みならいノート

地理探究 2027年度版

民族と国家

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領「地理探究」A (5) ア (ア) の「生活文化,民族・宗教などに関わる諸事象」と「民族,領土問題の現状や要因」を理解する事項に当たります。
民族問題や領土問題を考える前提として、このノートは、民族とは何か、国家は何から成り立つか、国と国の境(国境)はどう引かれてきたかを扱います。

0. 何を押さえるか

区分 何で分けるか 例
民族 言語・宗教・生活様式などの文化と、同じ集団に属するという帰属意識 〜語を話す人々、〜教を信じる人々
人種 皮膚の色など身体的な特徴 (科学的な根拠は乏しいとされる)
単一民族国家 国民のほとんどが 1 つの民族から成る国 厳密にあてはまる国はほとんど無い
多民族国家 複数の民族から成る国 世界の国の大部分

取り違えやすい分かれ目は次の 3 つ。

1. 民族と人種

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(5)-ア-(ア)

民族は、言語や宗教などの文化を共有し、同じ集団の一員だという意識(帰属意識)をもつ人々の集まりです。
文化も意識も時代とともに変わるので、民族の境目ははっきり線を引けるものではありません。

民族を分けるときの目印とされるものは?

言語・宗教・生活様式などの文化と、同じ集団に属するという帰属意識

身体的な特徴で分ける人種とは、分ける基準が違う。

人種は何によって人間を分けた区分?

皮膚の色や髪の形などの身体的な特徴

身体的な特徴は連続的に変わり、はっきり区切れないため、科学的な根拠は乏しいとされる。

自分たちの文化や言語を守るため、独立や自治の拡大を求めるなど、民族としてのまとまりを重んじる考えや運動を何という?

民族主義(ナショナリズム)

国民としてのまとまりを高める一方、他の民族との対立を生むこともある。

2. 国家の成り立ち

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(5)-ア-(ア)

国家は、一定の範囲の空間と、そこに住む人々と、他から支配されない権力によって成り立ちます。
一つの民族が一つの国家をつくるべきだという考えは、近代のヨーロッパで広まりました。

国家の三要素は?

領域・国民・主権

どれか 1 つが欠けても国家とは認められない。

国家の領域を構成する 3 つの部分は?

領土・領海・領空

領空は領土と領海の上空で、宇宙空間は含まない。

一つの民族が一つの国家をつくるという考えにもとづく国家を何という?

国民国家

実際には国民のほとんどが 1 つの民族から成る国はごく少なく、世界の国の大部分は多民族国家である。

アメリカ合衆国・ドイツ・ロシアのように、州などが大きな権限をもち、中央の政府と権限を分け合う国家を何という?

連邦国家

中央の政府に権限が集中する国家は単一国家(中央集権国家)と呼ばれ、日本やフランスがその例。

3. 国境

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(5)-ア-(ア)

国境は、山脈や川などの地形に沿って引かれることもあれば、緯線・経線などを使って人の手で引かれることもあります。
どちらの引き方にも、民族の分布と一致しないという問題が起こりえます。

山脈・河川・海洋など、地形を利用して引かれた国境を何という?

自然的国境

スペインとフランスの間のピレネー山脈はその例。

緯線・経線や人為的な構造物をもとに引かれた国境を何という?

人為的国境

緯線・経線に沿った国境は数理的国境とも呼ばれる。

アメリカ合衆国とカナダの国境の西部は、何度の緯線に沿って引かれている?

北緯 49 度

エジプトとリビアの国境は、東経 25 度の経線に沿っている。

アフリカに直線の国境が多いのはなぜ?

植民地時代にヨーロッパの国々が、民族の分布に関係なく緯線・経線などで境界を引いたから

独立後もこの国境が引き継がれ、1 つの民族が複数の国に分かれたり、対立する民族が 1 つの国に入ったりした。

河川を国境にしたとき、後に国境をめぐる争いのもとになりやすいのはなぜ?

洪水などで川の流れる道筋(流路)が変わることがあるから

山脈の国境でも、どこを境界とみなすか(尾根か谷か)で争いになることがある。

EU の多くの加盟国の間で、国境での出入国審査をなくし、人が自由に行き来できるようにした取り決めは?

シェンゲン協定

EU に加盟していないスイスやノルウェーなども参加している一方、参加していない EU 加盟国もある。

このノートの 13 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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