みならいノート

情報Ⅰ 2027年度版

個人認証

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

0. どういうまとまりか

システムを使おうとしている人が、本当に本人かを確かめることを個人認証といいます。
確かめる手がかりは、大きく 3 つの種類(認証の 3 要素)に分かれます。

種類 何で確かめるか 例
知識認証 本人だけが知っていること パスワード・暗証番号・秘密の質問
所有物認証 本人だけが持っているもの IC カード・スマートフォン・ワンタイムパスワードを出す機器
生体認証 本人の体の特徴 指紋・顔・静脈・虹彩

分かれ目は次の 3 つ。

1. 認証の 3 要素

根拠: 学習指導要領 情報Ⅰ-(4)-ア-(ア)

どの種類にも弱点があります。知識は盗み見や推測で知られ、所有物はなくしたり盗まれたりし、
生体の特徴は変えられないので、一度盗まれると取りかえがききません。

システムを使おうとしている人が、本人であることを確かめることを何というか?

個人認証(本人認証)

確かめる手がかりの種類で、知識認証・所有物認証・生体認証に分ける。

パスワードや暗証番号のように、本人だけが知っていることで確かめる認証を何というか?

知識認証

盗み見られたり、推測されたりすると他人に使われる。

IC カードやスマートフォンのように、本人だけが持っているもので確かめる認証を何というか?

所有物認証

なくしたり盗まれたりすると、他人に使われるおそれがある。

指紋・顔・静脈など、本人の体の特徴で確かめる認証を何というか?

生体認証(バイオメトリクス認証)

忘れたりなくしたりしないが、特徴そのものは変更できない。

2. 多要素認証と二段階認証

根拠: 学習指導要領 情報Ⅰ-(4)-ア-(ア)

1 つの種類だけで確かめると、その種類の弱点を突かれたら突破されます。
種類の違うものを組み合わせれば、1 つが漏れてももう 1 つが守ります。

知識・所有物・生体のうち、異なる種類の認証を 2 つ以上組み合わせる認証を何というか?

多要素認証

2 つの種類を組み合わせるものは、特に二要素認証という。

二段階認証とは何か。多要素認証とどこが違うか?

認証を 2 回の段階に分けて行うこと。同じ種類の認証を 2 回重ねても二段階認証になる

パスワードの後に秘密の質問を聞くのは、二段階認証だが(どちらも知識なので)多要素認証ではない。

パスワードを入れた後に、スマートフォンに届いた確認コードを入れてログインした。これは何認証と何認証の組み合わせか?

知識認証(パスワード)と所有物認証(スマートフォン)

種類が違うので、多要素認証にあたる。

3. パスワードの扱い

根拠: 学習指導要領 情報Ⅰ-(4)-ア-(ア)

パスワードは、長く、いろいろな種類の文字を混ぜ、ほかのサービスと使い回さないのが原則です。

推測されにくいパスワードにするには、どうするか?

長くし、英大文字・英小文字・数字・記号を混ぜ、名前や誕生日・辞書にある単語を使わない

文字の種類と長さが増えるほど、考えられる組み合わせの数が増え、総当たりで見つけにくくなる。

同じパスワードを複数のサービスで使い回すと、どんな危険があるか?

1 つのサービスから漏れたパスワードで、ほかのサービスにも不正にログインされる

漏れた ID とパスワードの組を、別のサービスで順に試す攻撃がある。

一度使うと無効になり、ログインのたびに変わるパスワードを何というか?

ワンタイムパスワード

盗み見られても、次のログインには使えない。専用の機器やスマートフォンのアプリが表示する。

4. ファイアウォールとアクセス制御

根拠: 学習指導要領 情報Ⅰ-(4)-ア-(ア)

認証で本人を確かめたうえで、その人がどの情報を読めるか・書きかえられるかを決めます。
また、ネットワークの出入り口では、許可していない通信そのものを止めます。

組織の LAN とインターネットの境目に置き、あらかじめ決めた規則に従って、許可していない通信を遮断するしくみを何というか?

ファイアウォール

外から内への不正な侵入を防ぐ「防火壁」。内から外への不要な通信を止めることもできる。

利用者ごとに、どの情報やファイルを閲覧・変更できるかの権限を決めて制限することを何というか?

アクセス制御

認証で「だれか」を確かめ、アクセス制御で「何を許すか」を決める。仕事に必要な権限だけを与える。

練習問題

問 1 数字だけの 4 桁の暗証番号と、英小文字(26 種類)だけの 4 文字のパスワードでは、考えられる組み合わせはそれぞれ何通りか。

数字 4 桁は 10000 通り、英小文字 4 文字は 456976 通り

1 桁あたり 10 通りなので 通り。
1 文字あたり 26 通りなので 通り。長さが同じでも、使える文字の種類が多いほど組み合わせが増える。

問 2 次の (1)〜(3) のうち、多要素認証にあたるものをすべて選べ。
(1) パスワードを入れた後、秘密の質問に答える
(2) IC カードをかざした後、暗証番号を入れる
(3) 指紋で認証した後、顔で認証する

(2) だけ

(1) は知識と知識、(3) は生体と生体で、種類が 1 つしかない(二段階認証ではある)。
(2) は所有物(IC カード)と知識(暗証番号)で、種類が違う。

このノートの 12 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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