっている。
主記憶と補助記憶の違いは?
| 役割 | 性質 | |
|---|---|---|
| 主記憶 | 実行中のプログラムとデータを置く | 速い・小さい・揮発性 |
| 補助記憶 | データを長期保存する | 遅い・大きい・不揮発性 |
CPU が直接読み書きできるのは主記憶だけ。
補助記憶のデータは、いったん主記憶に読み込んでから使う。
3. 補助記憶装置
根拠: シラバス 8-15-41
HDD と SSD の違いは?
| 仕組み | 特徴 | |
|---|---|---|
| HDD | 磁気ディスクを回転させ、ヘッドで読み書き | 大容量が安い。衝撃に弱く、遅い |
| SSD | フラッシュメモリ(可動部なし) | 速く、衝撃に強く、静か。容量あたりの価格は高い |
可動部があるかどうかがすべての違いの原因。
CD・DVD・ブルーレイディスクの違いは?
いずれも光ディスク。記録容量が大きくなる順に並ぶ。
| 容量の目安 | |
|---|---|
| CD(CD-ROM,CD-R) | 約 700 MB |
| DVD(DVD-ROM,DVD-RAM,DVD-R) | 約 4.7 GB〜 |
| ブルーレイディスク | 約 25 GB〜 |
末尾の記号は用途を表す——
ROM は読み出し専用、R は 1 回だけ書ける、RAM は書き換えできる。
USB メモリと SD カードの共通点は?
どちらもフラッシュメモリを使った不揮発性の外部記憶媒体
小型で持ち運びやすく、電源を切ってもデータが残る。
そのぶん紛失による情報漏えいのリスクが高いので、
暗号化や持ち出し制限の対象になる。