みならいノート

地学 2027年度版

造山帯と安定地塊

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学」の内容 (2) ア (ア) ㋓「変成作用と変成岩」。
内容の取扱いは「造山帯の特徴を安定地塊と対比させて扱うこと」を求めている。

0. どういう論点か

大陸は、いま動いている場所と動きが止まって久しい場所に分かれます。
告示が「対比させて扱う」と言っているとおり、表で並べて覚える論点です。

造山帯 安定地塊
地殻変動 活発(隆起・地震・火山) ほとんど無い
地形 高く険しい山脈 平坦(平原・台地)
岩石の年代 新しい(中生代以降のものを含む) 古い(先カンブリア時代)
熱流量 大きい 小さい
例 環太平洋・アルプス-ヒマラヤ カナダ楯状地・バルト楯状地

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 造山運動と造山帯

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(ア)-㋓

造山運動とは?

プレートの収束によって地層が強く変形し、隆起して山脈ができる一連の現象

褶曲・断層・変成作用・火成活動を伴う。

造山帯とは?

造山運動が起きている(または最近起きた)帯状の地域

地震・火山・変成作用が集中する。

現在の造山帯を 2 つ挙げると?

環太平洋造山帯と、アルプス-ヒマラヤ造山帯

どちらもプレートの収束境界にあたる。

造山運動は 2 種類に分けられる。それぞれどんな場所で起こる?

島弧-海溝型(プレートの沈み込み)と、衝突型(大陸どうしの衝突)

日本は前者、ヒマラヤは後者。

大陸が衝突してできた造山帯の特徴は?

海洋の堆積物や海洋地殻の断片が高所に押し上げられている

ヒマラヤの山頂近くに海の化石が出る。

造山帯に変成岩が多いのはなぜ?

強い圧力と高い温度を受ける場所だから(広域変成作用)

→ 変成作用と変成岩

オフィオライトとは何?何を示す?

陸上に押し上げられた海洋地殻とマントルの断片。かつてそこに海洋があったこと

造山帯の成り立ちを読む手がかりになる。

2. 安定地塊

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(ア)-㋓

安定地塊とは?

長い間、大きな地殻変動を受けていない大陸の部分

地震・火山がほとんど無く、平坦な地形をつくる。

安定地塊は、かつて何だった場所?

造山帯(古い時代に造山運動を受けた場所)

運動が終わり、侵食されて平坦になった。

楯状地(盾状地)とは?

先カンブリア時代の岩石が広く地表に露出している、ゆるやかな高まり

カナダ楯状地・バルト楯状地など。

卓状地とは?

先カンブリア時代の岩石の上に、古生代以降の地層がほぼ水平に薄くのっている平坦地

楯状地のまわりに広がる。

安定地塊で古い岩石が地表に出ているのはなぜ?

長い時間に上の地層が侵食で取り去られ、深部にあった岩石が現れたから

変成岩や花こう岩が広く露出する。

安定地塊の熱流量が小さいのはなぜ?

地殻が冷えきっていて、火成活動が無いから

地殻の厚さも安定している(アイソスタシーが成り立っている)。

安定地塊に鉄鉱床などの資源が多いのはなぜ?

先カンブリア時代の岩石が広く露出しているため(縞状鉄鉱層など)

古い時代の環境でできた鉱床が地表で採れる。

3. 日本と世界の対比

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(ア)-㋓

日本列島が造山帯であることは、何から言える?

地震・火山活動が活発で、隆起と侵食が速く、新しい変成岩と付加体が分布すること

平坦な安定地塊とは対照的。

アパラチア山脈が低くなだらかなのはなぜ?

古生代の造山運動でできたあと、長く侵食されてきたから

造山帯から安定地塊へ移る途中の姿。

造山帯と安定地塊で、地震の起こり方はどう違う?

造山帯では多く(浅いものから深いものまで)、安定地塊ではまれ

震源分布の図で大陸内部が空白になるのがこれ。

地球の陸地の面積で、安定地塊と造山帯はどちらが広い?

安定地塊のほうが広い

長い地球の歴史で造山運動を終えた場所が積み重なっている。

このノートの 18 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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