みならいノート

地理探究 2027年度版

日本が抱える地理的な諸課題

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領「地理探究」C (1) ア (ア) の「現代世界におけるこれからの日本の国土像の探究を基に,我が国が抱える地理的な諸課題の解決の方向性や将来の国土の在り方などを構想することの重要性」を理解する事項に当たります。
内容の取扱いは、国際連合における持続可能な開発のための取組などを参考にすること、それぞれの課題が互いに関連し合い、解決の方向性には複数の立場や意見があることに留意することを求めています。
このノートは、人口減少と過疎・過密、災害と国土の保全、エネルギーと資源、持続可能な開発の考え方を扱います。
人口や自給率などの数値は年によって変わるので、カードにはしません。

0. 何を押さえるか

課題 起きていること 解決の方向性の例
人口減少・過疎 農山村や離島で人口が減り、生活サービスが維持しにくい コンパクトシティ、移住の促進、交通の再編
過密 大都市、とくに東京圏に人口や機能が集まる 機能の地方への分散
災害 地震・火山・豪雨・土砂災害などが多い ハザードマップ、防災・減災の取組
エネルギーと資源 化石燃料の大部分を輸入に頼る 再生可能エネルギーの活用、資源の再利用

取り違えやすい分かれ目は次の 3 つ。

1. 人口減少と過疎・過密

根拠: 学習指導要領 地理探究-C-(1)-ア-(ア)

日本の総人口は 2000 年代後半(総務省の推計では 2008 年)をピークに減り始め、少子高齢化も進んでいます。
人口の減り方は一様ではなく、農山村や離島で早く進む一方、東京圏には人口が集まり続けてきました。

人口が大きく減ったために、地域の生産活動や生活の維持が難しくなった状態を何という?

過疎

農山村や離島で多く見られ、学校・病院・商店・公共交通の維持が課題になる。

人口や産業が集まりすぎたために、交通渋滞・住宅不足・環境の悪化などが起きる状態を何という?

過密

日本では大都市圏、とくに東京圏で問題になってきた。

65 歳以上の人が住民の半数以上を占め、共同体としての機能を保つことが難しくなりつつある集落を何という?

限界集落

冠婚葬祭や用水路・農道の管理など、住民が協力して行ってきた活動が難しくなる。

人口減少のもとで、住まいや病院・商店などの都市機能を中心部に集め、効率よく暮らせる都市をめざす考え方を何という?

コンパクトシティ

郊外へ広がった市街地を維持する費用を抑えることもねらいの 1 つ。

2. 災害と国土の保全

根拠: 学習指導要領 地理探究-C-(1)-ア-(ア)

日本はプレートの境界に位置し、地震や火山の噴火が多く、梅雨や台風による豪雨で洪水や土砂災害も起きやすい国土です。

地域で起こりうる自然災害の範囲や避難場所などを示した地図を何という?

ハザードマップ(防災マップ)

市町村などが作成している。住む場所の危険を事前に知ることが、被害を小さくする第一歩になる。

災害が起きることを前提に、被害をできるだけ小さくしようとする考え方を何という?

減災

堤防などで被害を防ぐ防災に加え、避難の備えなどで被害を小さくすることをめざす。

災害への備えを、自分や家族で行うもの、地域で助け合うもの、行政が行うものに分けたとき、それぞれを何という?

自助・共助・公助

大きな災害では行政の支援がすぐには届かないため、自助と共助の役割が大きいとされる。

農山村の人口減少が、国土の保全の面で問題になるのはなぜ?

手入れされない森林や耕作放棄地が増え、土砂災害を防いだり水を蓄えたりする働きが弱まるから

森林や水田・棚田には、国土を守る働きがある。

3. エネルギーと資源

根拠: 学習指導要領 地理探究-C-(1)-ア-(ア)

日本は石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料の大部分を輸入に頼っており、エネルギーの安定した確保が課題です。

太陽光・風力・水力・地熱など、使っても枯渇せず、温室効果ガスをほとんど出さないエネルギーを何という?

再生可能エネルギー

天候によって発電量が変わるものもあり、蓄電や送電網の整備が課題になる。

火山の多い日本で、資源の量が豊富だとされる再生可能エネルギーは?

地熱

発電に適した場所が国立公園や温泉地と重なることが多く、開発との調整が課題になる。

使われなくなった携帯電話やパソコンなどに含まれる金属を、資源として見た呼び方は?

都市鉱山

レアメタルなどを回収して再利用することで、輸入への依存を減らすことが期待される。

4. 持続可能な開発

根拠: 学習指導要領 地理探究-C-(1)-ア-(ア)

これからの国土像を考えるうえでは、国際連合における持続可能な開発のための取組が手がかりになります。

将来の世代の必要を満たす能力を損なわずに、現在の世代の必要を満たすような開発を何という?

持続可能な開発

1987 年に国連の「環境と開発に関する世界委員会」の報告書で示された考え方。

2015 年に国連で採択された、2030 年までに達成をめざす 17 の目標をまとめて何という?

持続可能な開発目標(SDGs)

貧困・教育・気候変動・まちづくりなど、途上国だけでなく先進国も取り組む目標を含む。

日本の地理的な諸課題の解決を考えるとき、1 つの課題だけでなく他の課題とのつながりを見る必要があるのはなぜ?

課題どうしが互いに関連し合い、1 つの解決策が別の課題を生んだり和らげたりするから

たとえば再生可能エネルギーの施設を山地に造ると、景観や土砂災害の危険に影響することがある。

このノートの 14 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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