みならいノート

地学 2027年度版

風化

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学」の内容 (2) ア (イ) ㋐「地表の変化」。
告示は「風化,侵食,運搬及び堆積の諸作用による地形の形成について,身近な地形と関連付けて
理解すること」を求めており、その先頭にあたる。

0. どういう論点か

風化はその場で岩石が壊れることで、運び去る侵食とは別の作用です。
2 種類あり、どちらが優勢かは気候で決まります。

何が起こるか 優勢な気候
物理的風化(機械的風化) 割れて細かくなる。成分は変わらない 寒冷・乾燥(凍結が多い)
化学的風化 水と反応して別の鉱物に変わる 高温多湿

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 物理的風化

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(イ)-㋐

風化とは何?

地表の岩石が、その場で細かく壊れたり成分が変わったりすること

運び去られるのは侵食で、別の作用。

物理的風化(機械的風化)とは?

岩石が化学的な変化を伴わず、割れて細かくなること

成分は変わらない。

寒冷地で物理的風化が進むのはなぜ?

割れ目に入った水が凍ると体積が約 9 % 増え、岩石を押し広げるから(凍結破砕)

凍結と融解のくり返しが効く。

乾燥地で岩石が割れやすいのはなぜ?

日射による昼夜の温度差が大きく、膨張と収縮がくり返されるから

表面が薄くはがれることもある。

地下深くにあった岩石が地表に現れると割れるのはなぜ?

上の荷重が取れて圧力が下がり、膨張して割れ目(節理)ができるから

花こう岩の板状節理などが例。

植物の根が岩石を壊すのは、どちらの風化?

物理的風化(成分を変えずに割る)

ただし根が出す酸は化学的風化も進める。

2. 化学的風化

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(イ)-㋐

化学的風化とは?

水や二酸化炭素との反応で、鉱物が別の鉱物や溶けた成分に変わること

もとの鉱物は残らない。

長石が化学的風化を受けると、何になる?

粘土鉱物(カオリンなど)になり、一部の成分は水に溶け出す

花こう岩がぼろぼろになる(まさ土)のはこのため。

石灰岩が溶けるのは、どんな水?できる地形は?

二酸化炭素を含む水(弱い酸性)。カルスト地形(鍾乳洞・ドリーネ)

石灰岩の主成分 CaCO₃ が溶ける。

化学的風化が高温多湿で進むのはなぜ?

水が多く、温度が高いほど化学反応が速いから

熱帯では厚い風化層(ラテライト)ができる。

鉄を含む鉱物が化学的風化を受けると、岩石の色はどうなる?

酸化して赤褐色になる

酸化鉄(赤鉄鉱・褐鉄鉱)ができる。

3. 風化が地表にもたらすもの

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(イ)-㋐

土壌はどのようにできる?

風化でできた細かい粒に、生物の遺骸が分解した有機物(腐植)が混ざってできる

風化だけでは土壌にならない。

風化が進むと、侵食はどうなる?

進みやすくなる(もろくなった岩石は流水や風で削られやすい)

風化が侵食の準備をする関係にある。

風化の速さは、岩石の何によって違う?

鉱物の種類(化学的な安定性)と、割れ目の多さ

石英は安定で残りやすく、かんらん石は風化しやすい。

砂の主成分が石英になりやすいのはなぜ?

石英が化学的風化にもっとも強く、他の鉱物が分解しても残るから

運ばれるうちに石英が濃集する。

このノートの 15 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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