みならいノート

地学 2027年度版

地球の自転とその証拠

みならいノートで覚える(無料)

このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学」の内容 (4) ア (ア) ㋐「地球の自転と公転」。
内容の取扱いは「『自転』については、フーコーの振り子を扱うこと」を求めている。

0. どういう論点か

「地球が自転している」は、地球の外に出なくても地上の観測で示せます。
その証拠を 3 つ押さえます。

証拠 何が見えるか
天体の日周運動 星が 1 日で 1 周する(東 → 西)
フーコーの振り子 振り子の振動面が少しずつ回る
転向力(コリオリの力) 落体や風・海流が曲がる

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 日周運動

根拠: 学習指導要領 地学-(4)-ア-(ア)-㋐

天体の日周運動とは?向きは?

地球の自転により、天体が 1 日で天球上を 1 周して見える運動。東から西へ

地球が西から東へ回っているため。

天の北極付近の星はどう見える?

北極星のまわりを反時計回りに回る(沈まない=周極星)

自転軸の延長が天の北極。

天体は 1 時間で何度動いて見える?

約 15°(360° ÷ 24 時間)

これが日周運動の速さ。

天球上で、天体が最も高くなる瞬間を何という?

南中(子午線を通過すること)

そのときの高度が南中高度。

緯度 φ の地点での、天の北極の高度は?

φ(緯度と等しい)

北極星の高度を測れば緯度が分かる。

春分・秋分の日に、緯度 φ の地点で太陽の南中高度は?

90° − φ

夏至は +23.4°、冬至は −23.4° する。

2. フーコーの振り子と転向力

根拠: 学習指導要領 地学-(4)-ア-(ア)-㋐

フーコーの振り子は、何を示す実験?

地球が自転していること

長い振り子を振らせると、振動面がゆっくり回転していく。

フーコーの振り子の振動面が回るのはなぜ?

振り子は同じ面で振動し続けるのに、床(地球)が回っているから

北半球では上から見て時計回りに回る。

振動面の回転の速さは緯度でどう違う?

北極・南極で最も速く 1 日に 1 周、緯度が低いほど遅く、赤道では回らない

回転の速さは sin(緯度) に比例する。

転向力(コリオリの力)が自転の証拠になるのはなぜ?

自転していなければ働かない見かけの力で、風や海流の曲がりとして観測できるから

北半球では進む向きの右へ曲がる。

高いところから物体を落とすと、真下からわずかにずれる。どちら側へ?

東側

高いところのほうが自転による速度が大きいため。

3. 自転の速さと周期

根拠: 学習指導要領 地学-(4)-ア-(ア)-㋐

恒星日とは?長さは?

恒星を基準にした自転周期。約 23 時間 56 分 4 秒

真の自転周期にあたる。

太陽日(1 日)とは?なぜ恒星日より長い?

太陽を基準にした周期(24 時間)。公転で太陽の方向がずれるため、その分だけ余分に回る必要がある

差は約 4 分。

同じ星が南中する時刻は、毎日どうずれる?

約 4 分ずつ早くなる

1 か月で約 2 時間、1 年で 1 周ぶん。

赤道上での自転による速さはどれくらい?

約 秒速 0.46 km(時速約 1670 km)

緯度が高いほど小さくなる。

自転の速さはわずかに変化している。主な原因は?

潮汐摩擦(月との相互作用)で、自転は長期的に遅くなっている

うるう秒が必要になるのはこのため。

このノートの 16 問を、暗記カードで復習できます

みならいノートで覚える(無料)

答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

前 海洋と大気の相互作用
地球の公転とその証拠 次

このノートは無償で公開しています。当方は内容の正確性・完全性・最新性を保証しません。学習にあたっては、法令の原文・公式の出題範囲その他の一次資料を必ずご確認ください。試験への合格その他の効果を保証するものでもありません。

本文の転載・再配布はお断りしています(利用規約)。手元に置いて使いたい方は、ストアから Markdown ファイルとして入手できます。