分詞構文
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 高等学校 エ(イ)d。
0. どういうまとまりか
接続詞+主語+動詞を、分詞ひとつに縮めた形です。
When I walked along the beach, I found a shell.
→ Walking along the beach, I found a shell.
指導要領は分詞構文を文法事項の一覧には挙げず、解説で「必要に応じて扱う」と書いています。
根拠を「接続詞の用法」に置いてあるのは、分詞構文が接続詞の節を縮めた形だからです。
読むときは逆向きに、接続詞を補って戻すと意味が取れます。
| 分詞の形 | 元の節 |
|---|---|
| ~ing | 主語がする側(能動) |
| 過去分詞 | 主語がされる側(受動。Being が省かれている) |
| Having + 過去分詞 | 主節より前のこと |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 分詞の意味上の主語は、主節の主語と同じ(違うときは分詞の前に置く)
- 過去分詞で始まっていたら Being の省略
- 表す意味(時・理由・条件・付帯状況)は文脈で決まる——形では決まらない
1. 分詞構文の作り方
根拠: 学習指導要領 高-エ-(イ)-d
____ the window, I saw a rainbow.
窓を開けると、虹が見えました。
窓を開けると、虹が見えました。
Opening
分詞構文は接続詞を消し、主語を消し、動詞を ~ing にする。When I walked along the beach, I found a shell. → Walking along the beach, I found a shell. 主語を消せるのは、主節の主語と同じだから。
____ tired, I went to bed early.
疲れていたので、私は早く寝ました。
疲れていたので、私は早く寝ました。
Being
表すのは時・理由・条件・付帯状況の 4 つ。Walking along the river, I met him.(時)/ Being tired, ~(理由)/ Turning left, you'll find it.(条件)/ He sat there, reading a book.(付帯状況)。どれかは形では決まらない——前後の意味で読む。
____ along the beach, I found a beautiful shell.
浜辺を歩いていると、きれいな貝殻を見つけた。
浜辺を歩いていると、きれいな貝殻を見つけた。
Walking
When I walked ~ を縮めた形。
2. 過去分詞で始まる分詞構文
根拠: 学習指導要領 高-エ-(イ)-d
____ by children, he looked happy.
子どもたちに囲まれて、彼はうれしそうでした。
子どもたちに囲まれて、彼はうれしそうでした。
Surrounded
省かれているのは Being。(Being) Written in simple English, this book is easy to read. 主語が「される」側なので受動で、Being はふつう省く。
____ in simple English, this book is easy to read.
やさしい英語で書かれているので、この本は読みやすい。
やさしい英語で書かれているので、この本は読みやすい。
Written
主語の this book は「書かれる」側。
____ from the sky, the island looks like a heart.
空から見ると、その島はハートのように見える。
空から見ると、その島はハートのように見える。
Seen
島は「見られる」側なので過去分詞。
3. 完了分詞構文
根拠: 学習指導要領 高-エ-(イ)-d
____ in Kyoto for years, she knows the city well.
京都に何年も住んでいたので、彼女はその街をよく知っています。
京都に何年も住んでいたので、彼女はその街をよく知っています。
Having lived
Having + 過去分詞は主節より前に起きたことを表す。Having finished my work, I went out.(仕事を終えてから出かけた)。同時なら ~ing、前なら Having done。
____ my homework, I went out to play.
宿題を終えてしまったので、私は遊びに出かけた。
宿題を終えてしまったので、私は遊びに出かけた。
Having finished
終えたのは出かけるより前。
____ rainy, we stayed home.
雨だったので、私たちは家にいました。
雨だったので、私たちは家にいました。
It being
分詞の前に主語を置く。The sun having set, it got cold.(日が沈んだので)。置かずに書くと、主節の主語がその動作をしたことになってしまう。
4. 付帯状況の with
根拠: 学習指導要領 高-エ-(イ)-d
He fell asleep with the TV ____ on.
彼はテレビをつけたまま眠ってしまいました。
彼はテレビをつけたまま眠ってしまいました。
turned
〈with + 名詞 + 分詞〉は「〜したまま」「〜しながら」。名詞と分詞が能動なら ~ing、受動なら過去分詞(with the engine running / with her eyes closed)。
She was listening to music ____ her eyes closed.
彼女は目を閉じたまま音楽を聞いていた。
彼女は目を閉じたまま音楽を聞いていた。
with
目は「閉じられる」側なので過去分詞。
He was standing there ____ his arms folded.
彼は腕を組んでそこに立っていた。
彼は腕を組んでそこに立っていた。
with
腕は「組まれる」側なので folded。