みならいノート

生物 2027年度版

真核生物の遺伝子発現調節

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「生物」の内容 (3) ア (イ) ㋐「遺伝子の発現調節」。
内容の取扱いは「原核生物と真核生物に共通する転写レベルの調節を扱うこと。(中略)また、
転写の調節をそれに関わるタンパク質と関連付けて理解すること」を求めている。

0. どういう論点か

真核生物でも、調節の中心は転写の段階です。ただし原核生物より段が多い。

段階 何が起きるか
クロマチンがほどける ヒストンに巻かれた DNA が転写できる状態になる
調節タンパク質が結合 転写調節領域に結合し、転写を促す・抑える
基本転写因子が集まる プロモーターに RNA ポリメラーゼを呼び込む

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. クロマチンと転写

根拠: 学習指導要領 生物-(3)-ア-(イ)-㋐

真核生物の DNA は、核内でどんな形で収められている?

ヒストンというタンパク質に巻きついた形(ヌクレオソーム)

これが折りたたまれてクロマチン(染色質)になる。

クロマチンが強く凝縮している部分では、転写は起こる?

起こりにくい

RNA ポリメラーゼや調節タンパク質が DNA に近づけないため。

転写が行われるとき、クロマチンはどうなる?

ほどけてゆるむ

DNA が露出し、転写に関わるタンパク質が結合できるようになる。

細胞分裂のときに見える「染色体」と、ふだんのクロマチンの関係は?

同じもので、凝縮の度合いが違うだけ

分裂期に強く凝縮して太く短くなる。

2. 転写に関わるタンパク質

根拠: 学習指導要領 生物-(3)-ア-(イ)-㋐

真核生物で、RNA ポリメラーゼがプロモーターに結合するのを助けるタンパク質を何という?

基本転写因子

これが集まって転写開始複合体を作る。

RNA ポリメラーゼは、単独でプロモーターに結合できる?

できない

基本転写因子とともに複合体を作ってはじめて転写を始められる。

転写の量を増やしたり減らしたりするタンパク質を何という?

転写調節因子(調節タンパク質)

DNA 上の転写調節領域に結合する。

転写調節領域は、必ず遺伝子のすぐ近くにある?

離れた場所にあることもある

DNA が折れ曲がることで、離れた調節因子がプロモーターの複合体に働きかけられる。

同じ遺伝子が、細胞の種類によって発現したりしなかったりするのはなぜ?

細胞ごとに、存在する転写調節因子の組合せが違うから

DNA は同じでも、結合するタンパク質が違えば転写量が変わる。

ホルモンが標的細胞でだけ効くのは、何によるもの?

そのホルモンの受容体をもつ細胞だけが反応できるから

受容体と結合した複合体が転写調節因子として働くものもある。

3. 発現調節の広がり

根拠: 学習指導要領 生物-(3)-ア-(イ)-㋐

遺伝子の発現は、転写の段階だけで調節されている?

されていない

スプライシング・翻訳・タンパク質の分解など、あとの段階でも調節される。

真核生物と原核生物の発現調節で、共通している考え方は?

調節タンパク質が DNA に結合して転写を制御すること

違いは、関わるタンパク質の数と、クロマチン構造という段が加わること。

だ腺染色体のパフは、何を示している?

その部分で活発に転写が行われていること

時期や組織によってパフの位置が変わることから、発現の切り替えが観察できる。

同じ個体の皮膚の細胞と肝臓の細胞は、同じ遺伝子をもつ?

もつ

違うのは、どの遺伝子を発現しているか。

1 つの受精卵からさまざまな細胞ができることを、発現調節の言葉で言うと?

発現する遺伝子の組合せが、細胞ごとに変わっていくこと

この積み重ねが分化になる。

このノートの 15 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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