分詞をとる文型
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 高等学校 エ(ア)a(a)・d(a)。
0. どういうまとまりか
中学では、補語に置けるのは名詞と形容詞でした。高校では分詞が加わります。
| 形 | 例 | 意味 |
|---|---|---|
| 主語+ be 動詞以外の動詞+分詞 | The cows came running. | 走りながら来た |
| 主語+動詞+目的語+分詞 | I saw two men carrying a piano. | 運んでいるのを見た |
現在分詞なら「している」、過去分詞なら「される」という関係は、中学で習った分詞の修飾と同じです。
違うのは、それが文の要素(補語)になっていることです。
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 進行形・受け身と見分ける——文の動詞が be 動詞かどうかで決まる
- 目的語と分詞の関係が能動なら ~ing、受け身なら過去分詞
- 知覚動詞は原形不定詞も取れる。分詞にすると「その途中」を表す
1. 補語に分詞が来る文
根拠: 学習指導要領 高-エ-(ア)-a-(a)
She sat ____ a book by the window.
彼女は窓のそばで本を読みながら座っていました。
彼女は窓のそばで本を読みながら座っていました。
reading
この分詞は補語で、主語の様子を説明している。come / go / sit / stand などの動詞の後ろに ~ing を置くと、その動作をしている状態で主語が動いている(いる)ことを表す。
The cows came ____ toward us.
牛たちが私たちのほうへ走って来ました。
牛たちが私たちのほうへ走って来ました。
running
主語(牛)が走っているので現在分詞。
Naomi looked ____ to see me.
ナオミは私を見て驚いた様子でした。
ナオミは私を見て驚いた様子でした。
surprised
ナオミは「驚かされる」側なので過去分詞。
look の後ろに形容詞が来るのと同じ位置。
He sat ____ by his students.
彼は学生たちに囲まれて座っていました。
彼は学生たちに囲まれて座っていました。
surrounded
「囲まれている」=受け身なので過去分詞。
2. 目的語+分詞
根拠: 学習指導要領 高-エ-(ア)-d-(a)
I saw her ____ at the bus stop.
私は彼女がバス停で待っているのを見ました。
私は彼女がバス停で待っているのを見ました。
waiting
「目的語 + 分詞」でその動作の途中を見た・聞いたことを表す。目的語(her)と分詞(waiting)が能動の関係になる。
I saw two men ____ a piano.
私は 2 人の男性がピアノを運んでいるのを見ました。
私は 2 人の男性がピアノを運んでいるのを見ました。
carrying
男性が運んでいる側なので現在分詞。
I heard my name ____ in the crowd.
人ごみの中で自分の名前が呼ばれるのが聞こえました。
人ごみの中で自分の名前が呼ばれるのが聞こえました。
called
名前は「呼ばれる」側なので過去分詞。
3. 原形不定詞との違い
根拠: 学習指導要領 高-エ-(ア)-d-(a)
I saw him ____ the street.
私は彼が道路を渡るのを、渡り切るまで見ました。
私は彼が道路を渡るのを、渡り切るまで見ました。
cross
cross(原形不定詞)は渡るという動作の全部を見た、crossing(現在分詞)は渡っている途中を見た。知覚動詞(see / hear / feel / watch)はどちらも取れる。
I had my hair ____ yesterday.
私は昨日、髪を切ってもらいました。
私は昨日、髪を切ってもらいました。
cut
「〜してもらう」は have / get + 目的語 + 過去分詞。I got my watch repaired.(時計を直してもらった)。目的語が「される」側なので過去分詞。
I had my bike ____ yesterday.
私は昨日、自転車を修理してもらいました。
私は昨日、自転車を修理してもらいました。
repaired
自分で直したのではない。自転車は「直される」側。
4. 進行形・受け身と見分ける
根拠: 学習指導要領 高-エ-(ア)-a-(a)
She ____ looking at the sea.
彼女は海を見ながら立っていました。
彼女は海を見ながら立っていました。
stood
見分けるのは文の動詞が be 動詞かどうか。He is running.(進行形=文の動詞が be 動詞)/ He came running.(補語=文の動詞は came)。be 動詞以外の動詞の後ろに分詞があれば、それは補語。
The door remained ____ all day.
ドアは一日中鍵がかかったままでした。
ドアは一日中鍵がかかったままでした。
locked
remain も補語を取る動詞。ドアは「鍵をかけられる」側なので過去分詞。